d払いとクレジットカードでポイント二重取り！おすすめのクレカを紹介
携帯電話会社のドコモが提供しているスマホ決済サービスの「ⅾ払い」。 実店舗だけでなく、一部ネット通販にも対応している…[続きを読む]
d払いのメリットと使い方｜dポイントを貯めるならdカードも使おう
2020年9月からマイナポイント還元事業が始まります。もちろん「d払い」もマイナポイント還元の対象となります。
「d払い」はメリットが多く、かなりお得な支払方法です。今回はd払いのメリットや、クレジットカードやdポイントカードとの違い・併用の注意点、効率的な使い方を説明します。
d払いをまだ使ってない方、これから活用したい方は、ぜひご参考ください。
目次
1．d払いとは
d払いは、NTTドコモが提供するスマホ決済サービスです。
Docomoユーザー（回線契約者）でなくても、dアカウントの登録があれば誰でも使えます。
クレジットカードのような審査は特にありません。また年会費や決済手数料などもかからず、無料で使えます。
（1）d払いのメリット
まずは、d払いのメリットについて、一つずつ解説していきます。
① dポイントが貯まる・ポイント二重取りも可能
d払いの最大のメリットは、dポイントが貯まることです。
d払いで会計すると、ネットショッピングは100円につき１ポイント、実店舗は200円につき１ポイントのdポイントが貯まります。ポイント倍増キャンペーンなどを活用すれば、さらにお得にdポイントを貯められます。
また、d払いは、あらかじめ手持ちのクレジットカードを登録しておくことができますが、実は、クレジットカード払いは「ポイントの二重取り」ができます。
たとえば、ドコモのクレジットカードである「dカード」を登録しておけば、購入金額100円につき1ポイントのdポイント（還元率1.0%）が追加で受け取れるのです。
② クレジットカードなしでも使える
d払いは支払い方法が豊富で、クレジットカードを使いたくない方も利用可能です。支払い方法は主に下記の４通りとなります。
【d払いの支払い方法】
・クレジットカード
・電話料金合算払い
・銀行口座・ATM
・dポイント充当（ポイント利用）
・クレジットカード
・電話料金合算払い
・銀行口座・ATM
・dポイント充当（ポイント利用）
口座払いも出来るため、クレジットカードを持てない方も気軽にキャッシュレス決済を利用できます。
また、ドコモユーザーなら月々の電話料金と合算して支払うこともできますし、ドコモ口座を開設して支払うこともできます。
別途貯めたdポイント利用をして、d払いに充当するという方法もあります。
なお、先述しましたが、クレジットカードを紐付けると、利用時にクレジットカードのポイントもたまるので、ポイントをためたい人はクレジットカードを紐付けるほうがお得です。
③公共料金の支払いを行うことが出来る
d払いでも公共料金の支払いが可能となりました！
残念ながら、公共料金の支払いでdポイントを貯めることはできません。しかし、普段利用してるd払いで公共料金の支払いができるというのは便利であると言えるでしょう。
まだ支払先が限られてはいるものの、今後増えてくると考えられます。
利用先や利用方法についてはこちらの記事で解説しております。
④ 使い過ぎを防止できる
d払いは、アプリから利用金額設定ができるため、決めた分だけしか使えないように設定することが出来ます。
「キャッシュレスだと、使い過ぎが心配になる」と言う方も、安心して使えます。
⑤キャンペーンが多い
d払いではポイント還元率が大幅にアップするキャンペーンを頻繁に行っています。様々なお店と提携したキャンペーンが幅広く展開されるので、どなたでもキャンペーンに参加するチャンスがあります。
d払いなら、支払いのたびにdポイントがザクザクたまる！ポイント還元キャンペーンもたくさん！ドコモ以外の方もご利用いただけます。
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（2）d払いの注意点４つ
d払いの使い方について、注意点を紹介します。
① dポイントカードを提示・併用を忘れない
dポイントをお得に受け取るには、d払いとdポイントカードを併用してみましょう。
勘違いしがちなことの一つに、「d払いを提示すればdポイントカードを提示したことと同じ」と考える方がいますが、別々に提示しないと併用したことにならず、二重取りはできない面倒な仕様になっていますのでご注意下さい。
d払い特約店かつdポイント加盟店のお店で、dポイントカードを提示することで、d払いとdポイントカードの還元を同時に受けることが可能です
たとえばローソンで、dポイントカードを提示して併用すると、それだけで購入金額の1%分のdポイントが受け取れます。
