e-Taxでの確定申告、マイナンバーカードとカードリーダーはなくてもOK

毎年、確定申告の時期になると手間になるのが確定申告書の作成です。

ですが、最近ではe-Taxによりこれまでより簡単に確定申告をすることができるようになっています。

今年からe-Taxには新しい利用の方式が使えるようになり、より利便性が上がっています。

1.従来の確定申告:e-Taxはカードリーダーが必要

従来はe-Taxを利用して確定申告を行う際、マイナンバーカードとカードリーダーが必要でした。

そのため、e-Taxを使いたくても二の足を踏んでいた方が多いと思います。

しかし、2020年1月6日よりマイナンバーカードとカードリーダーが必要のないID・パスワード方式がe-Taxに登場しており、使い勝手が非常に良くなりました。

2.マイナンバーカードを使わずe-Taxを利用する方法

マイナンバーカードを使わずにID・パスワード方式を利用した確定申告の方法について説明します。

2-1.税務署でID(利用者識別番号)・パスワードを発行してもらう

ID・パスワード方式は事前に税務署での登録手続きが必要です。

発行手続き

税務署へ行って、開始届出書の提出と本人確認手続きを行います。

開始届出書は税務署に備え付けのパソコン上で名前や住所、希望するパスワードなど必要事項を登録します。

登録後に税務署員に免許証などで本人確認をしてもらいます。

発行後の利用方法

本人確認が完了すると、IDとなる利用者識別番号が割り振られて希望したパスワードが使えるようになります。
マイナンバーカードによる方式を以前から利用している方が利用者情報の登録を行うとそれまで使っていた利用者識別番号が初期化されてしまいますので注意しましょう。

詳しい取得方法に関してはこちらの記事で詳細を記載しているので、興味がある方はご覧ください。

関連記事
ID・パスワード方式
e-TaxのID・パスワードを取得するには、どうすればよい?
平成31年から、e-Taxで「ID・パスワード方式」が新たに導入され、マイナンバーカードとICカードリーダライタを持…[続きを読む]

2-2.e-Taxで電子申告をする

国税庁のホームページから確定申告書等作成コーナーをクリックします。

その後、確定申告書等作成コーナー画面の「税務署への提出方法を選ぶ」にて、「e-Taxで提出 ID・パスワード方式」を選択します。

その後の申告書作成手順に関しては、こちらの記事が参考になります。

関連記事
確定申告書等作成コーナー
確定申告書等作成コーナーとは?概要と使い方を解説
何かと面倒なのが確定申告ですよね。しかし、確定申告書等作成コーナーを利用すれば確定申告書等をPCやスマホで作成するこ…[続きを読む]

2-3.作成後の手続き

次に作成した書類を送る手順についてです。

e-Taxを利用する場合は作成したデータを画面上の指示に従って電子送信します。

電子送信できない、提出が必要な書類は画面から送付票を印刷出来ますので、別途郵送もしくは持参して提出します。

入力したデータを保存しておくと翌年以降の申告に便利です。

3.ID・パスワード方式のメリット・デメリット

ID・パスワード方式は使い勝手の良いものですが、メリットやデメリットを整理してみました。

3-1.メリット

特別な機器が不要

マイナンバーカード方式と比較して、マイナンバーカードとICカードリーダーが不要になるため、ICカードリーダーを持っていないためにe-Taxが利用できなかった方も気軽にe-Taxによる確定申告ができるようになりました。

スマホの機種を選ばない

IDとパスワードを利用すれば、どんなスマートフォンからでも確定申告ができるようになります。

というのも、今までのマイナンバー方式ではスマートフォンを利用する場合、ICカードの読み取りに対応したスマートフォンを用意する必要がありました。

しかし、ID・パスワード方式を利用することによって番号を入力するだけなので、機種問わずスマートフォンからの確定申告に対応することができるようになりました。

3-2.デメリット

IDとパスワードの取得のため、税務署に行く必要がある

ID・パスワード方式の利用のためには、税務署へ行く必要があります。

なお、登録を行う税務署は最寄りの管轄の税務署である必要はありません。

確定申告の時期は混み合うので行ける時に登録しておきましょう。

e-Taxのメッセージボックス機能が利用できない

セキュリティ強化の観点からメッセージボックスの利用には、マイナンバーカード等の電子証明書が必要です。

ただし、申告書の受付結果や所得税徴収高計算書の提出、納付情報登録依頼、納税証明書の交付請求(税務署窓口での交付分)については、例外としてe-TaxのID・パスワードのみで閲覧できます。

ID・パスワードを管理する必要がある

税務書で発行されたID・パスワードが記載されている「ID・パスワード方式の届出完了通知」は自宅などできちんと管理しておきましょう。

ID・パスワード方式は、確定申告ソフトで作成した確定申告e-Tax用データで申告できない

こちらはマイナンバー方式も同様ですが、確定申告ソフトを利用している場合、作成したデータは確定申告書作成等コーナーで作成したデータと形式が異なりますので利用できません。

ID・パスワード方式はあくまで暫定措置

IDとパスワードだけで電子申告できるのは、あくまで暫定的な措置とされているため、いずれ使用できなくなる可能性もあります。

参考 国税庁ホームページ

4.まとめ

確定申告書等作成コーナーで新しく使えるようになったID・パスワード方式について解説しました。

登録のため税務署に出向く必要はあるものの、カードリーダが不要でスマホからでも確定申告書等作成コーナーが利用できることもあり、利便性が向上しています。

電子申告に興味がある方はぜひ登録して使ってみることをお勧めします。

\この記事が役に立った方は是非シェアをお願いします/
  • Pocket

あなたへおすすめの記事