マイナンバーカードが届かない原因|時間がかかっているだけかも
今回は、マイナンバーカードの発行にはどれくらいかかるのか、届かない原因にはどのようなものがあるのか、などについて解説…[続きを読む]
この記事では、子供のマイナンバーカードの作り方と、作るメリット・必要性について解説していきます。
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目次
お子さんに何歳からマイナンバーカードを持たせるべきか、検討している皆さんは、「そもそもマイナンバーカードは何歳から作れるのか」をご存じでしょうか。
国民1人1人に付与される「マイナンバー」ですが、新生児の赤ちゃんにはいつからマイナンバーがつくのでしょうか。
「出生届」が受理されると、赤ちゃんの戸籍と住民票が作られます。住民票の登録がされた時点で、新生児の赤ちゃんにもマイナンバーが与えられますので、親御さんが別途「赤ちゃんのマイナンバーの申請」を行う必要はありません。
その後、個人番号通知書によって、赤ちゃんのマイナンバーが親御さんのもとに通知されます。
ただし、「赤ちゃんに『マイナンバー』が付与されること」と「赤ちゃんの『マイナンバーカード』を作ること」は別物です。
マイナンバーカードはマイナンバーの通知が届いた時点で作成可能です。
ここまで説明したように、赤ちゃんのマイナンバーは「出生届の提出+住民票登録」が済んだタイミングで通知されるので、「マイナンバーカードは何歳から作れるのか」という質問の答えは「0歳から」ということになります。
しかし、新生児の赤ちゃんの場合、
といった疑問も生まれるでしょう。それぞれの疑問への回答は次の通りです。
マイナンバーカードの申請には、たとえ赤ちゃんであっても顔写真の提出が必要です。赤ちゃんのマイナンバーカードを作るときは、下記の2パターンのどちらかで写真を撮影します。
顔写真に関するチェックポイントが「顔写真チェックポイント」から確認できるので事前に把握しておきましょう。
記事後半で詳しく説明しますが、未成年のマイナンバーカードを代理で申請していいのは「法定代理人」に認められる人のみです。
赤ちゃんのマイナンバーカードを作るときは、親御さんが申請を行うといいでしょう。
申請したマイナンバーカードが出来上がったら、役所に受け取りに行く必要があります。その際、署名や捺印が必要ですが、赤ちゃんに署名はできませんので、実際には代理人である親御さんが代行します。
また、マイナンバーカードを受け取る際には、赤ちゃん本人を連れていく必要があります。
それではいよいよ、子供のマイナンバーカードの作り方を詳しく解説していきます。
子供のマイナンバーカードでも、申請方法は大人と同様で、下記のいずれかの形で申請します。オンライン申請であれば5分~10分もあれば申請は完了しますので、こちらから手順をご確認ください。
ただし、15歳未満のお子さんの場合は自分で申請を行うことができません。「法定代理人」の方が申請を代行する必要があります。
※「法定代理人」:親権者、未成年後見人、成年後見人
ほとんどの場合、子供(15歳未満)のマイナンバーカード申請は親権者である親が行うことになるでしょう。申請者が成年被後見人の場合は後見人が申請を代理します。
また、オンラインでの申請であれば、同一のメールアドレスで複数人の申請が可能です。そのため、親御さんがご自分のマイナンバーカードを申請する際にお子さんの分もまとめて申請することができます。
申請を行うと、約1ヶ月後に役所から「カードが出来上がりました」という通知はがきが届くので、お子さんとカードを受け取りに行きましょう。
役所からマイナンバーカードができたというハガキが届いたら、役所に受け取りに行きましょう。
しかし、15歳未満のお子さんの場合は下記2点にお気を付けください。
子供も一緒に行く必要があるのは、顔写真と本人が同一人物であることを確認するためです。赤ちゃんのマイナンバーカードも、赤ちゃん本人を連れて行かないといけません。
また、カードの受け取りの際は下記の書類を持っていきましょう。
☑マイナンバーカードの受け取りに必要な書類
2の「通知カード」はマイナンバーカードと交換する形で役所に返却します。
3、4の「本人確認書類」としては、
などが利用可能ですが、お子さんの分はいずれも用意が難しいという方もいらっしゃるでしょう。その場合は、
「氏名・生年月日」または「氏名・住所」が記載され、市区町村長が適当と認める2点
