クレジットカード納税の手数料・ポイント還元シミュレーション【国税・地方税対応】
このツールは、税金のクレジットカード納付にかかる手数料と獲得できるポイント数を計算し、クレジットカード納付によって実…[続きを読む]
自動車税の支払い期限は一か月と短いので、いつのまにか支払い期限のギリギリになってしまうこともあります。金融機関の窓口やコンビニに支払いにいくのでは間に合わないケースもあるでしょう。
今回は、24時間いつでも手軽に自動車税を支払える、オンライン決済についてまとめます。
目次
自動車税をネットで支払うには以下の方法があり、いずれも24時間・365日いつでも自動車税の支払いが可能です(システムメンテナンスなどの時間を除く)。
まずはそれぞれの特徴を簡単に比較してみましょう。
決済方法 | 手数料 | ポイント還元 | 手間 |
---|---|---|---|
スマホ決済の請求書払い | 無料 | 0%~2% | スマホカメラで納付書のバーコードを読み取るだけ |
クレカ | 有料 | クレカによる | クレカ情報など、必要事項のオンライン入力が必要入力が少し手間入力が少し手間 |
ペイジー | 無料 | なし | |
モバイルレジ | 無料 (クレカ利用の場合は有料) |
クレカによる | |
支払秘書 | 無料 | なし | スマホカメラで納付書のバーコードを読み取るだけ |
PayB | 無料 | なし | |
楽天銀行 | 無料 | 一件につき10P |
それでは、それぞれの支払い方法やメリット・デメリットについて解説していきましょう。
専用の支払いサイト(F-REGI 公金支払い 、地方税お支払サイト)で納付番号、カード情報などをオンライン入力して自動車税を支払う方法です。
上記に加えて、後述するスマホ決済のようにポイント還元の条件などを細かく調べたり、スマホにアプリをインストールしたり、事前にチャージをしたりする必要がないこともメリットだといえるでしょう。
また、自動車税の場合はあまりネックになりませんが固定資産税や住民税などをの支払いの際、上限額をあまり気にしなくてよいのもクレカ決済の魅力といえます。
クレカ決済の最大のデメリットは手数料が必ずかかり、手数料の金額も高めだということです。少し例を見てみましょう。
モデルケース | 税額 | 手数料 | 0.5%クレカ | 1%クレカ | 1.5%クレカ |
---|---|---|---|---|---|
ホンダのNBOX(700㏄) | 10,800 | 123 | 69円損 (54P) |
14円損 (109P) |
40円得 (163P) |
ホンダのフィット(1300㏄) | 30,500 | 288 | 135円損 (153P) |
19円得 (307P) |
173円得 (461P) |
マツダのデミオ(1500㏄) | 30,500 | 288 | 135円損 (153P) |
19円得 (307P) |
173円得 (461P) |
ホンダのオデッセイ(2400㏄) | 43,500 | 370 | 151円損 (219P) |
68円得 (438P) |
370円得 (658P) |
トヨタのヴェルファイア(3500㏄) | 57,000 | 453 | 166円損 (287P) |
121円得 (574P) |
408円得 (861P) |
ご覧のように、還元率0.5%のクレカで自動車税を支払うとほとんどの場合ポイントよりも手数料が高くついて損をしてしまうことになります。
還元率は最低でも1%、お得さを狙うなら1.5%以上の高還元率クレカを使いたいところです。
※モデルケースは全て2019年10月1日以降に新車登録をしたものと想定しています
スマホでアプリを起動し、納付書のバーコードをスマホカメラで読み取るだけの簡単で便利な支払い方法です。
普段からスマホ決済を利用している方には特におすすめです。
納付書にペイジーマークがある場合、ネットバンキングで自動車税を納付できます(金融機関のATMでも可)。手順は以下の通りです。
「支払秘書」はコンビニ払込票のバーコードを読み込み、チャージ残高から支払いができるスマホアプリです。
支払い方法は先に紹介したPayPayなどとやり方のイメージは同様で、アプリを開いて納付書のバーコードを読み取るだけで支払いが完了します。
メリットはバーコードを読み取るだけで支払いが行える便利さで、注意点としては以下の点があげられます。
ポイント還元はありませんが、アプリ紹介によるキャンペーンなどが時折開催されているようです。
「PayB」はコンビニ払込票のバーコードを読み込み、登録した口座から振り込みができるアプリです。アプリを開いて納付書のバーコードを読み取るだけで支払いが完了します。
メリットは支払いの簡単さや手数料が無料な点で、注意点としては以下の点があげられます。
「モバイルレジ」は請求書のバーコードを読み込んでその場で支払いができるアプリです。支払い方法はネットバンキング、クレジットカード、口座振替から選択できます。
アプリを開いて納付書のバーコードを読み取り、支払い方法を選択のうえ必要情報を入力すれば支払い完了です。
支払い方法にクレジットカードを選択すればクレジットカードによるポイント還元を受けられますが、手数料も発生します※。
一方、ネットバンキングではポイントが貯まらない点が注意点だといえます。
※【参考】秋田県税のモバイルレジ納付
楽天銀行の口座をお持ちの方は、「楽天銀行アプリ」で納付書のバーコードを読み取ることで、自動車税の支払いをすることが可能です。支払い金額は楽天銀行の口座から引き落とされます。
メリットは以下の通りです。
楽天銀行や公共料金などの支払いにも利用できますが、支払い先の企業によっては手数料が利用者負担になることがあります。手数料は支払額が1万円未満なら66円(税込)、支払い額が1万円以上なら110円(税込)です。
なお、「楽天ポイントをためるなら楽天カードで支払った方がいいんじゃない?」と思いの方もいるかと思いますが、楽天カードは2021年6月から税金・公共料金の支払いにおける還元率が0.2%に引き下げられたため、手数料のことを考えるとあまりおすすめできません。
自動車税をネットで支払った場合は納税証明書や領収書は発行されません。
自動車税の納税証明書は、以前は車検時に提示が必要でしたが現在は電子化によって提示が不要になっています。
ただし、納税直後に車検を行う日程になっている場合、データの反映が間に合わず納税証明書の提示が必要になってしまう場合があります。なお、納税のデータが反映されるまでの日数は自治体によりますが数日から一か月程度かかる可能性もあります。
また、軽自動車税の納税証明書は車検時必ず必要になります。
自動車税・軽自動車税の納税証明書は自治体に申請すれば発行してもらうことが可能ですが、車検の期限が迫っている場合はネットではなくコンビニや金融機関の窓口で自動車税・軽自動車税を納付することをおすすめします。
自動車税、軽自動車税をコンビニで納付すれば、その場で納税証明書を貰うことができます。
一方、コンビニ納付で利用できるのは基本的に現金のみで、ポイント還元を受けることができません。
ただし、例外として、セブン、ファミマ、ミニストップではそれぞれ以下の支払い方法を利用することができ、チャージ方法次第で間接的にポイント還元を受けることが可能です。
先ほどお伝えしたように、自動車税をネットで支払うと、納税証明書や領収書が手元に残りません。今年の自動車税を支払ったかどうかを確認するにはどうすればよいのでしょうか?
クレジットカードで支払った場合は、明細書から確認することが出来ます。
また、PayPayなどのキャッシュレス決済も残高履歴や利用履歴の部分から確認することが出来ます。