さらに、d払いで決済を行えば、同時に0.5%分のdポイントを獲得できます。それぞれ単独で利用するよりも獲得ポイントが倍になるため大変お得です。
dポイントカードについてより詳しく知りたいという方は、こちらからご確認ください。
② マツモトキヨシ等iD特約店の場合は「d払い（iD）」を利用したほうがお得
NTTドコモが提供している「dカード」か「d払い」か、どっちを使えば良いか分からないという方もいるかもしれません。
実は「dカード・d払い（iD）特約店」の場合、そのままd払いを利用するのではなく、d払い（iD）として利用した方がお得です。
なぜなら、特約店であれば、通常の決済ポイント以外にも特約店独自のポイントを受け取ることができるからです。
例えば、マツモトキヨシであれば、特約店ポイントとして100円につき2ポイントを受け取ることができます。
- 「マツモトキヨシ」でd払い（iD）利用：4.5%還元
dポイント還元の内訳等を詳しく知りたいという方はこちらをご覧ください。
③ d払いは200円未満でポイント還元しない
d払い利用時のdポイントの付与は「1支払い単位（※）」です。
1回の支払い額に対してポイントを付与するという仕組みなので、極端な例でいうと、100円未満の支払いに何度d払いを使ってもdポイントは貯まりません。
少額決済の場合は注意が必要です。
※ 一般的なクレジットカードは月間の利用額合計に対してポイントを付与するものも多い
④ dポイントの反映・付与時期が遅いケースあり
d払いでは「キャンペーン」で獲得したdポイントは還元時期が遅いことが多く、また付与時期は各キャンペーンごとに異なります。その都度必ず公式サイトをご確認下さい。
また、決済処理のタイミングは利用店舗によって異なるため、ポイント反映まで時間がかかる場合もある点に注意してください。たとえば、Amazonでd払いを利用する場合、商品が発送されるまではポイントが反映されません。
なお、キャンペーンで獲得した「ポイントの期限」は通常のポイントより短いケースが多いので、こちらも必ず各キャンペーンページでご確認下さい。
（3）d払いの利用方法
d払いの使い方・手順は以下の通りです。
初期設定
①アプリをダウンロード
ｄ払いは、専用のアプリをダウンロードする必要があります。対象端末はAndroidでもiOSでもOKです
【参考】d払いアプリダウンロードページ
②ｄアカウントを登録
・ドコモユーザーの場合
アプリからお使いのspモードパスワード（4桁）を入力すれば登録が完了するので、すぐに使うことが出来ます。
・ドコモユーザー以外の場合
まずdアカウントを発行しその後、3Dセキュアに登録されたクレジットカードを紐付けし利用が可能となります。
支払い方法
d払いの使い方として、実店舗の場合、「ストアスキャン型」と「ユーザースキャン型」の二つがあります。どちらがコードを表示し、どちらが読み取るかの違いです。
それぞれの決済の流れを簡単に説明します。
ストアスキャン型の場合
①アプリを立ち上げる
②店員さんに「d払いでお願いします」と伝える
③店員さんにQRコードを読み取ってもらう
④決済完了（レシート等を受け取る）
ユーザースキャン型の場合
①アプリを立ち上げる
②店員さんに「d払いでお願いします」と伝える
③店側に用意されたQRコードを「アプリから起動したカメラで読み取る」
④表示された決済金額等を確認し「支払うのボタン」を押す
⑤決済完了（レシート等を受け取る）
2．d払いでのdポイントのお得な貯め方
（1）そもそもdポイントとは｜使える場所・加盟店・期限
d払いを利用することで貯まるdポイントは、全国のコンビニエンスストア・家電量販店・カフェ、百貨店、インターネット通販サイトなど「dポイント加盟店」で使えます。
d払いの場合は、街でのお店での利用に応じて、通常200円につき1ポイントのdポイントがたまります。
1ポイント=1円で使うことができ、ポイントの有効期限は獲得した月から「48か月後の月末」までです。
dポイントについてより詳しく知りたいという方はこちらの記事をご覧ください。
（2）貯め方１：キャンペーンを使う
d払いは定期的にさまざまなキャンペーンを実施しています。たとえば下記のようなキャンペーンを展開していたこともあります。
毎週おトクなd曜日～金・土曜日はdポイントが必ず3倍！最大6倍！～
キャンペーンにエントリーの上、d払い（ネット）対応サイトで対象日にd払いでお買物された方が対象。
キャンペーンにエントリーの上、d払い（ネット）対応サイトで対象日にd払いでお買物された方が対象。
なお、d払いの通常のキャンペーンは月ごとエントリーが必要な場合が多いので注意してください。
アプリのトップページにある「お得情報」というボタンから、簡単に確認できるので、キャンペーンが気になる方は小まめにチェックしてみましょう。
