d払いのキャンペーンの特徴・注意点・一覧|2021年12月
1. d払いキャンペーンの特徴と注意点 キャンペーンにはさまざまな形態がありますが、最も便利なのは何もしなくても還元…[続きを読む]
画像引用元| かざしてお支払い iD
電子マネー「iD」は加盟店数も非常に多く、広く使われている電子マネーの一つです。
ただ「iDを使っているけど、”ポイント”の仕組みが良く分からない」「iDと他の電子マネーとの違いが分からない」という方もいらっしゃいます。
そこで、今回は、iDとは何か、iDの特徴や使い方を説明すると共に、iD払いのポイントについての注意点も解説します。
目次
iDとは、三井住友カードとNTTドコモが提携して発行・運営している電子マネーです。
主な特徴は以下の5点です。
とくに、後払い、いわゆるポストペイ式の支払いができるので、事前チャージが煩わしく感じる方には使いやすい電子マネーです。
また、加盟店がかなり多いのも魅力です。
iDで貯まるポイントについて重要なポイントは下記の通りです。
一般的には、プリペイド(前払い)式の電子マネー(Suicaやnanaco)やクレジットカードの場合、それぞれ独自のポイントが還元されるケースが多いです。
一方、iDや同じポストペイ式のQUICPayの場合、独自のポイント制度はなく、セットにして使うクレジットカードのポイントのみが貯まります。
クレジットカードのポイントを補足すると、たとえばiDで支払う際に、dカードを選択して利用すればdocomoの「dポイント」がたまります。
またイオンカードを登録すれば、イオンの「ときめきポイント」が貯まります。三井住友VISAカードの場合は「Vポイント(旧 ワールドプレゼント)」が貯まります。
「iDポイント」というものが存在して貯まっていくわけではありません。
上述のとおり、iDには独自のポイント制度は存在しません。
また、同じくドコモが提供するdポイントがありますが、こちらもiDを利用するだけでは貯まりません。
ただし、iDとdポイントが全く関係性がないわけではありません。下記のような関係があります。
まずdカードとiDについて解説致します。
「dカードを登録したiDアプリ」や「iD一体型のdカード」を利用する際には注意することがあります。
dポイント加盟店(例えばファミリーマート 、マクドナルド等)でのお買い物時に、dカードを紐付けたiDを利用しても、クレジットカード利用分のポイントは貯まりますが、それだけではdポイントカード提示分のポイントが貯まりません。
つまり下記のような流れを経る必要があります。
すごく単純なことなので「当たり前のことでは?」と思う方もいるかもしれませんが、d払いやiDはdポイントと同じくドコモが提供しているサービスなので一括でなんとかしてくれるのではないか?と誤解している人も多いです。
忘れやすいので気をつけましょう。
また、ドコモが提供する「d払い」というQRコード決済アプリがあります。
どちらもdカードを登録すると、dポイントを貯めることができます。しかし下表の通り、還元率が異なります。
電子マネー利用分の還元率 | クレジットカード利用分(例としてdカードの場合)の還元率 | キャンペーンの頻度 | |
---|---|---|---|
d払い | 0.5% | 1% | 多め |
iD | なし | 1% | 少なめ |
d払いのほうが通常還元率が高く、なおかつキャンペーンの頻度が多いことが分かります。
そこで、d払いの還元とiDの利便性をどちらも享受するために、d払い(iD)を利用するといった方法がおすすめです。
d払い(iD)とは、d払いをiD経由するよう登録するだけで完了します。
例としてマツモトキヨシでd払い(iD)を利用した場合、以下のポイント還元を受けることができます。
つまり、1,000円の買い物した場合、計45円分のポイント還元を受けることができます。
dポイントの効率のいい貯め方はこちらで紹介しておりますので、ぜひご確認下さい。
なお、d払いでは日々お得なキャンペーンを開催しております。
iDを利用した場合でも参加できるものが大半ですので、利用できるキャンペーンがないかこまめにチェックしましょう!
