2020年確定申告はスマホを活用しよう!やり方と注意点を徹底解説

★ お気に入りに追加
スマホ 確定申告

フリーランスや自営業の方にとって気の重い確定申告ですが、スマホでも確定申告ができることをご存知でしょうか。

国税庁もHPにて「スマホ✕確定申告 スマート申告始まります!」と、やる気にあふれたタイトルで「スマート申告」を呼びかけています。

「PCの前に座ってる時間はない!」という人でも、スマホであれば、ちょっとしたすき間時間を使って確定申告を進めることができます。

今回の記事では、スマホでの確定申告のやり方を紹介します。

対応可能な機種や対象者の条件は決まっているので、どのような対象者がどのような条件であればスマホで確定申告できるのか、詳しく説明します。
2020年の確定申告は、この記事を参考に「スマート申告」を試してみてください。

なお、記事が大変長くなっておりますので、すぐにスマホで「確定申告書等作成コーナー」の使い方を知りたいという方はこちらから遷移してください。

1.スマホで確定申告をする方法とは

スマホで確定申告するために、まずは自分が対象者なのかを知る必要があります。

そこで自分がスマホで確定申告ができる対象者なのかどうかと確定申告の内容について解説します。

さらに確定申告には確定申告書類を「作成」する段階と、作成した書類を「提出」する段階に分けることができます。

そのためここではスマホで確定申告書類を作成する方法と、提出する方法についても解説していきます。

1-1.スマホで申告ができる対象者&内容

2020年1月6日から、スマホで確定申告ができる対象者が広がりました。次の条件を満たす人は、スマホでの確定申告が可能です。

  • 給与所得者(年末調整が1ヶ所済み、年末調整が済んでいない2ヶ所以上の給与所得)
  • 公的年金受給者
  • 保険金などの一時所得を受け取った人
  • 副業所得が雑所得に該当する人

ここで注意点ですが、住宅に関する控除/外国税額控除がある場合、もしくは入力画面にて「上記以外の収入」に該当する収入がある方はスマホ画面からPC用の画面になり、PC用の画面で入力することになります。

よってスマホで行うことはできますが、スマホでPC用の画面を入力することは大変面倒なので、もし該当する場合はPC上の「確定申告書作成コーナー」を利用するとよいでしょう。

PC版の「確定申告書等作成コーナー」の使い方が知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

関連記事
確定申告書等作成コーナー
確定申告書等作成コーナーとは?概要と使い方を解説
何かと面倒なのが確定申告ですよね。しかし、確定申告書等作成コーナーを利用すれば確定申告書等をPCやスマホで作成するこ…

しかし、昨年までは申告できる内容もふるさと納税や医療費控除などしかできませんでしたが、2020年から全ての所得控除が申告できます。

会社での年末調整のときに漏れがあった場合や、年末調整後に扶養家族が増えた場合などに活用できます。

※上記以外の収入一覧
・事業所得
・不動産所得
・利子所得
・配当所得
・総合課税の譲渡所得
・土地建物等の譲渡所得
・株式等の譲渡所得(損失の繰り越しのみの場合を含む)
・先物取引に係る雑所得等(損失の繰り越しのみの場合を含む)
・山林所得
・退職所得

1-2.スマホで確定申告書類を「作成」する

まず、「作成」と「提出」の2つのプロセスのうち、「作成」を説明します。
スマホで確定申告書を「作成」できるのは、次の2通りの方法です。

会計ソフトの「やよいの青色申告オンライン」や「マネーフォード(MF)クラウド」、「Freee」などは、スマホで確定申告書を作成できます。

このなかで「Freee」だけが、スマホで提出まで対応可能です。
「Freee」以外の会計ソフトを利用する場合は、作成まではスマホ、提出は税務署へ郵送か持ち込みのいずれかとなります。

また、国税庁の「確定申告書等作成コーナー」でも、同様に申告書作成が可能です。

次に、「確定申告書等作成コーナー」で作成した場合の「提出」について、詳しく説明していきます。

1-3.「確定申告書等作成コーナー」を利用し、スマホで「提出」する

国税庁の「確定申告書等作成コーナー」にて作成した確定申告書類は、スマホで「提出」することが可能です。スマホで提出する場合は、次の2通りの方法があります。

  • マイナンバーカードとICカードリーダー/読み取り対応のスマホを利用する(マイナンバー方式)
  • 税務署で取得したIDとパスワードを利用する(ID・パスワード方式)

