【最短5分でできる】マイナンバーカードの申請方法_詳細図説版
この記事では、マイナンバーカードを最短5分で申請する方法を図解で丁寧にお伝えします。 ☑この記事をおすすめしたい方 …[続きを読む]
政府は、国民全員に1人当たり10万円を一律で支給することを決定しました。申請方法は郵送もしくはオンラインです。
このオンライン申請の際には「マイナポータル」を利用することになりますが、そもそもこのマイナポータルとは何なのでしょうか?
マイナポータルとは、内閣府が運営するポータルサイトです。
子育てや介護などの行政サービスを、国民が効率的に一括で受けられるように、サイトが作られました。
マイナポータルのサービスを利用するためには、マイナンバーカードが必要です。
マイナンバーカードとは、マイナンバー(12桁の個人番号)が記載された身分証明書です。
マイナンバーカードには、氏名・住所・生年月日・性別が記載され、顔写真も貼られますので、いろいろな場所で身分証明書として利用できます。
では、実際にマイナポータルから利用できるサービスについて、いくつかご紹介しておきましょう。内閣府のサイトを引用します。
情報提供等記録表示 (やりとり履歴) |
情報提供ネットワークシステムを通じた 住民の情報のやり取りの記録を確認できる |
---|---|
自己情報表示 (あなたの情報) |
行政機関などが持っている自分の特定個人情報が確認できる |
お知らせ | 行政機関などから個人に合った細やかなお知らせを確認できる |
民間送達サービスとの連携 | 行政機関や民間企業等からのお知らせなどを 民間の送達サービスを活用して受け取ることができる |
子育てワンストップサービス (ぴったりサービス) |
地方公共団体の子育てに関するサービスの 検索やオンライン申請ができる |
公金決済サービス | マイナポータルのお知らせを使い、ネットバンキング(ペイジー) やクレジットカードでの公金決済ができる |
【引用】内閣府:マイナポータルとは : マイナンバー(社会保障・税番号制度)
表を一読しただけではどんなサイトか理解ができない方も多いかと思います。そこで、それぞれの項目を細かく、具体的に解説します。
マイナンバーカードで管理している個人情報は、各行政機関が必要に応じて閲覧、取得などのやりとりをすることが可能です。このやりとりの履歴を確認できるのが「やりとり表示」のサービスです。
例えば税務署がいつ・どんな情報を確認したか、地方自治体がいつ・どんな情報を取得したかなどが確認できます。自分の大切な情報が、どのように利用されているのかを知ることができるサービスと言い換えられるでしょう。
マイナンバーカードに登録されている、自分に関する情報に関して確認ができるサービスです。
具体的に確認できる項目は、「社会保障」関連の5項目、これに加え「税金」と「世帯情報」です。具体的には次のような情報です。
お知らせは、各行政機関からの通知を一括で確認できるサービスです。
公的機関や民間企業の外部のサイトと連携することで、マイナポータルを経由して外部サイトにログインできたり、外部サイトからのお知らせをマイナポータルで受け取れます。
2020年5月現在、マイナポータルと連携できる外部サイトは、次の表のとおりです。
提供機関 | サービス名 |
---|---|
税務署 | e-tax |
日本年金機構 | ねんきんネット |
総務省 | 電波利用 電子申請・届出システムLite |
日本郵便 | My Post |
株式会社野村総研 | e-私書箱 |
連携先は今後増える可能性もあります。
子育てワンストップサービスとは、これまで複数の窓口を訪れる必要があった子育てに関する申請を、一括で、かつオンライン上でできるようにしたサービスです。
具体的には認可保育園への入園申し込みなども、このサービスひとつで行うことができます。
子育てワンストップサービスは「ぴったりサービス」と呼ばれるサービスの中に含まれています。ぴったりサービスに関してはのちに詳しく解説します。
「公金」とは、いわゆる公共料金のことです。税金や健康保険料や介護保険料に加え、水道料金やガス料金、さらにNHKの受信料などのことを指します。また、ふるさと納税も公金に含まれます。これらの公金を、オンライン上でネットバンキングやクレジットなどの方法で支払えるサービスです。
新型コロナウイルスの影響の対策として、国民全員に支給される10万円の給付金は、このサービスから申請します。
「ぴったりサービス」とは、マイナンバーカードを利用して、子育てや介護など、あらゆる分野の手続きをオンラインで申請できるサービスです。
なぜ「ぴったりサービス」と呼ばれるかは不明ですが、内閣府の資料によれば、さまざまな分野の申請項目がまとめられており、簡単に検索して、「トータル・ワンストップ」でサービスを受けられるとされています。
ぴったりサービスで申請可能な項目は多岐にわたります。大まかな項目を挙げておきましょう。
ほかにも地域振興に関わることや、障がい者支援に関することもぴったりサービスから検索が可能です。
具体例を挙げると、引っ越しをして住所が変更になった場合の住民票の変更や、結婚をした時の戸籍の変更、子育て支援金の申請や、認可保育園の入園申請などもオンラインで行えます。
ただし、自治体によって利用可能なサービスが異なりますので、サービスを利用される際には、必ずお住いの自治体にご確認ください。
マイナポータルを利用するために必要なものは、以下の通りです。
マイナンバーカードは、マイナンバーカード通知カードの状態では利用できません。市区町村役場に申請してマイナンバーカードを発行してもらう必要があります。
マイナンバーカードの申請から受領までは約1ヶ月程度かかりますので、必要になりそうでしたら、早めに申請をするのが良いでしょう。
マイナポータルを利用するデバイスはPCかタブレット、スマートフォンです。
PCの場合、マイナンバーカードを読み込ませる必要があるので、外付けのカードリーダーを用意しましょう。
スマホやタブレットの場合、NFCに対応していれば利用可能です。近年、発売されたスマホの多くはNFC対応になっています。
動作機種は、こちらに記載されています。
【参照】動作環境について | マイナポータル
https://img.myna.go.jp/html/dousakankyou.html
デバイスやカードリーダーの用意ができたら、そのデバイスで、「マイナポータルAP」と呼ばれるアプリをインストールすると利用が可能になります。
利用するのに必要な物さえそろえば、その後の操作はパソコンに慣れていない人でもさほど難しくありません。
今後もコロナ対策に関する給付金の支給などで、ふたたびオンライン申請をする機会があるかもしれません。用意すべき物が揃っている方は、今からでもマイナポータルの利用を検討してみてはいかがでしょうか。