固定資産税もnanacoでお得? 支払方法とポイント還元の条件

毎年の事とは言え、固定資産税の支払いは金額も大きく、悩ましく思う方も多いでしょう。せっかくなら、ポイント還元を利用して少しでもお得に固定資産税を支払うのはいかがでしょうか。電子マネーnanacoなら、固定資産税の支払いでもお得なポイント還元が受けられます。
この記事では、
をお伝えします。
目次
1.nanacoで固定資産税を払うとどうしてお得?
固定資産税の支払い方法にもいろいろありますが、なぜnanacoで支払うとお得なのでしょうか。固定資産税をnanacoで支払う時のポイント還元についてお話しします。
nanacoでは「クレジットカードからチャージした金額」について、200円につき1ポイントのnanacoポイントが貯まります。
クレカでチャージしたnanacoで固定資産税を支払えば、間接的に0.5%のポイント還元を受けられるという事ですね。
固定資産税は10万円を越えることも珍しくない税金なので、還元率0.5%とはいってもかなりのポイント数になります。
ちなみに、一回nanacoを経由させず、クレジットカードで直接固定資産税を支払うこともできますが、この場合は決済手数料がかかるため、せっかくポイント還元を受けても手数料でかなり相殺されてしまいます。
例えば、10万円の固定資産税の場合、nanaco払いとクレジットカード払いでこのような違いがあります。
- nanaco:還元ポイント500円分、手数料0円
→500円分お得 - クレジットカード(還元率1%):還元ポイント1000円分、手数料783円
→217円分お得
これを見ても明らかなように、nanacoなら手数料もかからず0.5%分のポイントが丸ごとゲットできるので「nanacoで税金を支払うとお得」なのです。
また、クレジットカード払いでは手数料がポイント還元を上回って損をするケースも少なくないので注意が必要です。
2.nanacoで固定資産税を支払ったのに「ポイントがつかない」?
「固定資産税をnanacoで払うとポイントが貯まると聞いたからやってみたのに、ポイントがつかないんだけど?」という質問をネットでされている方をよく見かけます。
nanacoで支払ったのにポイントを獲得できなかった人にはどんな原因があったのでしょうか?
主な注意点として以下の3点があります。
- ポイントは現金チャージではなく「クレジットカードでチャージした金額」につく
- クレジットチャージに新規登録できるのは「セブンカード・プラス」のみ
- ポイントは「固定資産税の支払い金額」ではなく「チャージ金額」につく
ポイントは現金チャージではなく「クレジットカードでチャージした金額」につく
nanacoにチャージする方法には、クレジットカードを使う方法以外に、現金でチャージする方法もあります。
でも、ポイントがつくのはクレジットカードでチャージした場合のみ。
現金でチャージしてもポイントはつかないので気を付けましょう。
クレジットチャージに新規登録できるのは「セブンカード・プラス」のみ
そして、nanacoにチャージできてチャージによってnanancoポイントが貯まるクレジットカードはセブンカード・プラスのみ。
セブンカードやセブンカード・プラス(ゴールド)も利用可能ですが、前者は新規受付終了、後者は一般受付をしていません。
また、2021年10月以降はその他のカードでもApple Payを経由すればクレジットチャージは可能になりましたが、チャージしてもnanacoポイントは貯まりません。
年会費無料
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ポイントは「固定資産税の支払い金額」ではなく「チャージ金額」につく
通常、nanacoでお買い物をすると支払金額に応じたポイントが付きます。
しかし、一部の商品と税金の支払いについてはポイント付与の対象外。
固定資産税の支払い分に対してもポイントはつきません。
税金をnanacoで支払う旨みは「支払」の時ではなく「チャージ」の時ということを覚えておきましょう。
3.nanacoで固定資産税を支払う方法
それではいよいよ、実際にnanacoを使って固定資産税を支払ってみましょう。以下に手順を説明しますので、必要なところから読み進めてください
(1)セブンカード・プラスを発行する
セブンカード・プラスをお持ちでない場合はまずはカードの発行をから始めましょう。年会費無料・発行手数料は無料です。
年会費無料
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(2) nanacoカードを作る
セブンカード・プラスの発行を待つ間にnanacoカードを作りましょう。
なお、セブンカード・プラスにはnanaco一体型のカードもあるため、そちらを選択した場合このフェーズは不要です。
【関連記事】nanacoの始め方
(3)セブンカード・プラスでnanacoにチャージする
ポイント還元の要でもある「セブンカード・プラスによるnanacoへのクレジットチャージ」について解説します。
クレカチャージには主に「都度チャージ」と「オートチャージ」の2つがあります。
それぞれの手順は下記の通りです。
【都度チャージ】
- セブンカードサイトで本人認証サービスに登録
- nanaco会員メニューまたはモバイルアプリでクレジットカードを登録
- nanaco会員メニューまたはモバイルアプチャージ金額を申し込む
- お店のレジ、チャージ機、セブン銀行ATM、モバイルアプリからチャージ金額を受け取る
- セブンカードサイトで本人認証サービスに登録
- nanaco会員メニューあるいはnanacoモバイルアプリでオートチャージの設定
- お店のレジ、チャージ機、モバイルアプリでオートチャージの設定反映をする
(4)セブンイレブンのレジで固定資産税を支払う
毎年4月ごろに自治体から送付される郵送される「納税通知書」とチャージの完了したnanacoを用意してセブンイレブンに行きましょう。
レジに納付書を提出し「nanaco払いで」と伝えて清算を行います。
これで支払いは完了です。いくつか注意点はありますが、基本的には簡単なのでぜひやってみてください。
4.「nanacoでは5万円以上、10万以上の固定資産税は払えない」?