最新のd払いのキャンペーンについては下記記事が詳しいので併せてご参照ください。
（3）貯め方２：d払いだけではなく「iD」を併用する
iDとは、d払い同様にNTTドコモが提供する電子マネーで後払い方式（ポストペイド）の電子マネーです。
iDは加盟店数が圧倒的に多く、d払いが利用できなくてもiDは使えるというケースは少なくありません（例えば現時点ではイオン、イトーヨーカドー、マクドナルド、ガストなど）
iDを搭載した「dカード／dカード GOLD」をiDの決済端末にかざして使ったり、「おサイフケータイ」や「Apple Pay」にdポイントがたまるカードを搭載して、iDの決済端末にかざして使う方法です。
dポイントを積極的に貯めたい人は、d払いと合わせてiDも使えるようにしておくと、ポイントが貯まる機会が増えるのでオススメです。
（4）貯め方３：dカード／dカード GOLDを使う
d払いの支払いをクレジットカードに紐付けておけばクレジットカードのポイントも貯まります。
さらにdポイント加盟店なら、加盟店ごとにポイント還元率が上昇する場合もあり、その場合はポイントの三重取りも可能です。
【d払いでのポイント付与例】
・d払いのポイント（0.5%)＋dポイント加盟店のポイント（0.5〜1.0%）＋クレジットカードのポイント（0.5%〜1.0%）＝1.5〜2.5%
・d払いのポイント（0.5%)＋dポイント加盟店のポイント（0.5〜1.0%）＋クレジットカードのポイント（0.5%〜1.0%）＝1.5〜2.5%
加盟店やカードの種類によってポイント付与率は変動しますが、概ねこの範囲です。
d払いの支払い元としてクレジットカードを登録しておけば、スマホが一台でこれらを全てためることができます。
特に「dカード」は年会費無料、ポイント付与率が1.0%（*d払いよりも通常還元率が高い）と大変お得なカードです。
dポイントを貯める場合は、「dカード／dカード GOLD」も積極的に利用しましょう。
なお、ドコモユーザーの場合は、通常のdカードよりdカード GOLDがお得になるケースがあります。下記記事が詳しいため、併せてご参照下さい。
3．補足：利用限度額と引き落とし日
念の為、利用限度額と引き落とし日についても、確認しておきましょう。
支払い方法によって大きく異なるので注意が必要です。
利用限度額（月額）
・電話料金合算払い
10,000円・30,000円・50,000円のいずれかの範囲内（*未成年は最大10,000円）
・クレジットカード
登録したクレジットカードの利用限度額が適用
・ドコモ口座
最大49,999円
・dポイント
1回につき99,999ポイント
引き落とし日
・電話料金合算払い
利用した月の翌月末日
・クレジットカード
各クレジットカード会社の支払日
・ドコモ口座
購入時（即時）
・dポイント
購入時（即時）
4．d払いはマイナポイント還元の対象
9月まで延長が決まったマイナポイント。もちろんd払いも対象となります。
マイナンバーカードを持っている人は、登録すると、「最大5,000円分のポイント還元」を受けられ、さらにd払いなら、条件に応じてキャンペーンポイントとして2,500円分還元されます。
注意点としては、キャンペーンごとに申し込みの期限が異なることです。
詳細はこちらの記事をご覧ください。
まとめ
d払いは、使い方も簡単、お得な貯め方が豊富で、メリットも豊富なキャッシュレス決済サービスです。
スマホ決済なのでカードを持ち歩かなくても気軽に使え、またdポイントも貯めやすく使いやすいポイントサービスと言えます。まずはアプリをダウンロードして、気軽に使ってみましょう。
支払い方法をカード払いにしたり、dポイントカードを提示して併用すれば、ポイント2重取りもでき、さらにお得にポイントを貯められます。
また「dカード／dカード GOLD」は、還元率の高いカードなので併用するとよりお得ということもぜひ覚えておいてくださいね！
監修
服部 貞昭（はっとり さだあき）
服部 貞昭（はっとり さだあき）
東京大学大学院電子工学専攻（修士課程）修了。
CFP（日本FP協会認定）、2級ファイナンシャル・プランニング技能士（国家資格）。
ベンチャーIT企業のCTOおよび会計・経理を担当。
税金やお金に関することが大好きで、それらの記事を2000本以上、執筆・監修。
「マネー現代」にも寄稿している。
エンジニアでもあり、賞与計算ツールなど各種ツールも開発。
服部 貞昭 プロフィール
この監修者の記事一覧
CFP（日本FP協会認定）、2級ファイナンシャル・プランニング技能士（国家資格）。
ベンチャーIT企業のCTOおよび会計・経理を担当。
税金やお金に関することが大好きで、それらの記事を2000本以上、執筆・監修。
「マネー現代」にも寄稿している。
エンジニアでもあり、賞与計算ツールなど各種ツールも開発。
