【2025年版】ボーナス支給額の平均はいくら?20代・30代・40代の平均は?

ボーナス

自分のボーナスは世間一般に比べて多いのか少ないのか、気になりますよね。
この記事ではボーナスの平均支給額を、全体、業種別、年齢別、性別、会社規模別、学歴別と、あらゆる観点からお伝えします。

この記事ではこんな疑問にお答えします!
  • 20代、30代、40代のボーナスの金額の平均はどのくらい?
  • 民間企業のボーナスは給料の何か月分が普通?
  • 民間企業より公務員の方がボーナスの待遇がいいの?
  • 今は昔よりもボーナスの金額が少ないの?

1.全体、ボーナス・賞与の平均支給額

まずは、全業種・全年齢でのボーナス・賞与の平均支給額です。

厚生労働省の「毎月勤労統計調査」のデータによると、ボーナスの1人当たりの平均支給額は、2024年夏が414,515円、2024年冬が413,277円でした。

全業種の1人当たり平均賞与額
  夏のボーナス 冬のボーナス
2020年 383,439円 380,481円
2021年 380,268円 380,787円
2022年 389,331円 392,975円
2023年 397,129円 395,647円
2024年 414,515円 413,277円

【出典】厚生労働省:毎月勤労統計調査(全国調査・地方調査):結果の概要

(1)ボーナスの平均額は、基本給の約1.5ヶ月分

同じく、厚生労働省の「毎月勤労統計調査」の結果によると、2024年12月の基本給の平均は285,298円ですので、平均的に、ボーナスは基本給の約1.5ヶ月分ということになります。

【出典】厚生労働省「毎月勤労統計調査 令和6年12月分結果確報」

ただし、上のボーナス平均額のデータも、基本給の平均額のデータも、パートタイマーも含めた全従業員の平均です。正社員だけの平均額は、もう少し高くなります。

従業員数別でみると、ボーナスの平均は月給何ヶ月分?

従業員数別に見ると、ボーナスの平均額はだいぶ違います。

2024年ボーナス平均額
従業員数 夏季賞与 冬季賞与 合計額
5人~29人 283,327円 288,765円 572,092円
30人~99人 360,606円 372,528円 733,134円
100人~499人 473,763円 487,580円 961,343円
500人~999人 567,209円 541,830円 1,109,039円
1000人以上 814,270円 759,131円 1,573,401円

それぞれの従業員数に対応する基本給の金額が正確には分からないため一概には言えませんが、上記の表を見ると概ね「中小企業は年間で給料の2~3か月分」「大企業は年間で給料の4~5か月分」です。

(2)会社員より公務員の方がボーナスの待遇がいいの?

公務員には、正式にはボーナスはありませんが、それと同等なものが勤勉手当期末手当です(ここでは、「ボーナス」と呼ぶことにします)。

公務員のボーナスは民間企業のボーナス支給額と均衡を保つ(合わせる)ため、人事院によって決定されます。

2024年の公務員のボーナスは、人事院の勧告で年間4.6ヶ月分と決定されました。

【出典】人事院:令和6年8月 本年の給与勧告のポイントと給与勧告の仕組み

2024年に支給された、国家公務員のボーナスは下記のとおりです。

  • 2024年夏季ボーナス…平均65万9400円
  • 2024年冬季ボーナス…平均65万2800円

【出典】内閣官房内閣人事局「令和6年6月期の期末・勤勉手当を国家公務員に支給」
【出典】内閣官房内閣人事局「令和6年12月期の期末・勤勉手当を国家公務員に支給」

また、2025年夏季ボーナスの国家公務員の平均支給額は、70万6700円でした(昨年比7.2%増)。

なお、上記のボーナス平均額からは管理職のボーナスは除かれていますので、実際にはもっと平均額は高くなると思われます。

「民間と均衡を保つと言っておきながら、民間よりよっぽど高額じゃないか」と感じる方も多いでしょう。
実は、公務員のボーナスは民間企業のうち、大企業のボーナス支給額に高い比重を置いてボーナス支給額を決定しているのです。

実際、さきほど紹介した、従業員数別のボーナス平均額からすると、「500人~999人」の企業よりは高く、「1000人以上」の企業よりは低いというところです。

公務員のボーナスが多いのか少ないのかという問題は、人によって意見が分かれるところもあるのではないでしょうか。

(3)今は昔よりもボーナスの金額が少ないの?

