Google Payの特徴や使い方、支払い方法

GooglePay

電子マネーやQRコード決済など、2019年はキャッシュレス決済の話題がつきません。

ただ、様々な決済方法があると、「何を使えばいいか分からない」と悩む方も多いです。

そこで今回はAndroidユーザーにオススメの「Google Pay」を紹介します

Google Payなら、Suica、nanaco、楽天Pay、WAON、およびQUICPayといった電子マネーを、スマホに登録して使えます。スマホ1台で各種電子マネーを使い分けられるので、とても便利です。

この記事では、Google Payの始め⽅や⽀払い⽅法を解説します。キャッシュレス決済の種類が多すぎて、何を使うべきか悩んでいる方、使ってみたいけど色々不安のある方は、ぜひ参考にしてください。

1.Google Payの対応端末とメリット

(1)Google Payとは

Google Payは、Googleがサービス提供している電子決済サービスです。

年会費無料でAndroid端末にインストールすることができ、電⼦マネー決済やクレジット決済が⾏えます。

従来、「Android Pay」と「Google Wallet」という2つのサービスがあったところ、2018年1月に統一され、「Google Pay」となりました。

(2)対応端末|NFC対応のみでは登録不可

Google payを利用するためには、下記の条件を満たすスマホ端末が必要です。

・Android Lollipop(5.0)以降が搭載されているアンドロイド端末
・Felica搭載端末・おサイフケータイ対応端末

よく誤解しがちなこととして、海外スマホ・SIMフリースマホの場合「NFC」に対応している機種が多いため、その端末でGoogle Payを使えると思いがちです。

しかし実際には、NFCに対応しているだけではGoogle Payは利用できず、必ずFelica搭載端末・おサイフケータイ対応機種である必要があります。

*例えば最近人気のHUAWEI製のスマホ『HUAWEI P20 Pro』の場合、NTTドコモから発売されたものはおサイフケータイに対応していますが、グローバル版の『HUAWEI P20 Pro』は対応していません。スマホ購入時には、公式サイトの仕様の確認が必ず必要です。

(3)Google Payの6つのメリット

  • 複数のポイントカード・電子マネーを登録可能
  • プリペイドカードやデビットカードで支払い可能
  • モバイルSuica代わりに利用可。公共交通機関で使用可能
  • スマホを「かざすだけ」で簡単でスピーディに支払いが可能
  • 海外でも使用可能
  • オフラインでも使用可能

①複数のポイントカード・電子マネーを登録可能

Google Payは、おサイフケータイの機能を提供しており、Suica、nanaco、楽天Edy、WAON、QUICPay、iDといった主要な電子マネーを登録して、使い分けることができます。

また、dPOINTといったポイントカードも登録できます。

その結果として、それぞれの電子マネーカードやポイントカードを持ち歩く必要がなくなり、財布のカードや定期⼊れを減らすことができます。

支払い時に、財布から使いたいカードを探す手間もなくなりますし、紛失時のセキュリティ面でもメリットがあります。

②プリペイドカードやデビットカード等で支払い可能

QUICPay および iD を利用することで、クレジットカードでの支払いが可能になります。

またKyashやLINE Payカードといったプリペイドカード、またデビットカードでも支払いが可能です。

紐付けたクレジットカード独自のポイントももちろん貯まります。

※ ただし、使用できるクレジットカード・プリペイドカード・デビットカードには制約があります。たとえば、auウォレットカードなど一部のプリペイドカードは直接グーグルペイに追加することはできません。しかし、グーグルペイ内のモバイルsuicaにチャージするプリペイドカードとしては利用は可能です。auウォレットカード等の残高消化をしたい場合はグーグルペイ内のモバイルsuicaを併用しましょう。詳細は グーグルペイ公式ページをご覧ください。

③モバイルSuica代わりに利用可。公共交通機関で使用可能

2018年5月24日からはGoogle Payに、Suicaも登録できるようになりました。

「モバイルSuica」アプリの場合、2020年2月25日まではビューカード以外のクレジットカードを登録すると1030円(税込)の年会費がかかりますが、Google Payの場合は無料というメリットがあります。

