ふるさと納税の確定申告でマイナポータル連携を利用する方法【スマホ版】

この記事では、ふるさと納税の確定申告で「マイナポータル連携」を利用する手順を、操作画面の画像付きで解説します。

この記事はスマホでの作業を解説しています。パソコンでマイナポータル連携の手続きをする手順は下記の記事で解説しています。
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1.ふるさと納税の確定申告でマイナポータル連携をするメリット

確定申告をするうえで、「マイナポータル連携」は必須ではありません。

ただ、マイナポータル連携の設定をしておけば、確定申告で入力する内容の一部を省略することができます。

ふるさと納税の場合、マイナポータル連携をすれば、

  • ふるさと納税をした自治体
  • 寄付金額
  • 寄付した日付

の入力を省略できます。

また、医療費控除を利用する場合、マイナポータル連携をしておけば自動的に「医療費の通知書」のデータが連携されるので、医療費についての入力を省略できます。

2.ふるさと納税の確定申告でマイナポータル連携をするデメリット

マイナポータル連携でふるさと納税の情報を読み込む場合、ふるさと納税サイト(「楽天ふるさと納税」や「さとふる」等の事)に証明書のデータを発行してもらう必要があります。

証明書の発行申請をしてから証明書を取得できるようになるまで2~3日かかってしまうので、「今すぐ確定申告をしたい」という方には向きません。

また、後述しますがマイナポータル連携の設定作業にかかる時間と控除情報の手入力にかかる時間を比べるとどっこいなところもあるので、「今年はたまたまワンストップ特例の申請を忘れたから確定申告する」というような人にとってはマイナポータル連携は余計に手間がかかるだけという可能性もあります。

【動画で解説】マイナポータル連携をしないでふるさと納税の確定申告をする方法

3.ふるさと納税のマイナポータル連携に必要なもの

スマホでマイナポータル連携をする際に準備するのは以下の3つです。

  • マイナンバーカード
  • マイナンバーカードのパスワード
  • マイナポータルアプリをインストールしたスマホ

マイナンバーカード

マイナンバーカードの発行申請はスマホで簡単にできますが、カードを申請してから発行までには2ヶ月前後かかります。

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マイナンバーカードのパスワード

マイナポータル連携をするにはマイナンバーカードのパスワードを入力する必要になります。

入力するのは「利用者証明用電子証明書」のパスワードで、マイナンバーカードを受け取った時にご自身で設定した4桁の数字です。

マイナポイントの申請にも使うものなので覚えている人も多いでしょう。

覚えていない場合、役所で再設定する必要があります。

マイナポータルアプリのインストール

スマホでマイナポータル連携をするには「マイナポータルアプリ」をインストールする必要があります。

マイナポイントの申請の時にインストールしたという人も多いと思いますが、まだアプリを入れていない方はApp StoreやGoogle Playでマイナポータルアプリをインストールしましょう。

マイナポータルアプリのインストール

App StoreやGoogle Play内で「マイナポータル」と検索すれば出てきます

4.ふるさと納税のマイナポータル連携の手順|スマホ版

ここからは、マイナポータル連携の手順を、実際の操作画面をお見せしながら解説していきます。

動画版

マイナポータルアプリを開いて、右上のログインボタンからログインします。

01_マイナポータルログイン

ログイン方法は下記動画内で実演でお見せしています。

アプリにログインできたら下にスクロール。

02_マイナポータルログイン後

「注目の情報」のところまできたら今度は右にスクロール。
03_マイナポータル注目情報

「確定申告の事前準備」のアイコンをタップ。
04_マイナポータル確定申告の事前準備アイコン

こちらの画面に移ったら下にスクロール。
05_マイナポータル確定申告の事前準備

確定申告の事前準備を開始するボタンをタップ。
06_マイナポータル確定申告の事前準備開始ボタン

取得する証明書の選択画面にうつったら、ふるさと納税を含め、証明書を取得したい項目にチェックをいれて次に進みます。
07_マイナポータル取得証明書の選択

続いてこちらの画面が出たら、ふるさと納税で利用したサイトにチェックを入れて次に進みます。
08_マイナポータル連携先ふるさと納税サイトの選択

続いてこちらの画面が出たら、「e-私書箱と連携をする」の下の「連携する」ボタンをタップします。
09_マイナポータルe-私書箱連携ボタン

次の画面で「マイナポータルとe-私書箱を連携する」の下の「連携する」ボタンをタップ。
10_マイナポータルe-私書箱連携ボタン2つめ

次の画面で「同意」をタップ。
11_マイナポータル私書箱連携同意

e-私書箱のページに遷移したら、右下の「スキップ」をタップ。
12_e私書箱連携開始画面

「e-私書箱利用規約」をタップ。
13_e-私書箱利用規約確認01

規約を確認し「同意する」をタップ。
14_e-私書箱利用規約同意

「新規登録」のボタンをタップ。
15_e-私書箱新規登録

ログイン認証の画面に移るので、マイナポータルにログインする時と同じように、マイナンバーカードのパスワード(4桁の数字)を入力し、マイナンバーカードをスマホに押し当てます。
16_e-私書箱マイナンバーカード認証

