マイナンバーカードが届かない原因|時間がかかっているだけかも

郵便

今回は、マイナンバーカードの発行にはどれくらいかかるのか、届かない原因にはどのようなものがあるのか、などについて解説してきます。

マイナンバーカードを申し込んだが届かないという方はぜひ参考にしてみてください。

1.マイナンバーカードが届かない原因とは?

マイナンバーカードを申し込んだのにいつまでたっても届かなかったり、すぐに必要なのにずっと待たされていると不安になりますよね。まずはマイナンバーカードが届かない原因として考えられるものをチェックしていきましょう。

(1)届かないのが「個人番号通知書」の場合

マイナンバー通知カードが廃止され「個人番号通知書」になりました!

令和2年5月25日より、マイナンバー通知カードが廃止され、個人番号通知書といった書類が届くようになりました。

なお、通知カードを紛失した場合、通知カードの再発行はできません。
そのため、通知カードを自宅で紛失された方は、お住まいの市区町村窓口に紛失した旨を届出してください。
通知カードを自宅外で紛失された方は警察へ遺失の届出をしましょう。

個人番号通知書が届かない

個人番号通知書は令和2年5月25日以降、住民票に登録されてから2~3週間程度で簡易書留にて届けられます。

住民票の登録を済ませたうえでまだ届いていない方は、お住まいの市区町村へと相談しましょう。

なお、個人番号通知書は再発行することができません。

そのため、引っ越し等で入れ違いになってしまったケースが考えられる方に関しても、市役所に確認しましょう。

届かない場合は、不在票が入っていないか確認しよう

個人番号通知書は簡易書留で届きます。
不在の場合は「郵送物等ご不在連絡票」が入るので、郵便局での保管期限内に、ご不在連絡票に基づき再配達等の手続きしましょう。

赤ちゃんの個人番号通知書は産後3週間程で届く

赤ちゃんが生まれた場合、出生届を提出し、住民票登録がされると、個人番号通知書によりマイナンバー(個人番号)が通知されます。

個人番号通知書は、住民票に登録されてから2~3週間程度で簡易書留にて届くので、届いてからマイナンバーカードを発行しましょう。

個人番号通知書が届いたら

個人番号通知書が届いたら以下のステップで発行を完了しましょう!

  • スマホやデジカメで顔写真を撮る
  • 必要事項をオンラインで入力(または書類に手書きで記入)
  • 申請ボタンを押す(または書類を役所に郵送)
  • 作成完了のお知らせを待つ(交付通知書が届く)
  • 役所にカードを受け取りに行く

発行手順についてより詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

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(2)届かないのがマイナンバーカードの場合

そもそもマイナンバーカードは自宅には届かない

先程の、マイナンバーカードを作成する手順でも紹介しましたが、マイナンバーカードは自宅には届きません。

マイナンバーカードの申請手続きを終えてから、「交付通知書」というはがきが自宅に届きます。そしてこの交付通知書をもって役所に行くことでようやくマイナンバーカードを入手することができるのです。

マイナンバーの交付通知書が届くのは通常1か月から2か月程

また、マイナンバーマイナンバーの交付通知書が届くのは、通常1か月から2か月ほどかかります。

申請してからまだ、時間が経っていないという人は、単に作成中である可能性が考えられるので、少し待ってみることをおすすめします。

2.いくら待っても届かない場合はどうすればいい?

では、2か月ほど待ってみたが、やはりマイナンバーカードの交付通知書が届かないという方はどうしたらいいのでしょうか。

2か月以上待っても交付通知書が届かない場合、各自治体、もしくは地方公共団体情報システム機構に問い合わせてみることをおすすめします。

申請自体に不具合があったのか、単に通常よりも時間がかかっているだけの場合もあります。

参考:マイナンバーカード総合サイト|地方公共団体情報システム機構

3.マイナンバーカードが届かないとどう困る?

マイナンバーカードを申し込んだ皆さんの中には、明確に利用目的がある人もいれば「なんとなく作ったほうがいいのかな」という気持ちで申請をした人もいるかと思います。

マイナンバーカードがいつまでたっても届かないと、「なんだかもういいや……」と思ってしまうかもしれませんね。

マイナンバーカードには「利便性」と「お得」という二点でメリットがあります。

具体的に利便性という観点では、「身分証明書」「電子証明書」として活用できます。

マイナンバーカードは本人確認書類として使えるので運転免許証を持っていない方にとっては便利な存在です。これが「身分証明書」としての使い方ですね。

また、今まで役所で本人確認書類を見せないとできなかったような行政手続きの一部が、マイナンバーカードを使えばネットやスマホから簡単に行えるようにもなります。これがマイナンバーカードの「電子証明書」としての使い方です。

手続きの代表例でいうと、オンラインで確定申告ができる「e-Tax」などです。

続いて「お得」という観点では、以下のようなメリットがあります。

  • マイナポイントで最大20,000円分の還元
  • コンビニ交付サービスで手数料がお得になる
  • ふるさと納税を確定申告なしで簡単に利用できる

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なお、政府が2021年の衆議院選挙後に検討している新マイナポイントについては下記の記事をご覧ください。

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4.まとめ

最後にこの記事で重要なことをまとめます。

  • マイナンバーカードは自宅に直接届くわけではない
  • マイナンバーカードは申請してから発行まで1か月から2か月ほどかかる
  • 1か月から2か月待ってみたが届かない場合は各自治体か地方公共団体情報システム機構に相談してみる

この記事を読んでいただいた方に関連した記事をまとめましたので、興味がある方はご一読ください。

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監修
ZEIMO編集部(ぜいも へんしゅうぶ)
税金・ライフマネーの総合記事サイト・ZEIMOの編集部。起業経験のあるFP(ファイナンシャル・プランナー)を中心メンバーとして、税金とライフマネーに関する記事を今までに1300以上作成(2024年時点)。
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