子供にマイナンバーカードは必要? 申請は誰がどうやってする?
この記事では、子供のマイナンバーカードの作り方と、作るメリット・必要性について解説していきます。 ☑この記事をおすす…[続きを読む]
マイナンバーカードで2万円分のポイントが貰える! そんなニュースがよく聞かれるようになりましたね。この記事では、
など、マイナンポイントについての、随時最新情報を加えながら解説していきます!
目次
マイナンバーカードを取得すると、以下の3つのマイナポイントキャンペーンに参加できます。
ご覧のように、それぞれのキャンペーンごとにもらえるポイントが決まっているので、3つ全てに参加すれば、最大で一人2万円分のポイントがゲットできるという事です。
なお、「全てのキャンペーンに参加しないと一切ポイントが貰えない」、という事はありません。例えばキャンペーン②だけ参加した方なら7500円分のポイントはゲットできるということです。
キャンペーン①②③についてはそれぞれ、申請方法やポイント付与の時期が異なります。
それぞれのキャンペーンの参加方法等については次章以降でお話しします。
マイナポイントに年齢制限はありませんので、マイナンバーカードがあれば0歳の赤ちゃんからおじいちゃんおばあちゃんまで誰でも対象という事になります。
なお、マイナンバーカードは0歳から作成可能です。
出生届が受理されるとマイナンバーの通知書が届きますので、その時点でマイナンバーカードの作成が可能になります。
2020年9月からマイナポイント第一弾が実施されました。
クレジットカードや電子マネー、スマホ決済といった「キャッシュレス決済」の中から一つを選んで買い物をすると、買い物金額の25%がポイントや電子マネーの残高という形で還元されるというものですね。これによって、マイナンバーカードを持っている人なら誰でも、最大5000円分のポイントをゲットすることができました。
この「マイナポイント第一弾」は2021年4月末までにマイナンバーカードを作成した人が対象で、2021年12月で終了しました。
が、2022年1月1日からは「マイナポイント第二弾」が始まり、マイナポイント第一弾に間に合わなかった人もポイント還元を受けることが可能になりました。
この最大5000円分のポイントを貰うには次の3ステップが必要になります。
手順3で決済した金額、またはチャージした金額の25%が後日または即日にポイントやキャッシュレス決済の残高として還元されることになります。
貰えるポイントの上限は5000円分のポイントなので、マイナポイント事業が終了するまでに累計2万円の買い物をすることで5000円分のポイントをゲットできるという事になりますね。
なお、マイナンバーカードを手に入れるまでのステップは以下の通りです。
マイナンバーカードは0歳から発行できます。
マイナンバーカードが用意できたら、続いてマイナポイントの申請を行います。スマホで申請するのが一番手軽でおすすめですが、古いスマホやガラケーしかない場合も対応方法はありますのでご安心ください。
このポイント還元は、「マイナンバーカードにクレカや電子マネー、スマホ決済の情報を一つ登録し、その決済金額の25%がポイント還元される」というものですから、
というものではありません。
MAXの5000ポイントを受け取るには、決められた期間内に2万円分の買い物(あるいはチャージ)をする必要があります。
また、どこの会社のポイントをGETするかでポイントの使い道や使用期限も大きく変わります。
ですから、マイナポイントの申し込みにどの決済サービスを選ぶかは重要です。
マイナポイントの第一弾では0歳の赤ちゃんの分もマイナポイントを貰うことができました。マイナポイント第二弾でもこの点は変わりません。
ただ、小さなお子さんは自分名義のキャッシュレス決済手段を持っていないですよね。
マイナポイントでは「未成年のお子さんの分のマイナポイントは、親名義のクレカや電子マネー、スマホ決済で申請してもいい」としつつも、「ひとつの決済サービスで申し込めるのは一人分のマイナポイントまで」という縛りがあります。
つまり、「自分の楽天カードで子供の分のマイナポイントに申し込む」のはOKだけど、「自分の楽天カードで自分の分と子供の分の2人分のマイナポイントに申し込む」のはNG、ということです。