ボーナスの平均額が過去と比べてどのように変化しているのか、気になる方も多いことでしょう。

厚生労働省が実施している「毎月勤労統計調査」のデータを元に、過去約30年間の平均ボーナス支給額の推移を5年単位で見てみましょう。

  • 1997年…夏季478,058円、冬季519,072円
  • 1999年…夏季440,665円、冬季477,805円
  • 2004年…夏季405,462円、冬季430,278円
  • 2009年…夏季363,104円、冬季380,258円
  • 2014年…夏季370,550円、冬季375,431円
  • 2019年…夏季381,520円、冬季389,394円
  • 2024年…夏季414,515円、冬季413,277円

【出典】厚生労働省「毎月勤労統計調査」

1997年をピークにして、どんどん減少していき、2009年のリーマンショックで底をうちます。それから徐々に回復してきましたが、まだ、ピークにまでは回復しきっていません。

しかも、最近の賃上げは、物価高にあわせた上昇ですので、実質的な金額では、約30年前よりも大きく下回っています。

以前は、夏よりも冬のボーナスのほうが多かったのですが、今は、夏も冬もだいたい同じというのも、大きな変化です。

2.業種別、ボーナス・賞与の平均支給額

業種別の、ボーナス・賞与の平均支給額です。業種によって、金額に大きな差があります。

業種別1人当たり平均賞与額
産業 2024年夏季ボーナス 2024年冬季ボーナス
鉱業,採石業等 558,769円 612,066円
建設業 543,670円 540,595円
製造業 547,928円 558,186円
電気・ガス業 881,533円 943,474円
情報通信業 739,621円 707,303円
運輸業,郵便業 395,736円 398,540円
卸売業,小売業 382,412円 373,565円
金融業,保険業 703,753円 641,032円
不動産・物品賃貸業 588,824円 551,281円
学術研究等 645,387円 588,937円
飲食サービス業等 75,897円 83,199円
生活関連サービス等 186,504円 184,277円
教育,学習支援業 567,828円 589,333円
医療,福祉 282,874円 308,846円
複合サービス事業 429,741円 455,496円
その他のサービス業 241,311円 236,048円

【出典】
厚生労働省「毎月勤労統計調査 令和7年2月分結果速報等」
厚生労働省「毎月勤労統計調査 令和6年9月分結果速報等」

2024年夏季ボーナスの金額で見ると、最も平均額が高いのは電気・ガス業です。もともと企業の数が少なく、大企業の比率が多いからです。

2位は、情報通信業。IT技術やAIの重要性が増しており、利益があがっています。
3位は、金融業、保険業。もともと大きな資本が必要なく、効率的に稼げる業種です。

エッセンシャルワーカーと呼ばれる、医療、福祉は、金額が低くなります。

各種のサービス業が最下位となります。特に、飲食サービス業は、ボーナスの低さが目立っており、トップと比較すると、10倍以上の開きがあります。

3.年齢別・性別(男女別)、ボーナス・賞与の平均支給額

年齢別・性別(男女別)の、ボーナス・賞与の平均支給額です。厚生労働省の「令和6年賃金構造基本統計調査」のデータを参照します。

今までとは違って、夏季・冬季の区別はなく、1年間のボーナスの合計額です。

年齢別・性別、2024年賞与支給額
年齢 男女計 男性 女性
~19歳 156,900円 179,400円 114,200円
20~24歳 396,800円 435,100円 356,200円
25~29歳 686,200円 755,100円 602,400円
30~34歳 830,700円 944,000円 642,300円
35~39歳 991,000円 1,142,200円 706,900円
40~44歳 1,110,000円 1,293,100円 770,600円
45~49歳 1,186,400円 1,398,100円 821,600円
50~54歳 1,237,100円 1,479,400円 807,200円
55~59歳 1,267,700円 1,530,100円 774,200円
60~64歳 787,200円 901,000円 543,100円
65~69歳 398,700円 434,400円 320,000円
70歳~ 249,900円 233,600円 290,300円

【出典】e-Stat「令和6年賃金構造基本統計調査」

年功序列の日本企業では、10代や20代前半が低く、年齢とともに徐々に上昇していき、50代後半でピークを迎えます。そして、60代以降は、定年退職、再雇用などの影響で、一気に減少します。

ただ、男性と女性では傾向が違います。男性の場合は、40代前半までは、どんどんあがりますが、それ以降は、あまりあがらなくなります。

一方、女性のほうは、20代後半まではあがるのですが、それ以降はあがりにくく、40歳後半でピークを迎えて減少するという傾向があります。
また、男女間では、50歳のピーク時には、2倍近い差が開きます。

ただ、これは、あくまでも平均値であり、女性の場合は、結婚や出産のタイミングで退職する人と、そうでない人に大きな差があるため、一概にいえないという注意点はあります。