d払いのキャンペーンについては、下記記事が詳しいので併せてご参照ください。
【d払いをこれから始めたい方へ】
d払いはアプリをインストールしdアカウントを発行するだけで始められます(dアカウントはアプリ初期設定時に発行できます)。d払いアプリはこちらのページでインストールできます。
d払いについてもっと詳しく知りたい方は以下の記事でメリットや注意点を詳しく解説していますので是非、併せてご覧ください。
dカード | dポイントがさらにたまる dカード特約店
iDが使えるお店をさがす|電子マネー「iD」
ドコモが提供するクレジットカード「dカード」を入会する際に、「iDキャッシュバック」を進呈された方もいるかもしれません。
iDキャッシュバックとは、「iD」の利用代金からiDキャッシュバック分を請求時に減額するサービスです。
例えば、8000円分のiDキャッシュバックを進呈された場合(もしくはdポイントから交換した場合)、5000円の買い物をしてもその後、5000円分はiDキャッシュバックが充当されます。そして、さらに残りのプールされている3000円分は繰越されて、次回のショッピングで利用できます。
つまりポイントというより現金に近いイメージを考えると良いでしょう。
なお、店頭でiDキャッシュバックを利用する際に「iDキャッシュバックでお願い致します」という風に告げる必要はなく、「iD払いで」と告げればOKです。
注意点は下記の通りとなります。
また、dポイントからiDキャッシュバックに充当するサービスもありますので公式サイトをご確認ください。
*iDキャッシュバックコース|交換商品につかう|d POINT CLUB
2019年10月1日の消費税率引上げ・軽減税率導入に伴って キャッシュレス手段を使ったポイント還元が全国で実施されました。
還元期間は、2019年10月1日〜2020年6月30日です。
iDもキャッシュレス決済の一つであり、キャッシュレス・消費者還元事業のロゴマークとiD加盟店を表すロゴマークを掲示している店舗(例えば、セブンイレブン、ファミリーマート、ローソン等)で、5%(中小企業店舗)または2%(コンビニ等のフランチャイズ)のポイント還元を受けることができました。
ただしポイント還元は、iDに紐付けてあるクレジットカードにポイント還元されていました。
事前登録 | 還元方法 | 還元上限 | |
---|---|---|---|
還元タイミング | ポイント有効期限 | ||
iD | 不要 | *多くの場合、登録したクレジットカードの請求額から減算 | *登録したクレジットカードによるが多くの場合、月1万5000円相当 |
*登録したクレジットカードによるが翌々月の請求時が多い | *登録したクレジットカードによるが多くの場合相殺・減算されるため有効期限はない |
先述のとおり、iDと一番相性がいいポイントは、docomoの「dポイント」です。
iDを運用・発行している会社なので、iD利用でオトクにdポイントを貯められるキャンペーンを、定期的に開催しています。
画像引用元| d POINT CLUB
dカードで支払いをすると、dカード特約店であるローソンやマツキヨで、割引が受けられたり、特典ポイントが貯まったりと、さらにオトクになるのも嬉しい点です。
iDで積極的にポイントを貯めたい場合は、iDのためにdカードを用意することをオススメします。
ただし、dカードでのお買い物が対象で、iDでのお買い物は対象外となるキャンペーンもありますので、キャンペーン時には気をつけて利用しましょう。dカードをお持ちでない場合は、入会キャンペーンを利用しての入会がおすすめです。最大8,000円分のポイント還元が行われるキャンペーンを開催していますので、下記、公式から最新情報をご確認ください。
また、ドコモの携帯を契約している人/家族にドコモユーザーがいる人はdカード GOLDの方がお得なケースが多いです。ドコモ料金のポイント還元だけで年会費の元が取れるケースも多く、ゴールドカードならではの特典も豊富なためd払いを始めるにあたってこちらも検討することをおすすめします。
iD以外の電子マネーだと、Suicaやnanaco、waon、quicpay、edy等さまざま存在します。
これらと比較した場合のiDの特徴としては、下記3点が重要です。
乗り換えを考える際は、現在の貯めたいポイントが何か、どういう生活パターンをしているかを中心に考えると良いでしょう。
たとえば通勤通学や日々の生活で電車やバスを使っている方は、SuicaやPASMOなどの交通系電子マネーが便利です。
また、近所にイトーヨーカドーやイオンがあれば、nanacoやWAONがお得かもしれません。
他には、iDと似た機能を持つポストペイ式電子マネーとして「QUICPay」があります。
iDとQUICPayは使えるクレジットカードが違いますので、選ぶクレジットカードによりiDにするかQUICPayにするか決めてもよいでしょう。
iDとQUICPayの両方に使えるクレジットカード(OricoCardなど)もありますので、このクレジットカード一枚でiDとQUICPayの両方を使えるようにするのも手です。
iDは加盟店も多く、ポストペイ(後払い)式で使い勝手が良い電子マネーです。
また、dカード等ではキャンペーンでiDのキャッシュバックを実施していますので、それらキャンペーンを利用すると、よりお得です。
今後、消費税増税・軽減税率に伴ってのポイント還元もあり、キャッシュレス化はますます進みます。
まずは、ご自分の生活パターンに合った電子マネーを選んで、キャッシュレス生活を始めてみましょう。