マイナポイントに興味があって、なおかつ「現金以外だとクレカしか使っていない」という親御さんは、メインクレカに加えてサブのクレカを作成するか、普段買い物をするスーパーなどで使えるスマホ決済・電子マネーを作ると良いでしょう。クレカは発行に時間がかかることもあるので早めに準備することをおすすめします。
参考までに、マイナポイント第二弾で利用できるクレジットカードは以下のようなものがあります(地銀系カードを除く)。
この中で個人的にメイン・サブカードとしておすすめなのは、QUICPayで還元率3%(2022年7月まで)になるセゾンパールアメックス、三井住友カードシリーズの中で唯一年会費無料でなおかつセブン-イレブン、ローソン、マクドナルドなどでのポイント還元率がお得な三井住友カード(NL)です。
マイナポイント第1弾に申し込んでいてまだ上限までポイント還元を受けていない(5000円相当のポイントをゲットしていない)人は、引き続き2022年1月以降の買い物・チャージもポイント還元の対象となります。
この際、基本的に新たに申請をし直す必要はありません。
ただ、もしも第一弾の時に申し込んだキャッシュレス決済サービスが第二弾では利用できないという事になった場合、別の決済サービスに申し込むことが可能になります。
2021年10月から、マイナンバーカードの保険証利用が本格的に開始しました。保険証の代わりにマイナンバーカードを使えるようになったということですね。
マイナンバーカードを健康保険証として利用することに同意するかしないかは私たちの自由ですが、同意する場合はマイナポイント第二弾の一環で7500円分のポイントをGETできます。
ポイントをGETしたい場合、
マイナンバーカードを健康保険証として利用するための手続きをしたうえでマイナポイントに申し込む、あるいは2022年6月30日以降にマイナポイントに申し込み、その際にマイナンバーカードの健康保険証利用に同意すればOKです。
なので、健康保険証利用の登録をまだしていない人は、マイナポイントに申し込むときについでで同意してしまうのが一番手軽ですのでおすすめ。
健康保険証利用登録によるポイント付与は2022/6/30から始まります。
申請方法は25%ポイント還元と同様で、次の3通りがあります。
どの方法を選んでも、手続きにはマイナンバーカードの受け取り時に設定した利用者証明用パスワード(4桁の暗証番号)が必要になります。
暗証番号を忘れてしまった場合、ネットで簡単に暗証番号を変更……というわけにはいきません。暗証番号を忘れた場合役所に行くしか方法がないので、どうしても思い出せない方は早めに準備をしておくと良いでしょう。
また、マイナンバーカードの暗証番号を入力する際、3回間違えるとロックがかかってしまいます。ロックの解除にはやはり役所に行かなくてはいけません。
公金受取口座とは、給付金や年金、税金の還付金などを振り込む口座です。
公金(給付金や年金、税金の還付金など)が発生したときに、その都度振込先を指定するのではなく、「何かしらお金がもらえる時はこの口座に振り込んでください」というのを予め指定しておく手続きが「公金受取口座の登録」です。
この手続きをするとマイナポイントとして7500円分のポイントをGETできます。
申請方法は25%ポイント還元と同様で、次の3通りがあります。
どの方法を選んでも、手続きにはマイナンバーカードの受け取り時に設定した利用者証明用パスワード(4桁の暗証番号)が必要になります。
さらに、公金受取口座の登録における注意点としては以下の2点。
今は新規口座の開設にマイナンバーの届け出が必須になっているので、既に銀行にマイナンバーを提出している人も多いと思いますが、それと今回のマイナポイント第二弾は全然関係ないので気を付けましょう。
また、公金受取口座として登録できるのは本人名義の口座のみなので、小さなお子さんがいるご家庭では特に注意が必要です。
11/18のFNNの報道によると、新マイナポイントでは各自治体で独自のポイント上乗せができるようになるようです。
というベースのポイントに、各自治体の判断でポイントを上乗せができるという事です。
お住まいの自治体によって、新マイナポイントで貰える金額は異なる可能性がありますので地域の情報もチェックしておく必要があります。
先ほどお伝えした通り、マイナポイント第二弾では、3つの条件を満たすごとにポイントが付与されていきます。
それではこのマイナポイント第二弾を貰うことでデメリットはあるのでしょうか?