マイナンバー方式であれば、対応機種のICカードリーダーもしくは読み取り対応のスマホが必要です。
対応機種かどうかは、国税庁のHPにて「スマートフォンの推奨環境」と「マイナンバーカードに対応したスマートフォン機種一覧」で確認できます。

対応機種でない場合でも、ID・パスワード方式で「提出」まで可能です。ただし、事前に税務署でIDとパスワードを取得する必要があります。

またこちらはマイナンバーカード方式が普及するまでの暫定的な措置のため、サービスが終了することもあるため注意が必要です。

こちらの方法で提出するときは、早めにIDとパスワードを税務署で入手しましょう。

※参考:国税庁「e-Taxソフト(SP版)を利用するに当たって
※参考:国税庁「マイナンバーカードに対応したスマートフォン機種一覧

1-4.スマホで提出したくない人は「作成」までスマホで行おう!

先述した通り、スマホで確定申告書類を提出する場合は「マイナンバー方式」の場合はマイナンバーカードとICカードリーダー/読み取り対応のスマホが、「ID・パスワード方式」の場合は税務署に行きID・パスワードを発行してもらう必要があります。

そういった手間をかけてまでスマホで提出することにメリットを感じないという方は、スマホで「作成」まで行うことがおすすめです。

確定申告書類を作成するには「会計ソフト」を利用する方法と「確定申告書等作成コーナー」を利用する方法の二つがあります。
ここで気になるのが、どちらを利用するのが自分に合っているのか、といったことだと思います。

判断基準として以下の二点になります。

  • 確定申告に慣れているか
  • 今後確定申告だけではなく、日々の経費記録も行いたいか

確定申告に慣れているか

まず、確定申告に慣れているかどうかですが、確定申告に慣れていない方は会計ソフトを利用することをおすすめします。

なぜなら確定申告書等作成コーナーは手書きの確定申告書を電子版にしたようなものなので、確定申告に慣れていない方がゼロから入力するのは難しいといえます。

しかし、会計ソフトを利用する場合であれば、質問に答えるだけで確定申告書類が作成することができたり、もしわからない場合は質問すれば答えてくれるサポート体制も充実しています。

そのため、確定申告に慣れていない方であれば会計ソフトを利用したほうがスムーズに確定申告を終わらせることができるでしょう。

確定申告だけではなく、今後経費記録も行いたいかどうか

次に確定申告だけではなく、今後経費記録も行いたいかどうかです。

経費記録を行いたくない、もしくは経費計算は別の確定申告ソフトやツールを使っているといった場合では確定申告書等作成コーナーを利用したほうがいいでしょう。

というのも、確定申告書等作成コーナーはあくまでも確定申告書類を作成することに特化したツールなので確定申告書類を作成すること以外は行うことができません。

そのため、確定申告だけ行いたいといったことであれば確定申告書作成コーナーを利用するのがよいでしょう。

反対に、確定申告書類の作成だけではなく、今後の経費記録も行いたいという場合であれば会計ソフトを利用するのをおすすめします。

また、会計ソフトを利用することによって、次回の確定申告から日々入力した金額から確定申告書類を作成してくれるので、来年からは確定申告書類を作成する手間が省けるでしょう。

