【2023年版】マイナポータルとは?何ができるの?
マイナポータルとは何なのか? 何ができるのか? どうやって利用するのか?など、基本的なことをわかりやすく解説していき…[続きを読む]
突然ですが皆さんは「マイナンバーカード」をお持ちでしょうか?
「わざわざ作る意味はあるの?」
「正直必要なくない?」
という方も多いでしょう。そこで今日は、意外と知られていないマイナンバーカードの「メリット」について、「お得」をテーマにお伝えします!
☑この記事はこんな方におすすめです!
皆さんはマイナンバーカードとは「何」かご存じですか? 「マイナンバーが記載されたカードなんでしょ?」とお思いの方もいるかと思いますが、実はその答えは正確ではありません。
マイナンバーカードを使って様々なサービスを受けられる秘密はカードの「仕組み」にあります。
マイナンバーカードの表面には氏名、住所、生年月日、性別、マイナンバー(個人番号)に加えて「本人の顔写真」が表示されており、対面あるいは書類上で「公的な身分証明」として利用できます。プラスチック製のカードでケースもついているためお財布に入れて持ち歩いても破損しにくくなっています。
マイナンバーカードの裏面にはICチップが入っています。「電子証明書」といって、「デジタルの身分証明書」として使えます。このICチップで情報を読み取ることで、
等のサービスを利用することができるのです。
マイナポータルとは行政手続きをオンラインで簡単に行えるようになるサービスで、政府広報では「国民1人1人の専用サイト」とも紹介されています。
使い方の例を挙げると、
などがあります。
マイナンバーカードの作り方について「面倒くさそう」「費用はかかるの?」「写真はいつどうやって撮ればいい?」とお思いの方もいるでしょう。まずはそうした疑問にお答えします。
A1. オンライン申請なら自宅で約10分ほどで完了します。また、役所に行く用事のある方なら「ついで」に申請することも可能です。
A2. 自撮りでOKです。デジカメで撮ったものやスマホでの撮影でも問題ありません。証明写真機を使って撮影と申請をその場で行うことも可能です。
A3. 現状、カードの申請手数料は無料です。ただし、紛失して再発行する際は有料となりますので注意しましょう。
※証明写真機で申請をする場合は写真機の利用料金がかかります。
マイナンバーカード申請の方法には、PC、スマホ、郵送、証明写真機を利用する方法があります。詳しくは下記の記事でご紹介しますが、いずれも難しいものではありません。
申請ができたらあとは待つだけ。1ヶ月ほどで案内の葉書が届くので、役所に受け取りに行きましょう。
マイナンバーカードのメリットは様々にありますが、「お得」の面でいうなら、
の3つがあります。それではいよいよ、マイナンバーカードの「お得な利用法」についてそれぞれ詳しく説明していきます。
マイナンバーカードのお得なメリットの1つとして「マイナポイント還元」があります。
マイナンバーカードを持っている人がキャッシュレスでお買い物をすると25%がポイント還元される制度で、お好きなキャッシュレス決済で使えるポイント(nanacoポイント、LINEポイント、楽天ポイントなど)が上限5000円分貰えます。
もちろん、マイナンバーカードを持っていればお子さんの分のポイントを申請することも可能です。小さいお子さんにマイナンバーカードを作る方法はこちらからご確認ください。
マイナポイントを貰うまでには以下の3つのステップがあります。
このうち1~3は今すぐ実行OKで、4は2020年9月から実行できます。
マイナンバーカードの作り方はこちらでおさらいしましょう。
マイナポイントを予約の予約も、オンラインで行うことができます。
スマートフォンで行う場合
パソコンで行う場合
Androidの場合 | Google Playで「マイナポイント」アプリ「JPKI利用者ソフト」をインストール |
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iPhoneの場合 | App Storeで「マイナポイント」アプリをインストール |
アプリの対応機種についてはこちらから確認できます。
※2 「暗証番号」とは、マイナンバーカード受け取り時に設定した、数字4桁のパスワード(利用者証明用電子証明書暗証番号)です。これからカードを申請する方は忘れずに控えるようにしましょう。カードを発行済みで暗証番号を思い出せない場合は、住民票のある市区町村の窓口でパスワードを再設定してもらいましょう。
【関連記事】マイナンバーカードの暗証番号を忘れたらどうすればいい?