20代・30代・40代のボーナスの平均額

20代のボーナスの金額の平均

同じ20代でも、20~24歳の平均が396,800円、25~29歳の平均が686,200円と大幅に違います。

20~24歳では入社1年目の社員が多く、ボーナスが支給されないか、仮に支給されても寸志程度の少額であることが影響していると考えられます。また、初任給が低くても、入社2, 3年目くらいから、給与・ボーナスの金額が一気にあがっていく会社も多いです。

30代のボーナスの金額の平均

30~34歳の平均が830,700円、35~39歳の平均が991,100円です。30代になると、役職に就く人も増えてきて、ボーナスの金額も増えていきます。

さらに、男女別では、

  • 男性:30~34歳の平均 944,000円、35~39歳の平均 1,142,200円
  • 女性:30~34歳の平均 642,300円、35~39歳の平均 706,900円

女性があまり増えないのに対して、男性は大きく増えていきます。

男女均等の時代とされていますが、まだ大きな差があるようです。女性は結婚を機に退職したり、負荷の低い業務に切り替える人もいますので、賞与支給が伸び悩む面があるかもしれません。

40代のボーナスの金額の平均

40~44歳の平均が1,110,000円、45~49歳の平均が1,186,400円です。40代になると、会社内ではボーナスの金額が平均よりも高い人が多く、これ以上は金額が大きく伸びなくなります。

さらに、男女別では、

  • 男性:40~44歳の平均 1,293,100円、45~49歳の平均 1,398,100円
  • 女性:40~44歳の平均 770,600円、45~49歳の平均 821,600円

男女で大きく差がついていきます。

子育てをしている女性は、子供が大きくなってくると、復職したり再就職したりする人も多いですが、業務のブランクがあるため、評価が上がりにくいという面があるかもしれません。

4.企業規模別・性別(男女別)、ボーナス・賞与の平均支給額

企業規模別・性別(男女別)の、ボーナス・賞与の平均支給額です。同じく、厚生労働省の「令和6年賃金構造基本統計調査」のデータを参照します。

男性の場合、従業員数が9人以下の中小企業と、1000人以上の大企業では、約3倍の大きな差があります。

従業員数別・性別、2024年賞与支給額
従業員数 男女計 男性 女性
5~9人 509,400円 544,200円 451,600円
10~99人 622,900円 680,400円 522,800円
100~999人 919,400円 1,080,600円 662,000円
1000人以上 1,271,800円 1,544,400円 795,900円

性別(男女別)でボーナス支給額を見ると、従業員数が9人以下の中小企業では、2割くらいの差であるのに対して、1000人以上の大企業では2倍近くの大きな差があります。

男女の雇用機会均等や賃金面での平等は、中小企業では進んできているといえますが、大企業では依然として格差があるということになります。大企業では一度退職したりすると、復職が難しいという面もあるのでしょう。

大手企業のボーナス支給額

なお、経団連の調査による大手企業の平均ボーナス支給額は、2024年の夏季が941,595円、2024年の冬季が925,545円と高い水準です。

【出典】日本経済団体連合会「春季労使交渉/賞与・一時金 妥結状況」

5.学歴別・性別(男女別)、ボーナス・賞与の平均支給額

学歴別・性別(男女別)の、ボーナス・賞与の平均支給額です。同じく、厚生労働省の「令和6年賃金構造基本統計調査」のデータを参照します。

学歴別・性別、2024年賞与支給額
最終学歴 男女計 男性 女性
中学 518,800円 571,900円 336,500円
高校 761,700円 884,700円 502,500円
専門学校 774,700円 907,300円 634,800円
高専・短大 929,000円 1,197,200円 821,200円
大学 1,264,800円 1,433,100円 891,900円
大学院 2,092,100円 2,206,100円 1,573,100円

最終学歴が高校、専門学校の場合は、大きな差はありません。
高専・短大になると、やや差が開き、大学では大きく差が開きます。

大学院卒では、大卒より、6割以上も差が開きます。専門職や、特殊スキルを持っている人が多いと考えられます。

どの学歴であっても、男女では、5割から7割程度の、大きな差があります。
特に、女性の場合、大卒と大学院卒では、8割近い差がありますので、専門職に就いているような、大学院卒の女性は、評価が高いということがいえるでしょう。

