マイナポイントの予約・申込方法、PC(パソコン)版

マイナポイント予約

マイナポイントでポイント還元を受けるためには、マイナポイントの申し込みが必要です。

ここでは、Windows10、Internet Explorer11のPC(パソコン)を利用して、マイナポイントの予約方法と申し込み方法を詳細に解説します。Androidでも操作は基本的には同じです。

実際にマイナポイント予約・申込を行ってみましたので、そのときの画面を利用しながら解説していきます。

本記事は総務省のサイトの内容を基に作成しています。
【参照】総務省:マイナポイントの予約方法|マイナポイント事業

1.パソコンでのマイナポイント予約・申込に必要なもの

まず、下記のものが揃っているかをご確認ください。

(1)マイナンバーカード

このうち、最も重要なものは、「マイナンバーカード」です。
家族全員分のポイント還元を受けたいときは、家族全員分のマイナンバーカードが必要です。

マイナンバーカードは申請から受け取りまでに約1ヶ月程度かかります。また、2023年2月末までにマイナンバーカードの発行申請をしないとマイナポイントに申し込むことができませんので、早めに申請を行うほうが早いでしょう。

マイナンバーカードの作成方法は下記をご覧ください。

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(2)暗証番号(数字4桁)

次に問題となりそうなのが、「暗証番号(数字4桁)」です。

マイナンバーカード受け取り時に、いくつか暗証番号を設定したはずですが、そのうち、4桁で設定した暗証番号があります。

正確には、今回利用するのは「利用者証明用電子証明書暗証番号」と呼ばれるものであり、この他にも4桁の暗証番号は2つあります。通常は、3つとも、同じ番号にする人が多いはずですので、その場合は大丈夫ですが、それぞれ別の番号にしている場合は注意が必要です。

覚えていれば良いのですが、まったく思い出せないという場合には、一度、市区町村役場に行って、暗証番号を再設定したほうが良いでしょう。こちらは、役場に行けば、その場ですぐに行うことができます。

※先日の特別定額給付金のオンライン申請では、市区町村役場には、マイナンバーカードの暗証番号を忘れたり、間違えてロックされてしまった人が、大勢、訪れていて大変混雑しているようです。事前に混雑度を確かめてから行ったほうが良いかもしれません。

※暗証番号については、「マイナンバーカードの暗証番号とは」をご確認ください。

(3)カードリーダ

マイナンバーカード読み取りに対応したカードリーダは、家電量販店やインターネットで数千円で販売されていますので、対応しているものを確認のうえ購入ください。

公的個人認証サービスのサイトに、マイナンバーカードに対応しているICカードリーダーの情報が掲載されています。

【参照】公的個人認証サービス:マイナンバーカードに対応したICカードリーダライタ一覧

人気どころは、次のあたりでしょうか。
※当社では接続を確認していませんので、必ず、メーカーに確認のうえご購入ください。

  • SONY製「USB対応 非接触ICカードリーダー/ライター PaSoRi(パソリ)RC-380」
  • NTTコミュニケーションズ製「ACR39-NTTCom」
  • I-O DATA製「非接触ICカードリーダー・ライター USB2-NFC2」

SONY Pasori RC-380

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NTTコミュニケーションズ ACR39-NTTCom

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I-O DATA USB-ICCRW2

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(4)対応のパソコン(Windowsの場合)

Windowsのパソコンの場合、下記の環境が必要です。

OS ・Microsoft Windows 7
・Microsoft Windows 8.1
・Microsoft Windows 10
・Microsoft Windows 11
ブラウザ ・Microsoft Internet Explorer(バージョン11)
・Microsoft Edge(Ver.79以上)
・Google Chrome(Ver.79以上)

ブラウザですが、EdgeまたはChromeを利用する場合、拡張機能を追加する必要があります。Edgeのマイナポイント用拡張機能はこちらのページで、Chromeのマイナポイント用拡張機能はこちらのページでインストールできます。

(5)対応のパソコン(Macの場合)

Macのパソコンの場合、下記の環境が必要です。

OS ・macOS High Sierra(macOS v10.13以上)
・macOS Mojave(macOS v10.14以上)
・macOS Catalina(macOS v10.15以上)
・macOS Big Sur(macOS v11.0以上)
ブラウザ ・Safari(Ver.13以上)
・Google Chrome(Ver.79以上)

ブラウザですが、Chromeを利用する場合、拡張機能を追加する必要があります。こちらのページでインストールできます。

2.マイナポイントの予約手順

ここから、次のような手順で、マイナポイントを行っていきます。

  1. マイキーID・登録準備ソフトのインストール
  2. マイキーIDの発行
  3. ログイン

(1)マイキーID・登録準備ソフトのインストール

総務省のマイナポイント事業サイトの「マイナポイント」ページにアクセスします。

少し下にスクロールして、「マイキーID作成・登録準備ソフト」のリンクを押します。

「MKJSsetup.exe」ファイルがダウンロードされます。このファイルを実行します。

ここでは、次の2つのソフトウェアをインストールします。

  1. マイキーID作成・登録準備ソフト
  2. JPKI利用者ソフトのインストール

マイナンバーカードをe-Taxなどで利用していて、「JPKI利用者ソフト」がすでにインストールされている場合は、「JPKI利用者ソフト」のインストールは省略されます。

