【2024年版】e-Tax(電子申告)の事前準備と必要なもの
e-Taxは事前準備が9割! e-Taxの事前準備の方法と必要なもの、事前準備で迷いやすいポイント、パソコンとスマホ…[続きを読む]
確定申告で手書きの申告書を作成しようとすると、手間がかかるうえに金額を写し間違えたり、計算ミスをしてしまったりというリスクもあります。そこでおすすめしたいのがe-Taxです。
パソコンやスマートフォン、インターネットの環境が必要ですが、e-Taxなら確定申告書をオンラインで作成・提出することが可能です。
この記事では、e-Taxによる確定申告のやり方について解説していきます。
目次
e-Taxとはインターネットを使って申告データを電子送信できる国税庁のシステムのことです。
e-Taxにはマイナンバーカードを利用する方法、ID・パスワードを利用する方法、市販の確定申告ソフトと連携させる方法の三種類があります。
それぞれ事前の準備や専用の端末が必要なため、人によってはハードルが高く見えてしまうかもしれませんが、e-Taxは一度慣れてしまえば簡単で非常に便利です。
e-Taxについてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
e-Taxを利用するメリットは色々ありますが、主に以下のようなメリットがあります。
e-Taxを利用することにより、パソコン・スマホとインターネット環境があればどこでも確定申告が出来る様になりました。
今までは税務署に行き、長い混雑に耐え、様々な書類を持参する必要がありましたが、e-Taxを利用すればいつでもできるようになっています。
確定申告の時期のシステム利用可能時間は基本的に土日祝を含めた24時間です。
それ以外の通常期は月曜から金曜までの24時間(休日・祝日の翌日は午前8時30分〜)利用できます。
毎月の最終土曜日及び翌日の日曜日(12月を除きます。)は午前8時30分〜24時まで利用できます。
メンテナンス期間中は利用できません。
詳しくは国税庁ホームページをご参照下さい
手書きの申告書を提出する場合に比べて手続きが簡略化できます。
確定申告を手書きで行う場合、提出の際に添付書類を用意する必要がありましたが、e-Taxを利用する場合は添付書類の提出が不要となります。
また全ての人ではありませんが、スマホからも利用することができ、専用の入力画面で指示に従って入力を進めていけば確定申告が完了します。
そのため従来より手続きが簡略化したと言えるでしょう。
なお、スマートフォンを利用して確定申告を行いたい方は、こちらの記事をご参考ください。
2020年分から所得税の税制が一部変わります。
個人事業主や不動産所得のある方が一定の水準で記帳を行い、その記帳に基づいて正しい申告をされる方には、「青色申告」という制度があります。
この青色申告をする場合には去年までは65万円の特別控除額がありましたが、2020年分から55万円に減額されます。
しかし、e-Taxを利用して申告した場合は引き続き青色申告の特別控除額が65万円のまま減額されないというものです。e-Taxを利用しない場合は控除額が減額される場合もあります。
国税庁ホームページ|青色申告特別控除額 基礎控除額が変わります!!【PDF】
所得税の確定申告が出来る期間は決められています。
2023年分の確定申告期間は以下の通りです。
2024年2月16日~ 3月15日
e-Taxを利用すれば、1月4日から所得税の確定申告の手続きができ、通常より早く確定申告を行うことができます。なお、2月16日までの受付分は2月16日の受付として処理されます。
還付申告の場合は、1月1日より受け付けていますので送信後順次処理されます。
この章ではe-Taxを利用して確定申告を行う方法について解説していきます。
なお「マインバー方式」「ID・パスワード方式」においての確定申告書の作成手順についてはこちらの記事にて解説しているので、作成までの流れがわかった方はこちらの記事をご覧ください。
ここではマイナンバー方式を利用して確定申告を行う流れについて解説していきます。
マイナンバー方式を利用する前の準備に関してはこちらをご覧ください。
ここからは具体的な申告方法の手順を画像を利用しながら解説していきます。
まずは申告方法の画面で「e-Taxで提出 マイナンバーカード方式」を選択します。
次に事前のセットアップ画面に遷移します。
初めてマイナンバー方式を利用する方はセットアップが必要となりますので、指示に従いながら準備を進めて行きましょう。
セットアップが完了すると以下のような画面が出てくるので、「初めてe-Taxを利用される方はこちら」を選択して自分のマイナンバーカード情報を確認していきます。
こちらが確認ページです。
続いてe-Taxを実際に利用するために必要な情報を入力していきます。
完了したら入力情報の確認画面にすすみます。もし間違えてしまっている場合は訂正を行いましょう。
これで「マイナンバー方式」でe-Taxを利用するための準備は完了です。
ここから実際に確定申告書を作成していきましょう。
なお、「確定申告書等作成コーナー」の利用手順についてはこちらをご覧ください。
ID・パスワード方式にてe-Taxを利用する場合は、まず「ID・パスワード」を入手する必要があります。
入手方法については以下の記事が参考になるかと思いますのでご覧ください。
取得後の手順は以下の通りです。
先ほどの画面にて今回は「e-Taxで提出 ID・パスワード方式」を選択します。次に利用確認への同意後以下の画面にて「利用者識別番号」と「暗証番号」を入力します。
その後、「確定申告書等作成コーナー」を利用して申告書の作成を進めていきます。
ここではクラウド型会計ソフト「freee」を利用して確定申告を行なっていく流れについて解説していきます。
まずは住所や氏名等を入力していきます。また、確定申告を行なう方法についても選択していきます。今回は「freeeで確定申告」を選択します。
次に実際に申告書を作成していきます。freeeでは質問に答えていくだけで申告書を作成できるので、経理の経験がない方でも簡単に申告書の作成ができます。
続いて自分が作成した申告書に誤りがないか確認していきます。
最後に申告書の提出作業を行います。提出の準備として様々なものがありますが、各種リンクが挿入されているので、それらを参考にしながら提出作業を進めていきましょう。
クラウド会計シェアNo1
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e-Taxを利用した確定申告のメリットと流れについて解説しました。
e-Taxを利用した確定申告にはいくつかの方法があり、それぞれメリットや必要な手続きなどが異なります。
ただし、最初はとっつきにくくても確定申告の手続きが簡単になることや青色申告であれば特別控除額が優遇されるなどメリットは様々です。
まだe-Taxを利用したことがない方はぜひこの記事を参考にトライしてみてください。