【2024年版】医療費控除の明細書の書き方(記入例つき)
医療費控除を受けるには、領収書を提出する代わりに「医療費控除の明細書」を提出します。書類の書き方について、記入例を利…[続きを読む]
医療費の出費が大きい場合、翌年の確定申告で「医療費控除」の申請をすることで税金を安くすることができます。
この時、「医療費」に「絆創膏」の購入費を含めてもいいのか、分かりやすく解説します。
「治療目的」で購入した絆創膏やカットバン・ガーゼは、医療費控除の対象となります。
一方、子供が遊ぶ、コスプレなどの治療外の目的で購入した場合は医療費控除の対象外となります。
病院や医院で購入した絆創膏だけでなくドラッグストアなどで買った場合も医療費控除の対象です。医療費控除の申告には領収書もしくはレシートを自宅で5年間保管しておく必要があるので、購入の際のレシートは必ず取り置きしておきましょう。
絆創膏代を医療費控除に含める場合は、「医療費控除の明細書」に絆創膏の購入費についての記載を追加して、その他の医療費との合計額から控除額を計算しましょう。
医療費の明細書に絆創膏の費用を記載する方法は下記のとおりです。
この欄には絆創膏を使った人の名前を書きます。家族の共用物として購入している場合、家族のうち任意の1人の名前を書いておけば問題ありません。
絆創膏を買った薬局などの名前を書きます。Amazonなどの通販で買った場合は買ったサイトの名前で問題ありません。
絆創膏の場合は「医薬品購入」にチェックをいれましょう。
確定申告前年の1月1日~12月31日に購入した絆創膏の購入費用を合計し、税込みで記入します。年に何個か別々に購入した場合も、一つの欄にまとめて合計してしまって問題ありません。
絆創膏の購入費用に保険が適用されることはないので、空欄で問題ありません。
絆創膏以外の医療費についても明細を記入したら、1年の医療費の合計額から控除額を計算し、「医療費控除の明細書」を完成させます。確定申告書にも控除額を転記して税務署に提出すれば医療費控除の手続きは完了です。
控除額の計算欄等、医療費の明細書と確定申告書の詳しい記入方法は下記の記事で図説していますので、ぜひ併せてご活用ください。
「治療目的」で購入した絆創膏やカットバン・ガーゼは、医療費控除の対象となります。病院や医院で購入した絆創膏だけでなくドラッグストアなどで買った場合も医療費控除の対象です。
怪我の程度を問わず、治療を目的として購入した絆創膏やカットバン・ガーゼは、医療費控除の対象とすることが出来ます。
購入日、購入店名、購入金額がわかる明細のプリントアウト※やメールを保管しておきましょう。医療費控除の申告の際は、それらをもとに申告書に転記します。
ただし税務署の調査などの際は、通信販売業者が発行した領収書等の提示を求められる場合があるかもしれません。
※厚生労働省のホームページに記載の医療費控除の特例であるセルフメディケーション税制に関するQ&Aでは自宅のプリンタ出力の明細を証明書類とみとめていないようです。
いかがだったでしょうか。今回は絆創膏が医療費控除の対象になるかを解説していきました。治療目的で購入した絆創膏であれば、怪我の重さに関係なく医療費控除の対象に含めることができます。