※3 「マイキーID作成・登録準備ソフト」をインストールするには、このページで下図の赤枠部分をクリックしましょう。
※4 対応しているICカードリーダライタはこちらから確認できます
市区町村窓口・郵便局・コンビニ(マルチコピー機・ATM)・携帯ショップなどで「マイナポイントの予約・申込のための端末」を利用できます。まずはこちらでお近くの「マイナポイント予約端末」設置施設を確認しましょう。
マイナポイントのポイント還元事業には政府が決めた「予算額」があり、予約者が予算上限に達した場合は締め切ってしまう可能性があるためです。
最後に、お好きな決済サービスの選択をすればマイナポイント申し込みは完了です。
「まだ何もキャッシュレスサービスを使っていない」「この機会にキャッシュレスサービスを使いたいけれどどのサービスを選べばいいか分からない」という方は、こちらをご覧ください。おすすめキャッシュレス診断もぜひご活用ください。
マイナポイントの申し込みが完了したなら、2020年9月1日から2021年3月末までの間にご選択のキャッシュレスサービスで普段通りに「チャージ」か「購入」をすることで、1人最大5000円分のポイントが貰えます。
ポイントは選択したキャッシュレスサービスのポイント(nanacoポイント、LINEポイント、楽天ポイントなど)として付与されるので、いつも通りの使い方ができます。もちろん、お買い物の際にマイナンバーカードが必要になるわけではありません。
7月に入ってから「マイナポイントのキャンペーン」についてCMやweb広告、決済事業者からのメールでいろいろとお知らせされるようになりました。5000円のポイント還元に加えてボーナスポイントがもらえたり各社それぞれの特典があってどれを選ぶのが一番いいのか迷う方もいるでしょう。
という方にはQRコード決済よりもクレジットカードがおすすめです。というのも、マイナポイント還元で「5,000円分のポイント」を貰うには、
2020年9月1日から2021年3月末までの間に、
選択した1つのキャッシュレスサービスで、
20,000円分のチャージやお買い物をする
必要があります。ですがQRコード決済の場合使えるお店が限られていたり、設定や使うお店によって一回の支払金額に上限金額があったりで使い慣れていないと上手にポイント貯めることが難しいケースがあります。
また、この際に新しいクレジットカードを作れば入会特典で更に数千円分のポイントがもらえるためQR決済各社のマイナポイント上乗せキャンペーンよりもお得にポイントを貯めることができます。
コンビニ交付とは、マイナンバーカードを持っていれば「住民票、印鑑登録証明書などの公的な証明書をお近くのコンビニやスーパーで発行できる」サービスです。
などなど、生活の様々な場面で提出を求められる「住民票の写し」もコンビニ交付を利用すれば便利でお得に行うことができます。
コンビニ交付が便利なポイントは主に3つ。住民票などが必要になった時に、
してもらえる点です。
さらに、コンビニ交付がどうして「お得」かというと、証明書の発行手数料が役所よりも安いところが多いのです。例えば新宿区で住民票の写しを発行する場合、役所の窓口では手数料が1通につき300円、コンビニでは200円となっています。
コンビニ交付の利用方法はいたって簡単です。
※「暗証番号」とは、マイナンバーカード受け取り時に設定した、数字4桁のパスワード(利用者証明用電子証明書暗証番号)です。これからカードを申請する方は忘れずに控えるようにしましょう。カードを発行済みで暗証番号を思い出せない場合は、住民票のある市区町村の窓口でパスワードを再設定してもらいましょう。
各店舗のマルチコピー機の使い方はこちらから確認できます。
現在、全国の約55,000店舗で取得できます。お住まいの地域での対応状況についてはこちらからご確認いただけます。
