マイナンバーカードの写真が気にいらないけど変更できるの?
マイナンバーカードに表示してある顔写真は、交付申請をする際に、撮影または選んだ写真を使いますが、中には「マイナンバー…[続きを読む]
マイナンバーカードに使う顔写真はスマホで撮影したものでも使用が可能ですが、一度決めると最長10年間は同じ写真を使うため、写真選びは慎重に行った方がいいでしょう。
写真の撮影方法や写真によっては不適切と判断される可能性もあります。
マイナンバーカードの写真の撮り方について解説します。
目次
マイナンバーカードには有効期限が定められており、写真変更は更新手続きの際に行います。
更新期限は発行した年齢に応じて異なり、発行日から5回目(発行時19歳以下)または10回目(発行時20歳以上)の誕生日となっています。
年齢に応じて、有効期限は最長5年間または10年間となるので、大まかに5年または10年と覚えておきましょう。
マイナンバーカードの更新手続き以外での写真変更は基本的にできません。
どうしても写真変更したい場合は、今のマイナンバーカードをいったん廃止して「再交付申請」を行うしかありません。
子供なら最長5年間、大人なら最長10年間同じ写真を使用することになりますので、綺麗な写真を撮るようにしてください。
マイナンバーカードに写真の提出は必須です。
写真なしのマイナンバーカードを発行することはできません。
交付申請を行う際に顔写真の添付や提出が求められるので、必ず用意しておきましょう。
マイナンバーカードで使う写真の撮影方法については基本的に自由です。
写真自体の条件を満たしていれば、撮影方法は問われないためスマホで自撮りした写真を使うのもOKです。
例えば、以下のような撮影方法が考えられるでしょう。
「スマホで自撮り」は、最も手っ取り早い方法です。
その反面、ポイントを抑えておかないと満足の行く仕上がりにならない可能性もあります。
背景や照明、部屋の明るさ、カメラの位置・角度、画角などを意識する必要もあります。
自撮りだからといってポイントを抑えず撮影してしまうとしっくりこない写真に仕上がってしまいます。
後述の「スマホ自撮りの撮影ポイント」で、良い撮り方をとりあげます。
他の人に撮ってもらえば、明るさや背景など不自然でないか確認できますので、自撮りよりもクオリティの高い写真が撮れるでしょう。
それでも自撮り同様に、背景・照明・明るさなど注意すべきポイントがあります。
趣味で一眼カメラなどを使っている人が周りにいて、撮影環境が家の中で確保できるなら、撮ってもらうのもいいでしょう。
ただ、写真を撮りなれていない人に、自分のスマホを渡して撮ってもらうだけですと、良くない仕上がりになる可能性はあります。
証明写真機であれば、少なくとも証明写真を撮影するに必要な環境が十分に用意されていますので、指示に従って顔の位置を調整すれば、ある程度、満足の行く写真が取れるでしょう。
費用はかかりますが、1セット6枚くらいで、700~1,000円くらいで撮影できます。
時間をかけたくない場合は別ですが、長期的に使用する顔写真に一定のクオリティが欲しいという方は証明写真機などを使うのが無難です。
写真スタジオであれば、撮影環境なども十分なものが用意されていますし、カメラマンが姿勢や表情なども細かく指示してくれますので、満足の行く写真が取れるでしょう。
就職などで、もともと証明写真を用意する予定であれば、写真スタジオで撮ってもらい、それを流用すれば良いでしょう。
写真スタジオによって費用はまちまちですが、ほとんど加工なしの一般的な証明写真であれば、1枚1,500~2,500円くらいで撮影できるところが多いようです。
マイナンバーカードで使う写真のチェックポイントをみていきます。
基本的なチェックポイントとして以下の5点を満たしてください。
サイズについて、適切な写真の規格の目安は下図のようになります。
マイナンバーカードには、縦2.75cm、横2.20cmに縮小して貼付されます。
【画像引用】マイナンバーカード総合サイト 顔写真のチェックポイント
「正面」「無背景」とあるため「横向きの写真」「背景に影があるもの」はNGです。
また、この他にも「正常時の顔と著しく異なる(満面の笑みなど)」や「ピンボケなどで不鮮明な写真」も使うことはできません。
帽子やサングラスも人物を特定できないためNGとなります。
【画像引用】マイナンバーカード総合サイト 顔写真のチェックポイント
メガネの着用自体は認められますが、フレームが目にかかっていたり、フレームが目や顔を覆うほど大きかったりすると不適切と判断される可能性があります。
「人物が特定できるかどうか」がポイントになるので写真を確認してみましょう。
ただし、宗教上または医療用の理由で顔を布で覆ったりする必要がある場合や、赤ちゃん、障がいのある方など、やむを得ない理由がある場合には、交付窓口に申し出ることで使用可能となります。
また、オンライン申請でスマホやデジカメで撮影した写真をアップロードする場合は下記の条件を満たすよう調整してください。
トリミング程度の編集であれば使用できますが、画像編集ソフトによる過度な編集は受け付けられない可能性もあるので注意してください。
自撮りでもマイナンバーカードに使える綺麗な写真を撮影するためのコツを知っておきましょう。
マイナンバーカードの写真チェックポイントを参照すると「無背景」「正面」「人物が特定できる」など条件となっています。
そのため、まずは背景を部屋の白い壁にしたり、背景用の白い布や紙を用意しましょう。
照明や外光によって影ができる可能性があるため、カーテンを閉め、撮影場所は照明から離れた位置にしてください。
ただ、暗すぎると使えない可能性もあるためレフ板などを用意するといいでしょう。
カメラの位置は首の正面にくるように固定してください。上から撮影すると「正面」の条件を満たせなくなります。
スマホを持ったまま撮影すると正面の写真を撮るのが難しくなってしまうため、スマホ用の三脚などを用意すると便利です。
また、カメラモードによって明るさを調整するぐらいであれば大丈夫ですが、変形やマスキングなど過度な画像処理は不適切と判断される可能性もあるので注意してください。
マイナンバーカードは赤ちゃんや子供でも申請できますが、この場合の写真はどのようにして撮影すればいいのでしょうか。
赤ちゃんだと1人で写ることもできないはずです。
もちろん写真スタジオに行ってプロに撮影を依頼するという選択肢もありますが、自分で撮影する場合、以下のような方法で撮影をしてください。
ここでも「正面」「無背景」「人物が特定できるか」といった条件を満たす必要があります。
ただし、事情によってこれらの条件を満たすことが困難である場合には、申請前に申し出ることで個別に対応してもらえます。
以上をまとめます。