【最短5分でできる】マイナンバーカードの申請方法_詳細図説版
この記事では、マイナンバーカードを最短5分で申請する方法を図解で丁寧にお伝えします。
☑この記事をおすすめしたい方
- マイナンバーカードの作り方が知りたい・できるだけ早く作りたい
- 作り方を調べたことがあるけどなんだかよくわからなかった・面倒くさそうだった
申請方法と併せて「マイナンバーカードの作り方によくある疑問」もすっきり解説していきます。読みながら作業を進めてみてくださいね。
目次
1.マイナンバーカードの申請方法
マイナンバーカードを発行するというと、役所に行って複雑な手続きを経てやっと手に入るというイメージがありますが、実際は簡単な手続きで入手することができます。
(1)作成の流れは5ステップ
マイナンバーカードの作り方はとても簡単で下記の5ステップで終了です。
- スマホやデジカメで顔写真を撮る
- 必要事項をオンラインで入力(または書類に手書きで記入)
- 申請ボタンを押す(または書類を役所に郵送)
- 作成完了のお知らせを待つ
- 役所にカードを受け取りに行く
Q. 写真なしでもマイナンバーカードを作れますか?
A. いいえ。マイナンバーカードの申請には顔写真の提出が必須です。撮影は自撮りで問題ありませんが、最近6ヶ月以内に撮影された写真を使う必要があります。
写真を用意する際は顔写真のチェックポイントを確認しましょう。
Q. マイナンバーの申請に費用はかかりますか?
A. いいえ。申請や発行に手数料はかかりません(証明写真機を使う場合は利用料がかかります)
(2)申請に必要なもの
これからマイナンバーカードを作る皆さんには是非、この記事を読みながら申請作業をしてほしいのですが、その前にお手元に用意してほしいものがあります。それが、
- 通知カード(自分のマイナンバーが記載された紙のカード)
- 個人番号カード交付申請書(マイナンバーカードの申請用紙)
です。全く聞き覚えがない方もいるかもしれませんが、下の写真のように「通知カード」(上側の緑色の部分)と「個人番号カード交付申請書」が一枚にくっついた形の書類で、本来既にお手元に送付されています。
【画像引用】新宿区HP
この書類が皆さんのもとに送付されたのは2015年の年末から翌年にかけて。2016年以降に生まれたお子さんでない限りは4年と数か月前に当時の住民票があった住所に郵送で届けられているはずの書類です。
(3)通知カードを紛失したら
先ほどの写真を見ても交付申請書の存在を思い出せない、どうしても見つからない場合の対処方法をお伝えします。お手元に交付申請書が準備できている方はとばして【申請の手順】にお進みください。
Q. 通知カードと個人番号カード交付申請書はマイナンバーカードの申請に必須ですか?
A. オンラインで申請したい場合、交付申請書は必須です。オンライン申請時に入力必須の「申請書ID」とスマホ申請に必要な「QRコード」がこの書類に記載されているからです。
郵送の場合はこちらから書類をDLすれば代用可能ですが、DL版の書類はマイナンバーを自分で記載する必要があります。自分のマイナンバーは「通知カード」を見るか、なければ役所で「マイナンバー記載の住民票」を発行して貰ってって確認しましょう。