①マイキーID作成・登録準備ソフトのインストール

「MKJSsetup.exe」ファイルを実行すると、まず次の画面が表示されます。
「インストール」を押すと、マイキーID作成・登録準備ソフトがインストールされます。

②JPKI利用者ソフトのインストール

JPKI利用者ソフトとは、マイナンバーカード(ICカード)に記録された電子証明書を利用するためのソフトウェアです。
「次へ」を押します。

e-Taxなどを利用していて、すでにインストールされている場合には、省略され、インストール完了画面となりますので、「マイキーIDの発行」にお進みください。

「次へ」を押していきます。

「更新通知設定を有効にしますか?」と質問されますが、特に希望がなければ、「はい」を選択しておけば良いでしょう。

これでインストール完了です。

(2)マイキーIDの発行

先ほどインストールしたソフトウェアを直接起動するのではなく、マイキープラットフォームのWEBサイトから行います。

先ほど、ブラウザで閲覧していた「マイナポイント」ページに戻り、「マイナポイントの予約(マイキーIDの発行)」ボタンをクリックします。

公的個人認証サービスに対応しているICカードリーダライタをパソコンに接続し、マイナンバーカードをICカードリーダライタにセットします。「次へ進む」を押します。

パスワード入力画面が表示されますので、パスワードを入力します。

このパスワードは、マイナンバーカード受領時に入力した、「利用者証明用電子証明書」(半角数字4桁)です。署名用電子証明書(英数字6文字以上16文字以下)と間違えないようにご注意ください。もし、3回連続で間違えてしまうと、電子証明書を利用できなくなります。解除するには、市区町村の窓口で解除申請が必要です。

自動生成された、マイキーIDが表示されますので、「発行」ボタンをクリックします。

完了画面に表示された、マイキーIDを保管します。画面を印刷も可能です。

※仮にマイキーIDがわからなくても、マイナンバーカードがあればログインできます。ただし、マイナンバーカードを紛失した場合などに備えて、マイキーIDを保管しておくと良いでしょう。

(3)ログイン

最後にログインできることを確認します。

「マイキープラットフォームトップ」へボタンを押すと、最初のページに戻ります。
下にスクロールして、「利用者マイページへ」を押します。

少し下にスクロールして「マイナンバーカードでログイン」ボタンを押します。

※2020年1月30日までにマイキーIDを設定した場合には、マイキーIDとパスワードでもログイン可能です。

先ほどと同様に、4桁数字の利用者証明用のパスワードを入力します。

ログインすると、次のような画面が表示されます。

このあと、キャッシュレスサービスとマイキーIDのひも付けを行います。

3.マイナポイントの申込手順

ここから、マイナポイントの申込を行います。
どのキャッシュレスサービスを利用するか選択します。

一度、サービスを決定してしまうと後で変更できませんので、ご注意ください。

各キャッシュレスサービス会社が、それぞれお得なキャンペーン情報を発表している最中ですので、すべて出揃ってから申し込んでも遅くないかもしれません。

(1)決済サービスの選択

ログイン後の画面から「申込へ進む」ボタンを押します。

サービス名がわかっていれば「キーワード」欄に入力します。または、下のチェックボックスから選択します。
そして、「検索」ボタンを押します。

該当するサービスのリストが表示されます。数ページにわたることもあります。

希望するサービスの「選択」ボタンを押します。
(ここでは、PayPayの前払を例として説明します。)

PayPayなど一部のサービスでは、利用方法として「前払」「購入」の2種類があります。

「前払」では、チャージでポイントが付与されます。
「購入」では、買い物でポイントが付与されます。

どちらか片方しか選択できませんので、ご注意ください。

内容を確認して「次へ進む」ボタンを押します。

利用規約を読み、「・・・に同意します」にチェックを入れ、「申込へ進む」ボタンを押します。

(2)申込情報を入力

申込情報とは、

  • 決済サービスID
  • セキュリティコード1

の2種類の情報です。

サービスによって確認方法が異なりますので、画面の指示に従ってご確認ください。
(ここでは、PayPayの前払を例として説明します。)

「決済サービスID」と「セキュリテイコード1」を入力します。

「電話番号」は任意ですが、入力しておくと、コールセンターに、マイキーIDと電話番号下4桁で申込状況を問い合わせることができます。

入力後、「確認」ボタンを押します。

内容を確認し、「申込」ボタンを押します。

ポップアップが表示されますので、「OK」ボタンを押します。

パスワード入力を求められますので、マイナンバーカードの数字4桁のパスワードを入力します。

この操作を完了すると、キャッシュレスサービスが決定され、変更できません。

完了画面が表示されれば、申込完了です。

(3)申込を取り消したいとき

やはり別のキャッシュレス決済のほうがいいと思ったときには、当日中であれば取り消すことができます

トップページにいくと、次のような申込状況画面が表示されます。
一番下に「申込の取消は、こちら」とありますので、「こちら」リンクをクリックします。
あとが、画面に従って取り消しをします。

服部
監修
服部 貞昭(はっとり さだあき)
東京大学大学院電子工学専攻(修士課程)修了。
CFP(日本FP協会認定)、2級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)。
ベンチャーIT企業のCTOおよび会計・経理を担当。
税金やお金に関することが大好きで、それらの記事を1000本以上、執筆・監修。
エンジニアでもあり、賞与計算ツールなど各種ツールも開発。
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