【2024年版】e-Tax(電子申告)の事前準備と必要なもの
e-Taxは事前準備が9割! e-Taxの事前準備の方法と必要なもの、事前準備で迷いやすいポイント、パソコンとスマホ…[続きを読む]
確定申告書を手書きで記入するのは大変ですが、国税庁のホームページにある確定申告書等作成コーナーを使えばスムーズに書類を作成できます。
この記事では、確定申告書等作成コーナーの使い方をわかりやすくお伝えします。
目次
「確定申告書等作成コーナー」とは、インターネットで簡単に確定申告に必要な書類の作成ができるサービスです。
よくe-Taxと混同される方が多いですが、e-Taxとは、インターネットを使って申告データを電子送信できるシステムのことです。
e-Taxについてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
一方、確定申告書等作成コーナーは確定申告書を作成するサービスです。
作成した申告データをe-taxを使ってそのまま送信することも出来ますし、プリンタで作成した申告書を印刷することが出来ます。
印刷した申告書は従来と同じように税務署に郵送するか、持参して提出することが出来ます。
ちなみに、確定申告書以外にも「決算書・収支内訳書」「消費税確定申告書」「贈与税確定申告書」「振替納税の口座振替依頼書」が作成できます。
また、これまでは確定申告書等作成コーナーはパソコンからしか利用できませんでしたが、2019年1月からスマホやタブレットでも利用できるようになりさらに便利になりました。
スマホで確定申告をしたいと考えている方はこちらの記事をご覧ください。
確定申告書等作成コーナーを使うと、いろいろなメリットがあります。
確定申告書等作成コーナーを使うメリットは、なんといっても書類の作りやすさです。
アンケートに答えるような形で画面に表示された項目を入力していくだけで申告書類が作成できます。
必要事項は必ず入力しないと先に進めませんので、記入漏れが少なくなります。
入力の際は、源泉徴収票などから収入や控除の額などを入力していきます。
金額に誤りがある場合はシステム上で計算して指摘してくれます。税金の金額は自動的に計算してくれますので、金額の間違いなどはほぼ発生しません。
作成データは、途中であっても保存しておくことが出来ます。
いつでも作成を再開できますので、自身のペースでゆっくりと作成を進められます。
確定申告書等作成コーナーを使って申告したデータは、そのまま保存しておくことが出来ます。
前年に作成コーナーを使って申告していれば、過去のデータを参照してスムーズに申告データの作成を進められます。
ここからは確定申告書等作成コーナーの使い方をご案内していきます。
まず確定申告に必要な書類を準備します。
所得や各種控除額を計算する際に使用する書類はe-taxを利用する場合も書面提出をする場合も同様です。
主な必要な書類は以下の通りです。
e-Taxによる電子送信をする場合はID・パスワードやマイナンバーカード・カードリーダーが必要になります。
書面提出のみであれば不要です。
確定申告書等作成コーナーの利用手順は以下の通りです。
国税庁のホームページから確定申告書等作成コーナーをクリックします。
次に自身が利用する予定の申告方法を選択します。
今回は印刷して提出を選択します。
問題がなければ「利用規約に同意して次へ」をクリックします。
ここでは確定申告書等作成コーナーにてどの書類を作成・申告するのか選択します。また申告する年度も選択できます。
今回は令和4年分の所得税を選択します。
この画面ではどんな所得・控除があるのかを選択します。
今回は幅広く対応するために赤色の「左記以外の所得のある方」を選択します。
生年月日、および申告に必要な数値を入力していきます。
ここでは自分が該当する収入を全て入力していきます。
「入力する」をタップすれば入力画面に遷移します。
次に控除を入力していきます。
こちらも「入力する」をタップすると入力画面に遷移します。
自身が入力した数値に基づいて今回の納付税額が表示されます。
もし修正項目があればこの画面で修正しましょう。
こちらは該当する方は入力しましょう。
次に納税方法や自身の詳細情報について入力していきます。
ここではマイナンバーを入力していきます。番号通知カードでも確認が可能なので入力しましょう。
こちらでは印刷する書類を選択します。
どの様な方法で確定申告を行うのか、どの書類が必要なのかを確認して印刷を進めましょう。
来年の申告の参考にするためにも、入力データはぜひとも保存しておきましょう。
これで一連の作業は完了です。
お疲れさまでした。
確定申告書等作成コーナーを使うと手書きによる方法より記入漏れや金額の写し間違いなどもチェックして教えてくれるため、非常に便利です。
また、e-Taxを使えば作成した書類をそのまま電子送信することもできます。
まだ使ったことのない方は、こちらの記事を参考に確定申告書等作成コーナーを利用してみましょう。