マイナンバーカードを作ることそのものを「怖い」と思っている方もいるのではないでしょうか。情報を管理されているように感じたり、政府のセキュリティーを信じられないという方もいるでしょう。
前提としてお話しすると、マイナンバーカードを作っていない方にもマイナンバーは付与されていて、「カードを作ること」は拒否できても、マイナンバーが割り振られること自体を拒否することはできません。
マイナンバーカードを作成してもしなくても、政府が管理する個人情報量は変わらないため、カードを作っても作らなくてもリスクが大きく変わることはないと思われます。
カードを作なかったとしても、マイナンバーの情報が流出すれば同様に被害が出るはずです。
ただし、マイナンバーカードを作成する場合、カードをなくさないようにしっかり管理する必要は出てきます。
マイナンバーカードをなくしてしまった場合のリスクは主に次の2点です。
マイナンバーカードを他人に見られたら、住所、氏名、生年月日、顔写真、マイナンバーを知られてしまいます。住所、氏名、生年月日に関しては免許証などを無くした時と同じリスクで、「マイナンバーカード特有のリスク」ではありません。
一方、マイナンバーを他人に知られる危険性についてですが、マイナンバーを利用する際は必ず他に顔写真付きの本人確認書類が必要になるため、マイナンバー単体で悪用することは難しいと言えます。
マイナンバーカードと暗証番号がそろうと、次のようなことができてしまいます。
住民票は役所でも発行できますが、マイナンバーカードと暗証番号があればコンビニのマルチコピー機やATMでも発行できます。店員さんと顔を合わせるわけでもないので、カードの顔写真とは全然違う人でも住民票を発行できてしまいます。
また、マイナポータルとは自分の課税情報や年金情報など、様々な情報を閲覧できるウェブサイトです。アクセスのたびにマイナンバーカードと暗証番号が必要になるので、本来本人以外アクセスできません。だからこそ、様々な個人情報が掲載されているのです。
逆に言うと、マイナンバーカードと暗証番号が両方悪意ある他人の手に渡れば、そうした個人情報を不正に閲覧されるリスクがあるということ。
これらをふまえ、マイナンバーカードの管理には厳重な注意が必要です。
とはいえ、マイナンバーカードをなくした場合、24時間のコールセンター利用停止手続きができますのでそこまで怖がる必要はありません。
ただ、マイナンバーカードの暗証番号を誕生日などの予想しやすい内容にしていると危険です。誕生日はマイナンバーカードの券面に記載されているので真っ先に試される可能性があります。
新マイナポイントはいつから貰えるのでしょうか? 「生活支援策というのならすぐにでも実施してほしい……」と思う方も多いのではないかと思います。
るスケジュールは以下の通りです。
①については2022年1月1日から申請受付が開始しました。ただし、「ポイント還元」という仕組み上、先に買い物またはチャージをしないとポイントが貰えない点には注意が必要です。
また、買い物・チャージをした後いつポイントがつくのかは選んだ決済方法によるというところも留意しておきましょう。PayPayのようにお買い物後に即ポイントが還元されるパターンもあれば、主にクレカに多い決済の翌月にポイントがつくパターンもありますし、「累計利用額が2万に達した月の翌月にポイント付与」というケースもあります。
②③については6月30日から始まります。ただし、決済サービス会社によっては7月以降に参加する会社もあるようです。
この記事で紹介した新マイナポイントは、政府が現在検討している国民への支援策の一つです。この他の支援策としては次のようなものがありますので、気になる方はぜひ併せてご覧ください。
新マイナポイントは公明党が2021年10月の衆議院選挙で掲げていた公約の一つで、
という内容でした。
2021年9月から実施していたマイナポイント第一弾をパワーアップさせた政策で、マイナポイント第一弾と新マイナポイントには次のような違いがありました。
今のマイナポイントと違ってもらえる金額が大きいので、マイナンバーカードを作ってもいいかも、と思った方もいらっしゃるかと思います。
衆議院選挙が終わり、引き続き自民党・公明党の連立政権が維持されることになりました。
そこで、自民党と公明党の間で
が協議されることになりました。
そしてその協議の結果、新マイナポイントの内容が公明党の公約の内容と大きく変わったことを11/10未明、毎日新聞がスクープ記事を配信しました。
先ほどもお伝えしましたが、公明党の公約では、新マイナポイントは「マイナンバーカードを持っている人・これから作る人全員」に「3万円分のポイント」を支給するという内容でした。
しかし選挙後、自民党・公明党が協議を行った結果、新マイナポイントの内容は次の内容に変わったというのです。
①について。11/10の報道では「マイナンバーカードを既に持っている人はポイント支給の対象外」という内容でしたが、その後の11/16の朝日新聞によると、「もともとマイナンバーカードを持っていた人」でも「現行のマイナポイント(2020年9月~2021年12月実施)に申し込んでいない」なら新マイナポイントの支給対象になる形で再調整されました。
ただ、選挙中に掲げていた公約と違い、マイナンバーカードを持っている・マイナンバーカードを作るだけで無条件でポイントが付与されるわけではなくなりました。
新マイナポイントには実はこのような変遷があったのです。