年末調整・確定申告の「保険料控除」とは?金額や対象となる保険
年末調整で保険料控除を適用すると節税になります。保険料控除の種類と、対象となる保険を詳しく解説します。また、対象にな…[続きを読む]

年末調整で保険料控除を受けるのに必要な書類について、作成方法等をわかりやすく解説します。
目次
各種保険に加入している人は、今年1年で支払った保険料等に応じて「保険料控除」を受けることができます。
ただし、全ての保険が対象という訳ではありません。
保険料控除の対象となるのは以下の通りです。
傷害保険や火災保険、旅行保険、自動車保険など、対象外の保険も多いのでお気を付けください。
保険料控除とはどんな控除か、控除額がいくらになるかなどについては以下の記事をご参照ください。
年末調整で保険料控除を受けるには、以下の書類を会社に提出する必要があります。
会社から配布される書類に必要事項を記入します。
フォーマットは下図の通りで、加入している保険の種類に応じて記入箇所が異なります。

書類の書き方は以下の記事で解りやすく解説しています。
保険料控除の申請には、保険会社等から送付される「保険料控除証明書」等の書類も必要です。
下表のとおり、必要な証明書は加入している保険によって異なります。
| 保険の種類 | 添付資料 |
|---|---|
| 生命保険料 | 生命保険料控除証明書 |
| 地震保険料 | 地震保険控除証明書 |
| 健康保険・厚生年金・雇用保険 | 不要 |
| 国民健康保険 | 不要 |
| 国民年金保険 | 社会保険料(国民年金保険料)控除証明書 |
| 小規模企業共済 | 小規模企業共済掛金払込証明書 |
| 企業型確定拠出年金 | 不要 |
| 個人型確定拠出年金(iDeCo) | 小規模企業共済等掛金払込証明書 |
紛失や再発行などで年末調整の期限までに用意できない場合については以下の記事をご参照ください。
前述の「給与所得者の保険料控除申告書」の裏面には、「証明書類の添付箇所」という欄があります。
控除証明書の添付が必要な場合、こちらの箇所に添付して提出します。添付方法に決まりはなく、糊でもテープでもホッチキスでも問題ありませんが、会社の指示があれば従うようにしましょう。

その他、枚数が多いケースなど、お困りごとがある場合は下記の記事をご参照ください。
保険料控除の証明書は、コピーではなく原本を添付して提出します。
ただし、2020年から、各種証明書を電子データとして提出することが可能になりました。
各保険会社から発行された控除証明書データを活用する場合、原本の提出は不要です。