確定申告のやり方まとめ

確定申告 やり方 まとめ

ついに始まった確定申告。個人事業主の方やフリーランスの方は、この時期になると山積みになった領収書や、慣れない申告書類を作成したりと普段以上に忙しいですよね。

そもそも、確定申告にはどんなやり方があるのかを考えたことがある方は少ないのではないでしょうか。

実はもっと自分に合った申告方法があるかもしれません。

そこで今回は、申告書の作成方法別に確定申告のやり方について解説していきます。

1.確定申告とは

確定申告とは。一年間の所得を確定し、所得税額を計算・申告する一連の手続きのことです。

行う目的としては、所得を受け取っている人は、その所得額に応じて所得税を納税しなければなりません。これが「申告納税」と呼ばれるものです。

しかし、反対に払いすぎてしまった税金が返ってくる場合もあります。

これが「還付申告」と呼ばれるものです。

確定申告は法人、個人事業主やフリーランスの方は必須となりますが、サラリーマンの方でも「医療費控除」や「住宅借入金等特別控除(住宅ローン控除)」を受けたい方に関しては確定申告が必要です。

期限は基本的には翌年2月16日から3月15日までであり、期限を過ぎるとペナルティが課せられます。

国税庁はは新型コロナウイルスの影響を受け、2020年の確定申告(2019年度分)は4月16日を過ぎても申し出があった場合は延長を認めると発表いたしました。なお、申告書の余白に「新型コロナウイルスによる申告・納付期限延長申請」などと記入すればよいとのことです。
参考:【国税庁】確定申告期限の柔軟な取扱いについてPDF

確定申告を行なう手順としては、申告書を作成する作業と、申告書を提出する作業の2つです。

申告書を作成する方法としては以下の三つに分けることができます。

  • 手書き
  • e-Tax(確定申告書等作成コーナー)
  • 確定申告ソフト

申告書を提出する方法は以下の三つです。

  • 税務署に提出しに行く
  • 税務署に郵送する
  • 「e-Taxで電子申告」を利用する

では確定申告書の作成方法別にそれぞれ解説していきます。

確定申告についてさらに詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

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2.確定申告を手書きで行う方法

確定申告を手書きで行うには、まず税務署に行き、手書き用の確定申告書類を用意する必要があります。

その後、必要項目を記入し、添付書類を用意します。

最後にそれら全てを封筒に入れ、決められた提出方法によって提出します。

なお、提出方法に関しては税務署に直接提出する方法と郵送で提出する方法の二つがあります。

どちらも確定申告書のほかに添付書類が必要となるため、発行に時間がかかる書類については事前に準備しておくとよいでしょう。

確定申告を手書きで行いたい場合、こちらの記事にて書き方を紹介しているので、ぜひご参照ください。

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3.確定申告をe-Tax、確定申告書等作成コーナーを利用して行う方法

こちらの方法だと、確定申告書の作成はどちらも「確定申告書等作成コーナー」を利用するのですが、提出方法によってフローが異なります。それぞれメリット・デメリットがあるので、自分に適しているのはどちらかよく検討しましょう。

3-1.e-Taxとは

e-Taxとは、インターネットを使って申告データを電子送信できる国税庁のシステムのことです。

e-Taxには、「確定申告書等作成コーナー」「e-Tax(WEB版)」「e-Taxソフト」の三つの利用方法がありますが、個人の方が利用するのは「確定申告書等作成コーナー」で問題ないでしょう。

e-Taxについてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

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3-2.確定申告書等作成コーナーとは

確定申告書等作成コーナーとは、国税庁がリリースしている文字通り確定申告書をインターネット環境で作成できるツールです。

このツールで確定申告書を作成した場合、e-Taxを利用して電子申告にて確定申告をすることはもちろん、作成した申告書類を印刷し、郵送もしくは窓口に直接提出することも可能です。

e-Taxで電子申告をする場合も確定申告書を作成するのはこのツールになります。

3-3.提出をe-Taxで行う

確定申告書類をe-Taxで提出する方法は「マイナンバー方式」を利用する方法と「ID・パスワード方式」を利用する方法の2つがあります。

e-Taxを利用するメリット、デメリットは以下の通りです。

メリット

e-Taxを利用するメリットは自宅から確定申告を行なうことができるようになり、税務署に行く必要がなくなるため時間や、手間の節約にもつながることです。

さらに、添付書類の郵送が不要となります。(一定期間の保管は必要)

個人事業主や不動産所得のある方が一定の水準で記帳を行い、その記帳に基づいて正しい申告をされる方には、「青色申告」という制度があります。

青色申告する方は2020年分から所得税の税制が一部変わり、青色申告する方はe-Taxを利用しないと損をする可能性もあります。

この青色申告をする場合には去年までは65万円の特別控除額がありましたが、2020年分から55万円に減額されます。

しかし、e-Taxを利用して申告した場合は引き続き青色申告の特別控除額が65万円のまま減額されないというものです。e-Taxを利用しない場合は控除額が減額される場合もあります。