Q. 個人番号カード交付申請書をなくしたらオンライン申請は不可能ですか?
A. 個人番号カード交付申請書は役所で再発行できます。交付申請書をなくしたけれど「スマホやデジカメで撮影した写真でそのまま申請したい」という方は、役所に申請書を貰いに行きましょう。
Q. 交付申請書を貰った後に引っ越ししました。このまま申請できますか?
A. いいえ。住所や氏名が変更になった場合、元の交付申請書は使えなくなってしまいます。現在お住まいの地域の役所で新しい交付申請書を貰いましょう。
(4)マイナンバーカードのオンライン申請
準備ができたらいよいよ申請に取り掛かりましょう。マイナンバーカードの申請には下記の4タイプの方法が使えますが、まずはパソコンを使った方法から解説します。
スマホでの申請・郵送での申請をお望みの方は下記のリンクからそれぞれご確認ください。
- パソコンを使ってオンライン申請
- スマホを使ってオンライン申請
- 郵送で申請
- 証明写真機を使って申請
STEP1 申請サイトにアクセス
マイナンバーカード申請用サイトにアクセスして、利用規約の確認を行います。確認事項にチェックを入れて「確認」ボタンをクリックしましょう。
STEP2 メールアドレス登録
次の画面では下記の3点を入力します。
- 申請書ID
- 氏名
- メールアドレス
「申請書ID」の欄には交付申請書の「氏名」の上に記載されている23桁の数字を入力しましょう。
画像認証をして「確認」ボタンをクリックすると「メールアドレス登録確認」ページに移るので内容を確認して「登録」ボタンをクリックします。
STEP3 メールアドレス登録完了
メールアドレスが正しく登録されると、メールで専用のURLが届きます。24時間以内にURLにアクセスしましょう。
STEP4 顔写真登録
メール内のURLをクリックすると、下の写真のような画面が開きます。ここで顔写真の登録を行いましょう。
デジカメやスマホで撮影した写真を「アップロード」ボタンで取り込み、「確認」ボタンをクリックしましょう。すると顔写真の登録確認ページが表示されるので、チェック項目を満たしているかを確認し「登録」をクリックします。
STEP5 申請情報登録
「申請情報登録」画面では「生年月日」を記入し「電子証明書の発行」や「氏名の点字表記」などを確認します。
「電子証明書」とは、オンラインで行政サービスを利用する際などに、他人があなたに成りすましたりできないように発行する「デジタルの身分証明書」のこと。マイナンバーカードを利用する際様々な場面で必要になるので、発行した方が便利です。
「それでも発行したくない」という場合を除いて、ノータッチで問題ありません。
点字表記を希望する方はこの段階で②から選択しましょう。
「上記の申請内容に、誤りはありません」にチェックを入れ「確認」ボタンを押すと申請情報の確認画面が表示されます。
登録情報に誤りがないことを確認出来たら「登録」ボタンをおしましょう。これで申請は完了です。
STEP6 受付完了メールを確認
登録したメールアドレスに下の写真のようなメールが届いたら、パソコンによる申請は完了ですので、カードの受け取り方法を確認しましょう。
(5)マイナンバーカードを郵送で申請
お手元にある「個人番号カード交付申請書」を使います。この書類の下部には「電子証明書発行申請書」もついているので、電子証明書を発行したくない場合は切り離してください。
では、見本を参考に記入方法を詳しくみていきます。
STEP1 表面の記入
交付申請書の表面には最初から住所や氏名が印刷されているので、以下の3点のみ記入しましょう。

交付申請書の表面
【画像引用】郵便による申請方法 マイナンバーカード総合サイト
- 図③ 電話番号(日中つながりやすい電話番号を記入)
- 図④ 外国人住民の区分(外国人住民の方のみ)
- 図⑤ 点字表記の有無(点字の表記が必要な場合のみ、黒く塗りつぶす)
STEP2 裏面の記入
裏面の記入事項を確認しましょう。

交付申請書の裏面
【画像引用】郵便による申請方法 マイナンバーカード総合サイト
- 図⑥ 申請日
- 図⑦ 申請者氏名(申請者本人が署名・押印する)
- 図⑧ 顔写真の添付(顔写真のチェックポイント)
- 図⑨「署名用電子証明書」「利用者証明用電子証明書」を発行したくない場合のみ、□を黒く塗りつぶす(通常は、塗りつぶす必要はありません。)
- 図⑩「代理人記載欄」(15歳未満の方、成年被後見人が申請を行う場合)
STEP3 交付申請書を役所に郵送する