またその他、下記のようなメリットもあります。

・タクシーを呼べる配車アプリ「全国タクシー」の決済に利用可
・JAL国内線の航空券を保存・管理ができ、またカウンターでの手続きをスムーズにすることが可能
・スマートEXでクレカで予約して、Google payのSuicaで新幹線に乗車することも可能

④スマホを「かざすだけ」で簡単スピーディに支払いが可能

電子マネーなので、お店でスマホを「かざすだけ」で簡単に支払いができます。

金額入力などのアプリ操作も不要なので、支払いがとてもスピーディです。

⑤海外でも使用可能

Google Payは海外でも使えます(※)

海外などで、クレジットカードを手渡さずに決済できるのは、心理的にも安心でき、メリットがあります。

※ Google Pay の機能の中には、一部の国やデバイスでのみご利用可能なものがあります、詳細は グーグルペイ公式ページをご覧ください。

⑥オフラインでも決済可能

Google Payはオフラインで決済することが可能です。

つまりSIMカードが挿入されていない状態でもコンビニなどで利用することができます。

ただし初期設定、カード登録、アプリ内でのチャージ時等には、ネット環境が必要なので注意が必要です。

【現在終了】※追記:⑦2019年11月現在・大規模キャンペーン中

2019年8月より「JCBでスマホ決済!全員に20%キャッシュバックキャンペーン!」を実施中です。

GooglePayを利用している方、これから利用しようとしている方は必ずチェックしてみてください。

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2.Google Payに登録できるカード

登録できるカードは次の通りです。

電子マネーとポイントカード以外のカードは、「QUICPay」「QUICPay+」「ID」にひも付けて利用します。

(1)電子マネー

Suica(スイカ)
nanaco(ナナコ)
楽天Edy(楽天エディ)
WAON(ワオン)
QUICPay(クイックペイ)
ID(アイディー)

(2)ポイントカード

・Tカード
・Dポイント
・楽天ポイント
・pontaカード

(3)クレジットカード(QuicPayを利用)

・JCB発行のカード
・リクルートカード(JCB)
・OCカード
・JACCSが発行するすべてのVisa/マスターカード/JCBカード
・モデル百貨NCカード
楽天カード(アメックスを除く)
・ゆめカード(ゆめかクレジット・エクセルメンバーズカード)

(4)クレジットカード(IDを利用)

・三井住友カード
・ライフカード

*三井住友カードは現在20%キャッシュバック還元キャンペーンを行っておりますので併せてご確認下さい。

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(5)プリペイドカード

Kyash Visaカード
LINE Payカード

(6)デビットカード

・JCB発行のデビットカード
・三井住友のsmbcデビット
・じぶん銀行スマホデビット

3.Google Payの設定、準備

(1)Google Payのダウンロード

まず、スマホに「Google Payアプリ」をダウンロードします。

(2)ポイントカードの設定

dPOINTといったポイントカードの登録は簡単で、特につまずく箇所はありません。

・画面下部の「パス」をタップ。ポイント一覧が表示されるので選択する
・既存のアカウントがある場合は「カメラでカードをスキャン」
・SMS認証をする(*認証の必要がないポイントもあり)

以上で、簡単に設定できます。dPOINT等SMS認証をする必要がある場合は、電話番号が必要になります。

(3)電子マネーの設定

概ね、下記の5つのステップで設定が完了します。
Suica、nanaco、楽天Pay、WAONで、設定方法は基本的に同じです。

  1. Google Payアプリを起動する
  2. 画面下部の「支払い」をタップ
  3. 画面下部の「+お支払い方法」→「電子マネー」をタップ
  4. 追加する電子マネーを選択する
  5. 画面の指示に従い設定する

各電子マネーの提供元HPでも設定方法が紹介されていますので、ご参照ください。

Suica(スイカ) 設定方法はこちら
nanaco(ナナコ) 設定方法はこちら
楽天EDY(楽天エディ) 設定方法はこちら
WAON(ワオン) 設定方法はこちら

(4)QUICPay(クイックペイ)・IDの設定&カードの設定

クレジットカードやデビットカードを設定して、QUICPayが使えるようになります。
手順は下記の通りです。

  1. Google Payアプリを起動する
  2. 画面下部の「支払い」をタップ
  3. 画面下部の「+お支払い方法」→「クレジット/デビット/プリペイド」をタップ
  4. カード登録画面が立ち上がるので、「カメラでカード読み取り」か「手入力」のどちらかを選択する
  5. 読み取りか手入力で、カード情報を入力設定する
  6. QUICPay使用確認の画面が出ますので、「続行」をタップ
  7. QUICPay支払い時に使う「メインカード」を設定