国税庁ホームページ|青色申告特別控除額  基礎控除額が変わります!!【PDF】

デメリット

e-Taxにて電子申告することのデメリットは、準備に手間やコストがかかることです。

マイナンバー方式では、マイナンバーカードとICカードリーダーもしくはICカードを読み取れるスマホが必要です。

ID・パスワード方式では、税務署に行ってID・パスワードを発行してもらう必要があります。

また、手書きと同じく基本的に作成から提出まで一人で行う必要があるため、確定申告を初めて行う方にもハードルが高いと言えます。

以上の条件を考慮してe-Taxを利用して確定申告を行いたい方は以下記事をご覧ください。

確定申告をID・パスワード方式を利用したい方は、まずID・パスワードを取得する必要があります。
取得については以下記事をご参照ください。

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取得が完了していて利用手順を今すぐ知りたいという方はこちらの記事をご参照ください。

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マイナンバー方式を利用したいと考えている方はこちらの記事をご参照ください。

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確定申告をスマホで行いたい方はこちらの記事をご参照ください。

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3-4.提出は郵送、窓口にて行う方法

e-Taxを利用しない場合、確定申告書等作成コーナーを利用して確定申告書を作成した後、添付書類を用意し、同封する必要があります。

特徴としては、スマホを利用する場合は質問に答えていく形式で確定申告を進めていくことができる点(一部の人を除く)、入力した数値が間違っていた場合訂正してくれる点、インターネット環境があればいつでもどこでも利用できる点です(メンテナンス時間を除く)。

ここでよく比較されるのが、確定申告ソフトですが、確定申告ソフトほど機能が充実しているとはいえず、基本的には今まで確定申告を手書きで行っていた人や、ある程度簿記についての知識がある方におすすめです。

無料で利用できるため、まずは一度やってみて難しいようであれば後に説明する確定申告ソフトを利用するとよいでしょう。

確定申告書等作成コーナーを利用したいという方はこちらの記事をご参照ください。

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4.確定申告を確定申告ソフトを利用して行う方法

最後に確定申告を「確定申告ソフト」を利用して行う方法です。
確定申告ソフトとは、確定申告のみを行うことを目的としているものから、日々の会計業務を行うことも対象とした二つがあります。

確定申告ソフトには、大きく分けてパッケージ型のPCにインストールして利用するものと、全てWEBページで行うクラウド型のものがあります。

提出方法としては、基本的に作成した書類を印刷し、郵送と税務署への窓口提出です。

ただし、「Freee」であればe-Taxを利用した電子申告も可能なので、確定申告ソフトを利用し、電子申告をしたい方はFreeeを利用するとよいでしょう。

メリット

確定申告を確定申告で行うメリットとしては、大きく分けて二つあります。

一つ目は確定申告ソフトを利用しない申告方法と比較して、簡単に確定申告を行うことができるといった点です。

確定申告ソフトの中には質問に答えていくだけで確定申告書を作成できるものもあり、確定申告初心者の方にとってはお勧めできる点です。

二つ目に、サポートが充実している点です。確定申告は基本的に一人で行うことが多く、自分が正しいのかどうかはもちろん、間違っていたとしてもどこが間違っているのかが不明確になりやすいといえます。

確定申告ソフトを利用すればプランにもよりますが、チャットや電話、画面共有などのサポートが充実しており、その他の方法を利用する場合よりも躓く点が少ないといえます。

デメリット

デメリットとしては料金が発生することです。

パッケージ型の確定申告ソフトであれば購入時に10000円から20000円程度、クラウド型の確定申告ソフトであれば、月額で1000円から3000円程度が必要になります。

その他の方法では無料で行うことができるため、確定申告に絶対お金をかけたくないという方にとっては向いていないでしょう。

また、全てWEBで行うため、PC/スマートフォンが使えないといった方には向いていないといえます。

確定申告ソフトと手書き/e-Taxを比較した記事がこちらになりますので興味がある方はご参照下さい。

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ここまで読んで今年の確定申告から確定申告ソフトを利用したいと思った方は、確定申告ソフトの選び方についてをこちらの記事で解説しているのでぜひご参照下さい。

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5.まとめ

以上で紹介したように、確定申告は様々な申告方法で行えるようになっています。
特にスマートフォンから申告が完了するというのは一昔前ではありえないことだったと思います。

今後すべて電子化していくことは時間の問題だと思います。今年からe-Taxや確定申告ソフトを利用し、徐々に慣れていくと来年の確定申告はさらに楽なものとなるでしょう。

確定申告は必ず行わなければならないものなので、自分に合った方法を活用し、できるだけ本業に負担がかからない方法を見つけましょう。

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