ボーナス・賞与の査定とは? いつ、どんなふうに評価されている?

ボーナス査定

私たちのボーナスの金額は、だれがどうやって決めているのでしょう? どんな基準で評価されているのでしょうか? この記事では「ボーナスの査定」について、わかりやすく解説していきます!

1.ボーナス・賞与の査定方法|ボーナスの金額はどうやって決まるの?

ボーナスの査定方法は会社によって異なりますが、一般的には次のいずれかの方法で決定されると言えるでしょう。

  • 一律定額
  • 給与連動
  • 利益配分・業績連動

一律定額を支給する

従業員に対して一律一定額を支給する方法です。勤続年数や役職等によって差をつけるのが普通ですが、零細企業等では完全に全従業員一律定額を支給するケースもあるでしょう。

また、全従業員一律ではなくても、例えば「1年目の夏季ボーナスは一律定額」のように、一定のケースでは一律定額支給の制度としている会社もあるでしょう。

給与連動により支給額を決定する

毎月の給与の「基本給」を基準として、その基本給にボーナス支給率を乗じて支給額を決定する方法です。「給料の〇ヶ月分」というパターンもこれに該当します。

元々勤続年数や役職等により基本給に差がついているため、その基本給の差がそのままボーナスにも影響することになります。支給率は会社の業績等により決定されることが多いと考えられます。

利益配分・業績連動により支給額を決定する

日本では従来、給与連動によりボーナスの支給額を決定するのが一般的でした。しかし、近年は企業の業績に連動する形でボーナスの支給額を決定する企業が増加しています。

この方法による場合、まずは企業の利益・業績を考慮して、全従業員に対するボーナスの支給の総額を決定します。ボーナスの支給額が企業の業績に連動するため、従業員の意欲向上に効果的であると言えます。

業績連動による場合、固定額と業績連動額を組合わせてボーナスを支給することが一般的です。固定額と業績連動額の比率は企業によって異なります。

2.ボーナス・賞与の査定基準|何を基準に金額が決まる? どこを評価される?

ボーナスの支給額は個々の査定により評価され、決定します。では、査定にはどのような項目があるのでしょうか? 基本となるのは次の3つの項目です。

  • 業績評価……目標達成等の結果を評価
  • 能力評価……資格取得やスキルを評価
  • 行動評価……勤務態度やプロセスを評価

業績評価

業績評価では、あらかじめ自分で決めた業務目標を、ボーナスの査定期間中にどの程度達成できたかが評価の基準となります。あまりにも容易に達成できる業務目標を設定しないためにも、上司と相談しながら作成することが一般的です。

業績評価の評価項目は、個人が設定した目標の達成度、目標達成への姿勢や貢献度などを数値化して行われます。特に役職に付いている従業員はこの業績評価を重視される傾向が強いと言えます。

近年では、ボーナスの査定に占める業績評価の比重が高くなってきています。目標達成の度合いを数値で評価することができるため、比較的公正な評価ができることもその理由です。

能力評価

能力評価では、従業員のスキルや資格などが評価の基準となります。査定期間内の資格取得等のスキルアップを達成することで評価アップにつながります。

また、業務上の営業成績などの実績や、リーダーやマネージャーなど重要な役割を担っている場合も評価のポイントとなる場合があります。

行動評価

行動評価では、従業員の日常業務における勤務態度やなどが評価の基準となります。主な項目として、遅刻や無断欠勤の有無、業務に対する積極性やコミュニケーション能力等が挙げられます。特に若手の従業員に対しては、行動評価を重視する傾向にあると言えます。

業績評価や能力評価とは異なり、行動評価では遅刻や無断欠勤等を評価からマイナスする、「マイナス評価」として利用する企業もあります。

また、査定が上司の主観とならないよう、慎重に客観的な評価を下すことが求められると言えるでしょう。

3.ボーナス・賞与の査定期間|ボーナスの金額はいつ決まっている?

ボーナスには「査定期間」が定められています。企業は査定期間における評価に基づいて、ボーナスの金額を決定します。では、査定期間とは具体的にいつ頃を指すのでしょうか?

査定期間には特に決まったルールがなく、企業によって異なります。ただし一般的に、夏季賞与が7月、冬季賞与が12月の企業の場合、下記の期間に設定していることが多いようです。

賞与の評価対象期間

  • 夏季賞与の評価対象…前年10月~3月
  • 冬季賞与の評価対象…4月~9月

賞与額の決定期間

  • 夏季賞与の査定期間…4月~6月
  • 冬季賞与の査定期間…10月~11

ボーナスの支給日と数か月のズレがありますが、その期間中に企業は評価をし、ボーナスの支給額を決定します。従業員数の多い大企業ではそれだけ査定に時間を要するということです。

ただし、従業員数の少ない中小企業ではこの限りではありません。社長の一存で素早く評価を下す会社もあるでしょうし、そもそも従業員数が少なければ査定にそこまでの期間は必要ありません。

また、入社後まもない試用期間中は査定の対象としないといったルールを定めている場合もあるため、一概にこうであると断言することはできません。査定期間が社内規定に定められている場合もありますので、明確に知りたい方は確認しておくことをおすすめします。

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回はボーナスの査定について解説しました。最後にこの記事の内容をおさらいしましょう。

今回の記事の重要ポイント

  • 賞与の金額の決め方には大きく分けて一律定額、給与連動、利益配分・業績連動がある
  • 賞与査定の基本的な評価項目は「業績(成果・結果)」「能力(スキル・資格)」「行動(勤務態度・プロセス)」の3つ
  • 夏季賞与は前年10月~3月の業務を、冬季賞与は4月~9月の業務を査定して金額が決まることが多い

ボーナスについては下記の記事でもお役立ち情報を解説していますので、ぜひ併せてご覧になってくださいね。

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