メインカードを設定する際には、Google Payの「支払い」をタップ後、QUICPayで使えるカードに「Q」のようなアイコンがついて表示されるので、その中からカードを選びONにします。

QUICPay、IDについては、下記記事も合わせてご参照ください。

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4.Google payへのチャージ方法・⽀払い⽅法

ここからはGoogle Payでの⽀払い方法を解説していきます。

(1)Google Payを使える店

Suica、nanaco、楽天Pay、WAON、およびQUICPayやIDを登録すれば、それぞれの加盟店で使えます。

使える店舗の一例を、以下で紹介します。

コンビニで使える

  • セブンイレブン
  • ファミリーマート
  • ローソン
  • サークルK
  • サンクス
  • ミニストップ
  • セイコーマート
  • デイリーヤマザキ

家電量販店で使える

  • ビックカメラ、コジマ、ソフマップ
  • ヨドバシカメラ

スーパー・飲食店・薬局で使える

  • イオンモール
  • イトーヨーカドー
  • カスミ
  • ピアゴ/APITA
  • マクドナルド
  • マツモトキヨシ

ネット通販・アプリで使える

  • ジャパンタクシー
  • ブックライブ
  • ミンネ

その他

  • ガソリンスタンド
  • 自販機

現状使えないお店

  • スタバ
  • ヤマダ電機
  • ニトリ

(2)使い方・支払い方法

Suica、nanaco、楽天Pay、WAON、Quicpay

プリペイド型の電子マネーは、使用前にお金をチャージしておく必要があります。

その後、店員に「suicaで」「nanacoで」「Quicpayで」と頼み、店舗レジのカードリーダーにスマホを「かざす」だけで、支払いは終了します。

ポイントカード

ポイントカードの場合は、画面にバーコードを表示するために操作をしてから、提示する必要があります。

注意点

なお、google pay起動時に「NFCをオンにして」と表示される場合がありますが、多くの場合はオフの状態でも使用できます。

もし万が一、利用できない状況が発生した場合はNFCをオンにしてみましょう。

(3)チャージする方法

チャージの方法としては、Google Pay内でチャージする方法と、お店でチャージする方法があります。

なお、nanacoはセブンイレブンの店舗/セブン銀行ATMでのみチャージ可能です。

Gooole Pay内でチャージする手順

  1. チャージする電子マネーをタップ
  2. 「チャージ」をタップ
  3. チャージする金額を選定して「カードを選択」をタップ
  4. 支払い方法を追加、または選択
  5. 画面の指示に沿って設定、チャージする

以上でチャージ完了です。

コンビニ・駅券売機でチャージ

店舗に出向き、電子マネーのチャージを店員に依頼してチャージします。

その時に、チャージしたい電子マネーの種類を伝え、スマホをお店のカードリーダーにかざすだけでチャージは完了します。

またセブン銀行のATMやJR東日本のモバイル端末対応Suicaチャージ専用機などは、Felicaチャージに対応しているので、それを利用することも良いでしょう。

セブンのATMも駅のSuicaチャージ専用機ともに、端末を置くためのスペースが用意されており、そこにスマホを置いて、画面操作をすればチャージすることが可能となっております。

5.最後に

Google PayはAndroidスマホに対応しており、Suica、nanaco、楽天Edy、WAON、およびQUICPayやIDをスマホに登録できます。

また、dPOINTといったポイントカードも登録できるため、財布を軽くすることができます。

それぞれの加盟店も非常に多く、総合的に使い勝手が良いアプリと言えます。

Androidユーザーで、キャッシュレスを始めたいと思っている⽅は、試しにGoogle Pay導⼊を検討してみてはいかがでしょうか?

監修
ZEIMO編集部(ぜいも へんしゅうぶ)
税金・ライフマネーの総合記事サイト・ZEIMOの編集部。起業経験のあるFP(ファイナンシャル・プランナー)を中心メンバーとして、税金とライフマネーに関する記事を今までに1300以上作成(2024年時点)。
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