6.都道府県別・性別(男女別)、ボーナス・賞与の平均支給額

都道府県別・性別(男女別)の、ボーナス・賞与の平均支給額です。同じく、厚生労働省の「令和6年賃金構造基本統計調査」のデータを参照します。

都道府県別・性別、2024年賞与支給額
都道府県 男女計 男性 女性
北海道 722,500円 848,800円 542,800円
青森県 642,800円 767,400円 494,400円
岩手県 717,500円 819,700円 561,000円
宮城県 829,200円 1,000,600円 568,200円
秋田県 662,800円 757,500円 536,000円
山形県 733,300円 868,400円 538,400円
福島県 705,800円 823,400円 532,500円
茨城県 906,400円 1,075,900円 599,800円
栃木県 825,300円 971,300円 565,200円
群馬県 848,500円 980,700円 611,500円
埼玉県 859,100円 1,010,500円 589,000円
千葉県 820,900円 975,900円 572,700円
東京都 1,232,200円 1,431,800円 881,200円
神奈川県 1,106,300円 1,306,500円 751,800円
新潟県 770,400円 899,500円 554,000円
富山県 811,300円 932,400円 617,900円
石川県 866,100円 988,200円 664,500円
福井県 835,700円 950,300円 640,800円
山梨県 794,700円 985,500円 484,800円
長野県 901,800円 1,071,600円 600,500円
岐阜県 754,100円 916,800円 493,100円
静岡県 920,800円 1,110,800円 593,900円
愛知県 1,065,900円 1,251,700円 669,200円
三重県 890,400円 1,042,200円 600,600円
滋賀県 917,100円 1,066,500円 603,300円
京都府 909,300円 1,046,200円 712,700円
大阪府 1,040,900円 1,209,400円 740,100円
兵庫県 940,800円 1,111,900円 628,000円
奈良県 783,300円 885,300円 623,400円
和歌山県 812,100円 977,400円 572,000円
鳥取県 592,900円 706,400円 449,600円
島根県 757,200円 851,600円 616,700円
岡山県 791,200円 947,900円 548,500円
広島県 895,600円 1,031,500円 656,100円
山口県 886,500円 1,037,800円 632,100円
徳島県 839,700円 978,600円 640,000円
香川県 807,500円 938,200円 613,600円
愛媛県 752,300円 880,600円 537,900円
高知県 678,200円 744,400円 593,400円
福岡県 871,600円 1,047,000円 592,500円
佐賀県 727,100円 849,800円 557,000円
長崎県 715,100円 819,500円 592,800円
熊本県 765,500円 898,400円 590,300円
大分県 758,600円 894,200円 551,100円
宮崎県 653,800円 772,900円 510,200円
鹿児島県 722,300円 849,500円 544,900円
沖縄県 535,400円 602,200円 447,800円
全国 954,700円 1,124,900円 667,600円

一番金額が高いのは東京、2位は神奈川、3位は愛知、4位は大阪です。
最下位は沖縄です。東京都と比較すると、2倍以上の差があります。

男女差が大きい県と少ない県があり、興味深いです。
一番男女差があるのは山梨県で、男女差が2倍以上です。逆に、一番男女差がないのが高知県で、約1.25倍です。

7.業種別・企業規模別、ボーナス・賞与の平均支給額

業種別・企業規模別の、ボーナス・賞与の平均支給額です。同じく、厚生労働省の「令和6年賃金構造基本統計調査」のデータを参照します。

それぞれの業種内の、すべての従業員数の平均をもとに、金額が高い業種から順に並べています。

業種別・企業規模別、2024年賞与支給額
産業 従業員数
1000人以上 500人
~999人
10~99人 5~9人
電気・ガス業 1,512,000円 1,549,500円 1,102,700円 669,500円
金融業、保険業 1,392,500円 1,565,000円 1,505,600円 919,500円
鉱業、採石業、砂利採取業 3,448,900円 1,677,200円 767,200円 619,400円
複合サービス事業 1,084,800円 982,400円 1,193,300円 909,800円
学術研究等 1,787,200円 1,344,800円 932,800円 802,500円
教育、学習支援業 1,696,500円 1,284,800円 757,700円 524,400円
情報通信業 1,778,600円 1,150,200円 739,700円 583,100円
不動産・物品賃貸業 1,609,500円 1,173,800円 783,800円 513,900円
製造業 1,691,900円 993,300円 589,700円 485,100円
卸売業、小売業 1,235,600円 1,129,800円 717,800円 459,000円
建設業 1,901,100円 1,443,200円 679,200円 549,800円
運輸業、郵便業 981,800円 742,400円 362,200円 219,800円
医療、福祉 856,000円 672,000円 598,600円 509,900円
その他のサービス業 548,800円 472,200円 568,100円 539,700円
生活関連サービス等 594,200円 497,400円 315,200円 267,000円
宿泊、飲食サービス業等 524,400円 319,700円 236,100円 156,000円

まず、最高値と最低値では、20倍以上の差があります。
最高値の、鉱業・採石業の、1000人以上の企業とは、主に、石油開発関連の企業です。年間平均で、300万超えは圧倒的です。オイルマネーのパワーを思い知らされます。

