確定申告の本人確認書類には何が使える? どうやって提出するの?
確定申告の本人確認書類には何が利用できるのか?本人確認書類はどうやって提出するのか?確定申告の本人確認書類は省略でき…[続きを読む]
確定申告には十分慣れている方もいる一方で、初めての確定申告という方もいるでしょう。この記事では、確定申告の当日に税務署に持っていく物について解説していきます。
目次
税務署で確定申告を行う場合、提出する申請書だけでなく、記述内容を証明できる書類や印鑑等、いろいろなものを持っていく必要があります。
ここでは、必要な持ち物について、グループに分けて説明します。
2023年の確定申告でも、確定申告会場への入場には整理券が必要です。
といっても、作成済みの確定申告書を提出するだけであれば整理券は要りません。
税務署の窓口で確定申告についての相談をしながら確定申告書を仕上げたい場合などに整理券が必要になります。
整理券は当日に会場で取得するか、事前にLINEでオンライン取得します。
事前に整理券をゲットして大きたい場合、LINEアプリから国税庁LINE公式アカウントを友だち追加し、 「トーク」画面から「相談を申し込む」を選択しましょう。
確定申告会場についたら申込完了画面を提示するだけでOKです。
確定申告書に必要事項を記入した上で持参します。
記述方法がわからない場合は、税務署の窓口で教えてくれます。後述の「2.自分で確定申告書を作成するのが不安な場合」をご参照ください。
確定申告の際、申告書の他に必要な持ち物は利用する控除や申告する所得の種類によって異なりますが、下記はどのパターンでも必要になる共通の持ち物です。
確定申告の本人確認にはマイナンバーカードを使います。もし原本ではなくコピーを持参する場合は、表面および裏面のコピーが必要です。
なお、マイナンバーカードを持っていない方は、次の両方を持っていきます。
本人確認書類について詳しく知りたい方は下記の記事をご確認ください。
確定申告書には前年の収入を記入しているので、証明になる書類を持っていきましょう。
厳密には源泉徴収票の提出の義務はありませんが、書類チェックなどで書類の訂正があったときにあった方が便利ですし、税務署で職員の方と作る場合は必須になります。記入に不明点があった場合などに、確認書類として手元にあったほうがよいでしょう。
事業所得や不動産所得、山林所得のある方は、青色申告決算書、または、収支内訳書を作成して持参する必要があります。
確定申告書、青色決算申告書や収支内訳書は、こちらのサイトから入手できます。
医療費控除や保険料控除など、利用する控除によっては証明書などの添付書類が必要になります。
医療費控除 | 医療費控除の明細書等(解説はこちら) |
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社会保険料控除 | 社会保険料(国民年金保険料)控除証明書等(解説はこちら) |
小規模企業共済等掛金控除 | 支払った掛金額の証明書(解説はこちら) |
生命保険料控除 | 保険会社等が発行する支払額等の証明書(解説はこちら) |
地震保険料控除 | 保険会社等が発行する支払額等の証明書(解説はこちら) |
寄付金控除 | 寄附した団体などから交付を受けた寄附金の受領証、ふるさと納税の寄附金受領証明書(解説はこちら) |
住宅ローン控除や配当控除などの「税額控除」を受ける方は下記の書類が必要です。
なお、該当控除を申請する1年目は確定申告を行う必要がありますが、2年目からは年末調整で申請する事ができます。
何か記入漏れがあった場合などに、記入できるように持っていくと良いです。
申請書の控えの保存は必須ではありませんが、控えを持参すると収受日印を押してもらえます。
住宅ローンやマイカーローンなど他の手続きで利用できることもあります。
確定申告期には、税務署内で申告相談を行なったり、署外に相談会場を設けて相談を行なっています。
税務署や署外の相談会場に出向けば、職員に相談しながら確定申告書を作成することができます。税務署で相談する際にも、上記で見てきた物を持参する必要があります。
ただし冒頭でお伝えした通り、入場整理券が必要になります。
また、オンライン申告のように1人で確定申告をするのは不安だけれど会場に行くのもはばかれる、という方は一度、税務署のチャットボットや電話による相談を利用しながら一度挑戦してみてはいかがでしょうか。
冒頭にてお伝えした通り、2023年の確定申告では引き続き新型コロナウイルス感染拡大の影響で、入場整理券を配布しています。
会場で入場整理券を入手する場合、状況次第では当日中の受付ができなこともありますのでLINEで事前に整理券を入手するか、期日に余裕をもって確定申告を行うことをおすすめします。
退職金の支払を受けるまでに、会社に「退職所得の受給に関する申告書」を提出してあれば、確定申告は必要ありません。
この書類を提出してなくて確定申告が必要な場合は、「確定申告書」と「申告書第三表(分離課税用)」が必要です
不動産の譲渡所得があった場合は、次の書類を準備する必要があります。
いかがだったでしょうか。今回は確定申告に当日持っていく持ち物について解説していきました。
確定申告の持ち物の中には、給与所得や公的年金等の源泉徴収票や生命保険料控除資料など、外部から収集する資料も多くあります。
期日の直前になって慌てないように、普段から必要資料を整理しておくことをおすすめします。