メルシーポットは医療費控除の対象になる?

メルシーポット

メルシーポットとは、電動鼻水吸引器のことで、新生児から大人まで幅広く使えます。メルシーポットを購入した場合、それは医療費控除の対象になるのでしょうか。

1.メルシーポットは医療費控除の対象になる

メルシーポットなどの電動鼻水吸引器は医療費控除の対象になります。医療費控除の対象には「医療用器具」も含まれており、メルシーポットもこの医療用器具に該当します。また、吸引チューブやノズルなどの部分品も同様に医療費控除の金額に含めることができます。

メルシーポットは医師の指示による購入でなくても医療費控除の対象となりますので、Amazonや楽天等のネットショップで購入した場合でも医療費控除の申請が可能です。また、医師の証明書等の添付も必要ありません。

ただし、領収書もしくはレシートを自宅で5年間保管しておく必要がある点に注意してください。

2.医療費控除の受け方

メルシーポットを購入して購入代を医療費控除に含めても、医療費控除の受け方は変わりません。以下の手順で確定申告を行いましょう。

  1. 「医療費控除の明細書」に医療費の詳細を記入し控除額を計算する
  2. 確定申告書の医療費控除の欄に控除額を転記する
  3. 税務署に書類を提出する

なお、医療費控除は確定申告でしか申請できないため、年末調整を受けた方でも医療費控除を受けるには確定申告が必要な点には注意が必要です。

医療費の明細書の記入例

医療費控除の明細書にメルシーポットの購入費用を記入する場合は以下のようになります。

(1)医療を受けた方の氏名

メルシーポットを買った人ではなく、実際に使った本人の名前を記入します。

(2)病院・薬局などの支払先の名称

メルシーポットを購入したお店の名前を記入します。

(3)医療費の区分

①診療・治療、②介護保険サービス、③医薬品購入、④その他の医療費の4つに区分され、書いた医療費のうちあてはまるもの1つにチェックをつけます。

メルシーポットは④その他の医療費に分類されます。

(4)支払った医療費の額

購入した費用をそのまま正確に記入してください。金額は税込みです。

(5)(4)のうち生命保険や社会保険などで補填される金額

生命保険や社会保険に加入している場合、治療にかかった費用の一部または全部が補填される可能性があります。補填される金額分は医療費控除の対象にならないので、補填される分を(5)に記入するようにしてください。

メルシーポットの購入費用が保険適用になる可能性は低いので、その場合は空欄で大丈夫です。

医療費控除の明細書、および確定申告書の記入について、詳しくは下記の記事で解説していますので併せてご活用ください。

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3.メルシーポットと医療費控除に関するQ&A

メルシーポットと医療費控除に関するQ&Aをまとめましたので参考にしてください。

ネット購入でレシートが残っていない場合どうすればいい?

領収書やレシートが手元にない場合、いくつかの対処法があります。まず、ネットショップで購入した場合はネットショップ上の注文履歴や注文確定メールなどが残っていないか確認しましょう。例えばAmazonでは注文履歴から領収書を印刷することができます。

店舗で購入した際のレシートを紛失してしまった場合、「再発行を依頼する」「クレジットカード利用明細で代用する」「出金伝票を作成する」などの対処法があります。詳しくは以下の記事で解説していますので、そちらを参考にしてください。

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メルシーポット以外の電動鼻吸い器も控除の対象?

メルシーポット以外の電動鼻吸い器も基本的には医療費控除の対象となります。もし購入した電動鼻吸い器が医療費控除の対象となるかどうか気になる方は、商品メーカーのホームページで確認するか、メーカーや税務署に問い合わせましょう。

なお、「ママ鼻水トッテ」などの口で吸うタイプの鼻吸い器は医療機器には該当しないため、医療費控除の対象にはなりません。

他に医療費控除の対象になりそうな器具は何がある?

冒頭でも触れましたが、吸引チューブやノズルなどの電動鼻吸い器の部分品や付属品も医療費控除の対象となります。また、鼻水によるかぶれ等の治療のためのワセリン等の購入費用も医療費控除の対象です。基本的に「治療に必要な医薬品の購入」は医療費控除の対象になると考えてOKです。

ただし、ハウスダストアレルギー等の解消のために購入する空気清浄機は医療費控除の対象にはなりません。

メルシーポットはセルフメディケーション税制の対象?

セルフメディケーション税制とは、医療費控除の特例として2017年に設けられた制度です。ドラッグストアで購入できる医薬品のうち一定のものや、通常の医療費控除の対象外である健康診断、予防接種等の費用もセルフメディケーション税制では控除の対象となります。

メルシーポットもこのセルフメディケーション税制の対象に含まれます。もし医療費控除の条件である「年間の医療費支払額10万円超」を満たさない方はセルフメディケーション税制を利用しましょう。

セルフメディケーション税制は1年間の医薬品等の購入費用が12,000円以上であれば利用することができます。詳細は以下の記事で確認してください。

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4.まとめ

いかがだったでしょうか。今回はメルシーポットが医療費控除の対象になるか解説していきました。

治療目的であれば、メルシーポットは医療費控除の対象になります。ただし、医療費控除を受けるには年間治療費が10万円以上である必要があります。そこまで高額にならない場合で対象の医薬品を購入している場合は、セルフメディケーション税制を利用することをおすすめします。

医療費控除についてもっと詳しく!

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