マイナンバーカードで2万円のポイント【マイナポイント第二弾】とは? 貰い方とデメリット
マイナンバーカードで2万円分のポイントが貰える! そんなニュースがよく聞かれるようになりましたね。この記事では、 マ…[続きを読む]
【最新情報】
紙の健康保険証は2024年秋に廃止される予定です。(2022/10/12)マイナンバーカードを健康保険証として利用すると7500円分のポイントが貰えます!(マイナポイント第二弾)(2022/6/29)
病院にかかるときに必ず持っていくのが健康保険証。
実は、マイナンバーカードは、公的医療保険の「健康保険証」としても使えます!「マイナ保険証」と呼ばれています。
マイナ保険料の概要や、マイナ保険証の登録方法などについて解説します。
目次
マイナンバーカードとは、国内の全住民に付与される「マイナンバー」(12桁の個人番号)などを記したICチップが埋め込まれたプラスチック製のカードです。
現在は、病院やクリニックなどの医療機関を受診したり、処方せんを持って調剤薬局で薬を買ったりするとき、患者さんは、健康保険証を提示しています。
医療機関や薬局は、健康保険証を確認することで、目の前の患者さんが公的医療保険に加入していることを知ることができます。そして、医療機関や薬局は、患者さんに治療費や薬代の1~3割の額を請求します。
マイナンバーカードが健康保険証としても使えますので、健康保険証を提示する代わりに、マイナンバーカードを提示できるようになります。
2021年3月4日から、マイナンバーカードが健康保険証として使えるようになり、同年10月20日から本格運用が始まりました。
ただ、マイナンバーカードを健康保険証として使えるのは、まだ一部の診療所と薬局のみに限られており、2022年5月25日時点で、全体の19%にとどまっています。
政府は、今後、全国すべての医療機関・薬局への普及を目指しており、具体的なスケジュールは次のようになっています。
マイナンバーカードを保険証として利用の流れは以下のとおりです。
これで完了です。あとは、請求された医療費や薬代を支払うだけです。
利用者がマイナンバーカードをカードリーダーにかざしたとき、カードリーダーはマイナンバーカードに内蔵されたICチップ内のデータ「電子証明書」を確認します。
それにより、利用者が、どの公的医療保険に加入しているかを、オンラインでチェックできるようになります。
このステッカー・ポスターが貼ってある医療機関や薬局で利用可能です。
2022年10月12日時点で、約7万の病院・薬局などで利用できます。今後、対象となる医療機関がさらに拡大されていく予定です。
総務省は、「おおむねすべて」の医療機関・薬局で使えるようになるのは、2023年3月末になるだろう、としています。
対応している医療機関については、厚生労働省のサイトをご確認ください。
【参照】厚生労働省:マイナンバーカードの健康保険証利用対応の医療機関・薬局についてのお知らせ
マイナンバーカードを健康保険証として利用するためには、事前登録が必要です。
事前登録の方法として、次の3つがあります。
マイナンバーカードを健康保険証として利用する登録をすれば、7500円分のポイントをGETできます(マイナポイント第二弾)。ポイントの種類は楽天ポイントやdポイント、PayPayポイントなど、お好きなものを選べます。
マイナポイントをGETするには申請が必要なのですが、その際にマイナンバーカードを保険証として利用することに同意するかどうか確認されるので、同意すれば自動的にマイナ保険証の利用登録が完了します。
マイナポイントを貰うつもりがあるなら、わざわざ事前にマイナ保険証の申請をせずともマイナポイントの申請の際についでにマイナ保険証の利用に同意してしまうのが一番手軽です。
マイナポイントの申請方法には、次の3通りがあります。マイナ保険証の利用登録によるポイント付与は2022/6/30から申請可能です。
スマホでの申請が一番手軽でおすすめです。↓の動画で操作画面をお見せしているのでよければどうぞ。
お子さんのマイナポイントについては下記の記事をご覧ください。
セブン銀行ATMで健康保険証利用の申し込みが可能です。24時間365日利用でき、無料です。
ただし、マイナンバーカードと利用者証明用パスワード(4桁)が必要です。
操作はとても簡単で、1分程度で終わります。
詳細は、セブン銀行の解説サイトをご覧ください。
マイナポータルで申し込む方法です。利用者が「やること」は次の3つです。
マイナンバーカードの申請は郵送またはインターネットで行います。
約1ヶ月後くらいに各市区町村役場でカードを受け取ります。その際に、数字4桁の「利用者証明用電子証明書」とよばれる暗証番号を設定します。
マイナポータルとは、総務省が設置した、マイナンバーカードを利用して各種の公的手続きが可能なインターネット上のサイトです。
対応したパソコン&ICカードリーダーか、対応したスマホが必要です。パソコンまたはスマホに専用アプリをインストールします。
マイナポータルにアクセスし、健康保険証としての利用を申し込みます。
パソコンもスマホもない方は、市区町村役場などに設置されるマイナポータル専用端末を利用します。
詳細な方法については、次をご覧ください。
2022年10月13日の報道によれば、政府は2024年秋に、原則、紙の健康保険証を廃止する予定であることが明らかになりました。マイナンバーカードのみの発行を検討しているようです。
現状、国民の半分程度しかマイナンバーカードを持っていない状況を大きく改善できる可能性もあります。
一方、健康保険証は自治体や健康保険組合が発行するものでしたが、マイナンバーカードは自分自身で申請して受取に行く必要がありますので、申請方法がわからないなどの理由で混乱が起きる可能性もあります。
ITに慣れていない人や高齢者が、健康保険証がなく病院に行けないという事態になることも想定され、そのような人に対する十分なフォローアップが求められるでしょう。
また、全員が常時、マイナンバーカードを持ち歩くようになると、紛失時に個人情報が漏洩するリスクも高まります。
マイナンバーカードを健康保険証として利用するにあたり、次のような疑問が湧くと思います。
その回答を紹介します。
マイナンバーカードの健康保険証としての利用に対応している病院や薬局では、マイナンバーカードだけで利用可能です。
しかし、対応していない病院や薬局では、健康保険証が必要です。念のため、保険証は常時携帯しておいたほうが良いでしょう。
A.政府は、紙の健康保険証を、2024年秋ごろに廃止する予定で検討しています。紙の健康保険証がすぐに利用できなくなるかどうかはわかりませんが、新規での発行が停止される可能性が高いです。
A.以前は、マイナポータルでの事前登録が必要でしたが、現在では、セブン銀行ATMで簡単な操作で事前登録ができるようになりました。パソコンやスマホがなくても、セブン銀行ATMが設置されているコンビニに行って手続きをすれば大丈夫です。
また、将来的には、病院の窓口でも手続きができるようになる予定です。
A.現在の健康保険証には、被保険者番号や加入している健康保険組合の情報が表示されていますが、マイナンバーカードでは、これらの情報はカード上には表示されません。ICチップ上にデジタルデータとして保管されます。
A.政府は、以前からマイナンバーカードを全員に普及させたく、マイナポイント付与など、いろいろな手段をとってきました。しかし、なかなか全員には普及せず、2022年9月時点で普及率は49%です。そこで、政府はなんとしてでも全員に普及させるために、紙の健康保険証を廃止して、マイナンバーカードに統合しようとしているのです。
多くの国民から反対の意見も出ていますので、実際のところどうなるかはまだわかりませんが、政府は押し切る可能性が高いです。
次のようなメリットがあります。
次のようなデメリットがあります。