住民票以外にも、下記の書類を発行することができます。
お得な制度として人気な「ふるさと納税」ですが、控除を受けるためには原則として確定申告を行う必要があります。普段自分で確定申告を行わない人にとっては難しく感じ、ふるさと納税に興味があっても二の足を踏んでいた方も多かったでしょう。
そうした状況をふまえて生まれた制度が、「ふるさと納税ワンストップ特例制度」です。確定申告を行わなくてもふるさと納税の寄附金控除を受けることができます。
そして実は、マイナンバーカードがあると「ふるさと納税ワンストップ特例制度」の利用がより簡単になるのです。
ふるさと納税の仕組みから知りたい方はこちらから、マイナンバーカードを使った「ふるさと納税ワンストップ特例制度」の申請方法が知りたい方はこちらからご覧ください。
「お得な納税制度」としてよく話題にあがるふるさと納税ですが、この制度が何故お得かご存じでしょうか。人によっては「実質2000円で高級フルーツや海鮮など、10000円相当の豪華な商品が貰える」なんて説明を受けたことがあるかもしれません。
ふるさと納税とは、自分が「応援したい」と思う自治体に寄附を行う制度です。
寄附のお礼として自治体の特産品等の豪華な「お礼品」が貰えるうえ、手続きを行うことで原則として「自己負担額の2,000円を除いた全額」が戻ってくるので、「お得」な制度として知られています。
【参考】ふるさと納税のお礼品の例
もともとは「進学や就職によって居住地(住民税等の納付先)が変わっても、自分がお世話になったふるさとを納税という形で応援しよう」という理念から生まれた制度ですが、地元に限らずどの自治体にでもふるさと納税を行うことができます。
各自治体で「集まった寄附金の使い道」などをチェックできますので、「応援したい」と思える自治体を選ぶとよいでしょう。
マイナンバーカードを使って「ふるさと納税ワンストップ特例」を利用する方法はとても簡単で、
だけで完了です。
ふるさと納税ワンストップ特例は申請方法もシンプルで、下記の2点の書類を用意して、提出期限までに各自治体へ郵送するだけです。
① 寄附金税額控除に係る申告特例申請書
② マイナンバーカードの表面・裏面のコピー
①は難しそうな名前をしていますが、このページで用紙をダウンロードして、住所や氏名、寄附の金額など簡単な内容を記入するだけでOKです。
②についてですが、正確には「マイナンバーを確認できる書類の写し」と「本人を確認できる書類の写し」です。マイナンバーカードがある場合はカードの両面をコピーするだけでOKですが、持っていない場合は下記の書類を用意する必要があります。
☑マイナンバーを持っていない場合の必要書類
マイナンバーを確認できる書類の写し | 下記のうち1点 ・番号通知カード ・マイナンバー記載の住民票 |
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本人確認ができる書類の写し (1点で済むもの) |
下記のうち1点 ・運転免許証 ・パスポート |
本人確認ができる書類の写し (2点必要なもの) |
下記の内2点 ・健康保険証 ・年金手帳 ・提出先自治体が認める公的書類 |
ただし、申請は寄附を行った翌年1/10が必着です。締め切り厳守となりますので気を付けましょう。
なお、ワンストップ特例ができるのは
となっています。
いかがでしたでしょうか。マイナンバーカードを持っていると「お得」な理由は
の3つです。今回は「お得」をキーワードにマイナンバーカードのメリットをお伝えしましたが、他にも行政手続きの簡略化が可能になったり、マイナポータルの便利な機能が利用できたり、2021年3月(予定)からは健康保険証として転職や引っ越しをしてもそのまま使えるようになってそのまま使えるようになるなど、様々なメリットがありますので、ぜひご確認ください。