2.スマホで確定申告を行うメリットとは

ここでは、スマホで確定申告するメリットを4つ紹介します。

2-1.時間や場所に左右されない

スマホで確定申告する一番のメリットは、時間や場所にとらわれず、いつでもどこでも確定申告ができることです。

e-Taxでの電子申告なら、土日祝日に関係なく、24時間好きな時に提出できます。

2-2.修正や確認を簡単に行える

スマホであれば、間違いの修正や確認がその場ですぐに完了します。

手書きであれば、間違えると修正や書き直しを気をつけなければなりませんが、スマホであれば修正も簡単です。

2-3.添付書類の提出が不要

e-Taxの場合、源泉徴収票や保険料控除証明書などの添付書類を提出する必要はありません。

書類を集め、印刷する手間も省けます。しかし、提出を省略した添付書類は、税務署から提出を求められることもあるので、法定申告期限から5年間は保存が必要です。

2-4.還付がスピーディーに受け取れる

e-Taxで還付申告をした場合は、通常より早く還付金を受け取ることができます。

スマホで申告をすることで、作成から提出までの時間も短縮でき、さらに還付まで早く受け取れるなどメリットが多いといえるでしょう。

3.スマホで確定申告を行うときのSTEP

ここでは、スマホで確定申告をするときのSTEPを具体的に紹介します。

3-1.確定申告書等作成コーナーを利用し書類の作成のみを行う場合

PC画面に遷移した場合、PC版の確定申告書等作成コーナーを利用するのと変わらないため、今回はスマホ専用画面の場合のみに限定しています。

利用前の確認

まずは利用前の確認です。
以下でいくつかの質問に答えることによって、スマホ専用の画面のみで確定申告書作成コーナーが利用できるのかがわかります。

本人確認と利用規約の確認

収入・所得金額の入力

質問に答えた結果、問題がなければスマホ専用画面に切り替わり、収入・所得金額を入力していきます。

控除の入力

ここでは各種控除の入力を行います。
2ページ分あるので自分が該当する項目について、抜けがないように入力しましょう。

住民税に関する項目の入力

ここでは住民税に関する項目を入力していきます。

該当する方は忘れずに入力していきましょう。

納税・還付金額

この画面では今まで入力してきた金額に基づいて、還付もしくは納付金が表示されます。

基本情報の入力

本人情報や現住所などを入力していきます。

マイナンバーの入力

マイナンバーは番号通知カードでも確認することができるので、必ず入力しましょう。

申告書の印刷手順

印刷後の作業

ここでは自分が選択した提出方法によってどんな作業が必要になるのかが記載されています。
申告書は作成して終わりではなので、必ず申告まで終えましょう。
 
 

3-2.確定申告をID・パスワード方式で行う場合

確定申告をID・パスワード方式で行う場合は、まず確定申告書等作成コーナーにて、上記で説明した「書面で提出」ではなく「e-Tax(ID・パスワード方式)」にチェックを入れましょう。

すると以下のような画面が現れますので、税務署で発行してもらった番号を入力します。

その後以下のように確認画面に遷移しますので、次へをタップし先ほど説明した「確定申告書等作成コーナーを利用し書類の作成のみを行う場合」を参照しながら確定申告書の作成を進めていきましょう。

 

3-3.確定申告をマイナンバー方式で行う場合

e-Taxをマイナンバー方式で行う場合はアプリのダウンロードが必要となります。

この記事で説明しますと大変長くなってしまいますので、マイナンバーカード方式にてe-Taxを利用したい場合は国税庁が紹介している下記URLから手順を確認し作成を進めてください。

なお、確定申告書等作成コーナーの利用方法に関しては上記で説明しました内容をご確認ください。

Androidをお使いの方はこちら

スマートフォンで初めてマイナンバーカード方式を利用する場合の画面の流れ

iPhoneをお使いの方はこちらから

スマートフォンで初めてマイナンバーカード方式を利用する場合の画面の流れ|申告書作成前の操作

スマートフォンで初めてマイナンバーカード方式を利用する場合の画面の流れ|申告書の送信に係る操作

4.まとめ

2020年は、スマホで確定申告ができる対象者の幅も広がり、全ての所得控除も申告できるなど、昨年に比べてより一層便利なシステムとなっています。

スマホであれば、いつでもどこでもちょっとした隙間時間に、確定申告の手続きを進められます。
日頃から忙しいビジネスマンにとって、大変利用しやすいシステムといえるのではないでしょうか。

「確定申告期間は1ヶ月間あるから」と油断していると、あっという間に申告期限になってしまいます。
とりあえず、スマホで確定申告に取りかかることが大事といえそうです。

今年は、国税庁HPの「確定申告書等作成コーナー」やスマホ対応の会計ソフトなど、便利なシステムをぜひお試しください。

Ad Exchange

この記事が役に立ったらシェアしてください!