固定資産税のnanaco払いには1つの問題があります。
それが「nanacoのチャージ上限額が50,000円まで」という点です。
チャージ上限が50,000円ということは、1回で支払える上限も50,000円ということになります。
ですが、固定資産税は10万円を越えることも珍しくありませんよね。こういった場合にどうすればいいのか解説します。
(1)5万円の固定資産税をnanacoで支払うために
「50,001円〜100,000円」の固定資産税をnanacoで支払う場合にはnanacoの「センターお預かり」という仕組みを利用します。
「センターお預かり」というのは、nanacoにチャージをした残高を一時的に預かる仕組みで、残高の受け取り手続きを経た上でnanaco残高に反映されます。
なので、「nanacoのチャージ上限5万円」+「センターお預かり分5万円」という状況を作り出せば10万円以内の固定資産税の支払いが可能です。
詳しいやり方は下記を参照してください。
- nanacoに5万円分クレジットチャージする
(センターお預かり分5万円、nanaco残高0円) - 残高確認をしてチャージした5万円を受け取る
(センターお預かり分0円、nanaco残高5万円) - 再び5万円分クレジットチャージする
(センターお預かり分5万円、nanaco残高5万)
この状態でレジに行き、固定資産税を支払いましょう。
支払いの最中、一度残高がゼロになったら、その場で店員さんに「残高確認をお願いします」というとセンターお預かり分がその場で残高に補充されるので、そのまま支払いを続行すればOKです。
少しややこしいですが、固定資産税が5万円を越える場合はこちらの方法を試してください。
(2)10万以上の固定資産税をnanacoで支払うために
10万円をこえる金額の固定資産税を支払う場合は、上記の方法に加えて「オートチャージ」を利用します。
先ほどの手順で③の状態(センターお預かり分5万円、nanaco残高5万の状態)にした段階で「オートチャージ」の設定を行います。金額は上限の3万円に設定してください。
準備ができたらセブンイレブンに行き、お支払いをします。
レジでチャージ分もセンターお預かり分も使い切って残高が0になると、オートチャージが行われ追加で3万円がチャージされます。
そのまま支払いを続行すれば合計13万円までの支払いが可能になります。
文字で読むと面倒に感じるかもしれませんが、金額が大きくなるほどポイント還元のメリットも大きいのでぜひ試してみてください。
(3)nanacoを2枚以上使えば高額の固定資産税を払えるのか
「センターお預かりとかオートチャージとか面倒なことをしなくても、nanacoを複数枚作れば10万でも15万でも簡単にはらえるんじゃないの?」と思った方もいるかなと思います。
まず、支払い時にnanacoを複数枚利用できるかどうかは店舗によってことなるようですので、ご利用の地域で必ず利用できるかというとそこは確実ではありません。
また、nanacoで固定資産税を払う場合、セブンカード・プラスからのチャージでなければポイント還元はありませんが、1枚のクレジットカードからチャージできるのはnanaco(カードタイプ)1枚とnanacoモバイル1台です。
つまり、固定資産税の支払いにnanacoを複数枚使えても、セブンカード・プラスからチャージできる、つまりポイント還元の対象になるのはnanaco1枚とモバイルnanaco1台の二つで支払う分までという事になります。3枚以上のnanacoで支払う場合、3枚目からは現金などでチャージすることになり、ポイント還元を受けられません。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は「nanacoで固定資産税をお得に支払う」ためのポイントとして、
- クレジットチャージでうけるポイント還元がお得
- ポイント還元を受けられるのは現金チャージではなくクレジットチャージ
- 「センターお預かり分」とオートチャージの利用で13万まで支払える
ということをお伝えしました。「セブンカード・プラスを持っていない」「まだクレジットチャージの設定をしていない」という方は、余裕をもって準備をすることをおすすめいたします。
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