「個人番号カード交付申請書」に同封されている送信用封筒に必要事項を記入した交付申請書を入れて郵送します。切手などは必要ありません。封筒の差出有効期限が切れている場合、令和4年5月31日までであれば切手を貼らずに使用することができます。
また、封筒を紛失された場合には、封筒材料をダウンロードできるのでこちらを利用してください。
【参照】封筒材料のダウンロード
〒219-8650
日本郵便株式会社 川崎東郵便局 郵便私書箱第2号
地方公共団体情報システム機構
個人番号カード交付申請書受付センター 宛
これで、郵送による申請は完了です。カードの受け取り方法を確認しましょう。
(6)まちなかの証明写真機から申請
証明写真ボックスから顔写真を撮影して直接申請することができます。
対応している証明写真機は以下の5つです。
個人番号カード交付申請書を持って撮影に行き、証明写真機にて顔写真を撮影後、申請書のQRコードを読み取り申請を行いましょう。
それぞれの写真機の操作方法については、各社のサイトをご確認ください。
2.マイナンバーカードの受け取り
マイナンバーカードの申請手続きを終えてから、約1か月程度で「交付通知書」というはがきが自宅に届きます。
はがきの裏面に「受取期限」までに、役所にカードを受け取りに行きましょう。

交付通知書(表面)

交付通知書(裏面)
(1)カードの受け取りに必要な書類
本人が受け取りに行く場合
本人が受け取りに行くのが原則です。以下の書類を持ってはがきに記載されている交付場所に行ってください。
- 交付通知書(はがき)
- 通知カード
- 本人確認書類
代理人が受け取りに行く場合
本人による受け取りが困難である場合には代理人を立てることができます。ただし、代理人を立てる理由として「ただ忙しい」といった理由はNGであり、病気外出が難しいなど正当な理由が必要です。
代理人が受け取りを行う場合には以下の必要書類を用意しましょう。
- 交付通知書(はがき)
- 本人の「本人確認傷類」
- 代理人の「本人確認書類」
- 代理権者の確認書類(※)
- 通知カード
- 住民基本台帳カード(お持ちの方のみ)
- 本人の出頭が困難であることを証する書類(診断書、障害者手帳、本人が代理人の施設などに入所している事実を証する書類など)
Q. 本人確認書類には何が使えますか?
A. 本人確認書類としては、
- 住民基本台帳カード(写真付き)
- 運転免許証
- パスポート
- 身体障害者手帳
- 在留カード
- 特別永住者証明書
などが利用可能ですがいずれも用意が難しいという方もいらっしゃるでしょう。その場合は、
「氏名・生年月日」または「氏名・住所」が記載され、市区町村長が適当と認める2点
も利用可能です。
Q. 代理権者の確認書類とは何ですか?
A. 正式に認められた代理人であることを証明するための書類です。
・法定代理人の場合 :戸籍謄本その他、申請者本人との親子関係などを証明する書類(ただし、本籍地が市区町村の区域内である場合は不要)
・その他の場合 :委任状等、ご本人が代理人を指定した事実を確認できる資料(交付通知書(はがき)の「委任状」欄に記入することでもOK)
(2)暗証番号の設定
マイナンバーカードを受け取る際に、4種類の暗証番号を設定します。マイナンバーカードを利用する様々な場面で必要になるので、しっかり控えておきましょう。
Q. 暗証番号の種類はどんなものがある? どんな時に使うもの?
A. こちらのページで詳しく解説しています。
3.マイナンバーカードについての相談先
その他、マイナンバーカードの申請手続きについて調べたい・問い合わせたいときは「マイナンバーカード総合サイト」と「マイナンバー総合フリーダイアル」を活用しましょう。
【参照】マイナンバーカード総合サイト
0120−95-0178
平日 9時30分~ 20時00分(年末年始を除く)
土日祝 9時30分~17時30分
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回はマイナンバーカードの作り方について、
- 交付申請書をなくしてもマイナンバーがわかれば申請できる
- オンライン申請がしたい場合は交付申請書が必要(なければ役所で再発行)
- 申請してからカードが出来上がるまでには約1ヶ月ほどかかる
ということをお伝えしました。マイナンバーカードを作っておくとお得なマイナポイントがもらえたり、便利なサービスが利用できるなど、メリットがたくさんあります。
無料で作成できるカードなので、この機会に是非作成してみてくださいね。