金融業・保険業、複合サービス事業、学術研究等は、少人数の中小企業でも、平均が高いのが特徴です。複合サービス事業とは、郵便局と、協同組合のことです。協同組合には、信用組合も含まれますから、平均額が高くなるのは当然です。学術研究等は、いわゆる研究機関です。

逆に、大企業のほうが優位になりやすいのは、製造業と建設業です。鉱業・採石業を除けば、零細企業と比較したときの、大企業の金額の倍率が約3.5倍と、企業規模間での差が大きい業種です。

運輸業は、全体的に低い金額であり、特に、零細企業では、非常に低くなります。なお、ここにある郵便業とは、民間企業による信書便のことであり、郵便局は含まれません。

医療、福祉は、全体的には低い金額ですが、零細企業では、比較的に高いのが特徴です。

その他のサービス業とは、自動車整備業、機械修理業、職業紹介、政治、宗教団体などを指します。そもそも、大企業があまりないためか、企業規模で差がつかない唯一の業種です。

生活関連サービスは、理美容業や旅行、娯楽などです。これらと、宿泊・飲食サービス業は、最下位という結果になりました。大企業であっても、低い金額です。

【超高額!】大企業・大学院卒のボーナス平均支給額

ここまでの結果、大企業、大学院卒の賞与・ボーナスの平均支給額が高いことがわかりました。

それでは、大企業・大学院卒のボーナス平均支給額がどうなっているか、おまけで見ておきましょう。超高額な支給額であることがわかりますね。

2024年 大企業・大学院卒のボーナス平均支給額
年齢 男女計 男性 女性
20~24歳 46,000円 48,900円 33,300円
25~29歳 1,159,900円 1,167,800円 1,125,700円
30~34歳 1,711,200円 1,752,300円 1,464,900円
35~39歳 2,230,900円 2,316,000円 1,647,700円
40~44歳 2,698,800円 2,831,300円 2,048,000円
45~49歳 3,056,000円 3,179,500円 2,375,200円
50~54歳 3,252,600円 3,345,000円 2,591,400円
55~59歳 3,491,800円 3,601,200円 2,586,600円
60~64歳 2,671,400円 2,609,500円 3,116,800円
65~69歳 2,592,000円 2,631,000円 2,303,200円
70歳~ 1,250,500円 862,600円 4,024,800円

25~29歳の時点で、すでに、平均支給額をはるかに上回っています。そして、40代後半から50代では、300万円を超えています。

男女別でみると、男性のほうが多いですが、男女でそこまで大きな差はついていません。そして、興味深いのは、60代前半と70代以降は、むしろ、女性のほうが多いということです。女性の方が、専門スキルや知識や保ちながら、長く働けるということでしょうか。

ボーナスの「額面」と「手取り額」の違い

最後に、ボーナスの「額面」と「手取り額」の違いについてお話しします。

皆さんのお給料からは、毎月税金や社会保険料が天引きされていますね。賞与も同じで、額面の金額から所得税と社会保険料を引いた金額が支払われます。この金額が手取り額です。

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賞与の金額が聞いていたより少ない! と感じられた方は以下の記事で「社会保険料の天引き」「所得税の天引き」について、基礎から計算の仕方まで詳しく説明していますので是非ご覧くださいね。

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自分の年収が、どのくらいの偏差値か計算するツールをご用意しています。年齢、性別、学歴、業種、会社の規模で判定できます。ご自由にご利用ください。

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賞与(ボーナス)についてよくある質問

ボーナス・賞与の平均支給額はいくら?

厚生労働省の「毎月勤労統計調査」のデータによると、ボーナスの1人当たりの平均支給額は、2024年夏が414,515円、2024年冬が413,277円でした。詳しくは、こちらをご覧ください。

ボーナス・賞与の平均は月給何ヶ月分?

大まかにですが、中小企業は年間で給料の2~3か月分、大企業は年間で給料の4~5か月分です。詳しくは、こちらをご覧ください。

いかがでしたでしょうか。賞与(ボーナス)の金額は個人の実績だけでなく、職種や会社の規模などの影響が大きいということも見て取れたかと思います。より高額な賞与を求める場合、転職というのも一つの手といえるかもしれませんね。

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監修
ZEIMO編集部(ぜいも へんしゅうぶ)
税金・ライフマネーの総合記事サイト・ZEIMOの編集部。起業経験のあるFP(ファイナンシャル・プランナー)を中心メンバーとして、税金とライフマネーに関する記事を今までに1300以上作成(2024年時点)。
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