でもよいとされていて、例えば下記のような書類が有効です。赤ちゃんの場合は母子手帳などを使って認められた方もいるようです。
☑子供の本人確認書類
5の「代理権の確認書」とは法定代理人であることを証明する書類です。例えば、親御さんが法定代理人になる場合、親子関係を証明する書類が必要となるので、「戸籍謄本」などを利用しましょう。
なお、15歳以上のお子さんの場合は本人がカードの申請・受取を行えますので4、5の書類は不要です。
子供の頃にマイナンバーカードを発行すると、成長によって顔写真と本人の顔が変わってくることが予想されます。ましてや赤ちゃんならなおさらですよね。
そのため、20歳未満の場合は、発行から5回目の誕生日までにマイナンバーカードの更新手続きを行い、その際に顔写真も変更します。(20歳以上の場合は発行から10回目の誕生日までに更新)
顔写真については「顔写真のチェックポイント」に記載してある条件を満たしてれば撮影方法などは問われません。証明写真機の利用も可能ですし、スマホやデジカメで撮影した写真でも構いません。
この章では、子供にマイナンバーカードは必要なのか、何歳から持たせるべきなのかをご検討されている皆さんに、子供がマイナンバーカードを持つメリットや必要性について解説していきます。
子供のマイナンバーカードを作る理由としては主に以下の4点が考えられます。
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マイナポイントに年齢制限等はありませんので、小さなお子さんや赤ちゃんの分のマイナポイントも申請可能です。
新マイナポイントの詳細は下記の記事で随時更新していきます。
マイナンバーカードはそのまま公的な身分証明書として活用できます。
大人であれば運転免許証を使うのが一般的ですが、免許が取得できない子供の身分証明書として持っておくと便利でしょう。
お子さんがアルバイトをする際も、マイナンバーの提示が求められます。社会保険の届出や支払いの報告書などに従業員のマイナンバーが必要になるためです。
マイナンバーの確認にはマイナンバーカード以外にも通知カードやマイナンバー入りの住民票も利用できますが、本人確認書類と兼ねることができるのでマイナンバーカードがあると便利です。
日本学生支援機構から奨学金を受けるためにマイナンバーを提出する必要があります。マイナンバーの情報を元に奨学金の審査が行われるためです。
こちらもマイナンバーカードの提示が必須なわけではありませんが、マイナンバーカードがあると確認資料が少なく済む場合があります。
子供がマイナンバーカードを持ち歩くと「個人情報が漏洩するのでは?」と不安に感じる方も多いでしょう。
しかし、マイナンバーの利用範囲や収集・保管といったことは法令によって厳しく制限されており、個人情報を一元的に管理しているわけでもありません。
そのためマイナンバーが知られたとしても、番号から個人情報が全て割り出されるといったことは起きないので安心してください。
いくつか具体的な疑問にお答えしていきましょう。
万が一マイナンバーカードを紛失してしまっても、24時間365日のコールセンターですぐに機能停止手続きをすることができます。
ただ、機能停止をする前にマイナンバーカードが悪意ある第三者の手に渡り、さらに暗証番号までばれてしまった場合は個人情報を閲覧されるリスクはあります。マイナンバーカードをなくしたら即座に機能を停止すること、そして、暗証番号に生年月日など予想しやすい数字は使わない事、この2点が重要になります。
☑マイナンバーカードを紛失した時の3ステップ
もしも誰かが拾ったとしても、マイナンバーカードには顔写真がついているため対面でのなりすましはできません。
なお、マイナンバーカードにはICチップがついていますが、プライバシー性の高い情報は記録されていません。
マイナンバーを利用するには、必ず身分証明が必要になります。番号だけ知られてしまっても悪用は困難となっています。
暗証番号を一定回数間違うと自動的に機能がロックされ、さらに、不正に情報を読み取ろうとするとICチップが壊れる仕組みがとられています。
いかがでしたでしょうか。今回は、
ということをお伝えしました。マイナンバーカードの利用シーンは今後も広がっていく見込みです。無料で簡単に作成できますので、お子さんの分のカード申請も検討してみることをおすすめします。