次の画面でメールアドレスを入力し、「メールアドレスの登録」をタップ。
17_e-私書箱アドレス登録

次の画面で「確定申告の事前準備へ」のボタンをタップ。
18_e-私書箱登録完了

↓の画面に戻ってきたら、今度は「e-私書箱と発行するサイトを連携する」のところのボタンをタップします。
19_マイナポータルe-私書箱とふるさと納税サイト連携

e-私書箱に遷移するので、一番下の「控除に関する証明書 発行企業と連携」のボタンをタップします。
20_e-私書箱連携企業選択開始ボタン(控除)

こちらの画面で「ふるさと納税」のボタンをタップ
21_e-私書箱連携企業選択(ふるさと納税)

この画面になったら、ご自分の利用したふるさと納税サイトを選びます。
22_e-私書箱連携企業選択

今回は例として楽天ふるさと納税を選択しました。納税サイトを選んだら「連携手続きへ」のボタンをタップします。
23_e-私書箱連携企業選択

次の画面で「お手続きのご案内」のボタンをタップし、案内に従って連携を行います。今回は楽天ふるさと納税を例にとって説明します。
24_e-私書箱ふるさと納税サイトとの連携

「楽天ふるさと納税マイページ 確定申告に伴うお手続き」のリンクをタップ。
25_e-私書箱連携外部移動

楽天のパスワードでログイン。
26_ふるさと納税サイトログイン

楽天ふるさと納税のマイページに遷移したら下にスクロールします。
27_ふるさと納税サイト

「STEP1 発行申請をする」のところで「申請手続きへ」のボタンをタップ。規約を確認したら「電子発行の申請ボタン」をタップ。控除証明書の電子データが取得できるようになるまで作業は一旦中断です。

2~3日待つと楽天ふるさと納税からメールがきます。メールの中にあるリンクをタップすると楽天ふるさと納税のマイページに遷移します。
28_ふるさと納税サイトからのメール

楽天ふるさと納税に遷移したら下にスクロールして「証明書を取得する」のボタンをタップします。

29_ふるさと納税サイト証明書取得

この画面になったら、黄色いブロックの最後の文章に注目してください。「e-私書箱連携をご希望の方はこちら」と書いてあるので、リンク部分をタップしましょう。
30_ふるさと納税サイトからe-私書箱に連携

この画面になったら一番下までスクロール。
31_ふるさと納税サイトからe-私書箱に連携

「e-私書箱につなぐ」のボタンをタップ。
32_ふるさと納税サイトからe-私書箱に連携

e-私書箱のページに遷移したら、「同意する」にチェックを入れて、その下の「既にアカウントをお持ちの方はこちら」をタップ。
33_e-私書箱から連携

この画面になったらもう一度マイナンバーカードの認証を行います。「認証する」をタップして、パスワード(4桁の暗証番号)を入力し、マイナンバーカードをスマホに押し当てます。
34_e-私書箱マイナンバーカード認証

これでふるさと納税についてのマイナポータル連携は完了し、楽天ふるさと納税の証明書を確定申告で使えるようになりました。
23_e-私書箱連携完了.png

5.マイナポータル連携を利用してふるさと納税の確定申告をする方法

マイナポータル連携の設定が終わったら、国税庁が提供する「確定申告書等作成コーナー」で確定申告書の作成を行います。

詳しい手順はこちらの記事で解説していますので併せてご覧ください。

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6.よくある質問

ふるさと納税の確定申告にマイナポータル連携は必要?

マイナポータル連携の設定をしておけば、確定申告で入力する内容の一部を省略することができます。

ふるさと納税の場合、マイナポータル連携によって寄付先、寄付金額、寄付の日付の入力を省略できます。

これだけのためにマイナポータル連携をするべきかどうかは各人の好みによりますが、マイナポータルん連携をすれば医療費控除の申請等も簡単になるので医療費控除の有無などもかんがみて検討すると良いでしょう。

マイナポータル連携のやり方は?

マイナポータルアプリにログインし、「確定申告の準備」というアイコンをタップし、そこから各種連携の手続きを行います。

この際、マイナンバーカードと暗証番号(4桁の数字)が必要です。

作業自体は15分程度で完了しますがふるさと納税サイトで証明書の発行をするのに2~3日かかるため急ぎの方は要注意です。

吉田 美紀
執筆
吉田 美紀(よしだ みき)
早稲田大学文学部卒。2020年5月からZEIMOでの編集・監修・執筆活動を開始。ライフマネー・税金・ポイ活に関する記事を50以上監修。

2021年からはYOUTUBEチャンネル「お金のSOSチャンネル」の運営を開始、チャンネル登録者数2.8万(※2023年3月時点)。
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