d払いとiDの違いとは?どちらもdカードとの紐づけがおすすめ!

d払い iD

キャッシュレス決済ブームでさまざまなサービスが登場する中、「どれがどれだか分からない!」と混乱している人も多いでしょう。

似たような名前のサービスも多いですし、同じ会社が複数のキャッシュレス決済をリリースしていることもあるため余計にややこしいですね。

ここでは「d払い」と「iD」の違いについて詳しく解説していきます。

両者の使い方、使えるお店、ポイント還元率など違いを明らかにしていきましょう。

この記事は以下のような方におすすめの記事です。

  • d払い、iDの違いを知りたい人
  • d払いとそれに関連する支払い手段が混ざってしまった人
  • どちらの方がお得なのかを知りたい方

1.d払いとは

「d払い」は、NTTドコモが運営するQR/バーコード決済アプリです。

スマホアプリ上で利用できるサービスでドコモスマホを使っていない方も使えます。

支払い方法はクレジットカードの登録による決済と銀行口座やコンビニ店頭、セブン銀行ATMでのチャージによる支払いが可能です。

d払いを利用する際は、レジで店員にバーコードまたはQRコードを読み取らせて支払いを行う形と、レジに掲示してあるQRコードを読み取って支払う形の2つがあります。

街のお店だけでなくネットショッピングでも利用できるのが特徴でポイント還元率は下記のようになっています。

  • 街のお店:0.5%
  • ネットのお店:1.0%

還元キャンペーンも豊富でポイントの二重取りも可能な決済アプリで、貯まったdポイントをd払いの支払いで使うこともできるのでおすすめです。

インストールがまだの方は、こちらからインストールしてください。
d払いにについてより詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

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2.iDとは

iDは三井住友カードとNTTドコモが提携して運営している電子マネーです。

「プリペイド(チャージ)型」「ポストペイ(後払い)型」「デビット(即時引落し)型」の3種類があります。

クレジットカードと一体型になっているタイプやApple Pay、Google Payなどスマホでも使うことができます。

基本的な利用方法は店頭で読み取り端末にカードやスマホをタッチするだけで支払いが完了します。

ポイント還元率については、iDが搭載されているサービスによって異なります。

iD独自のポイントプログラムはなく、クレジットカードに付帯するiDであれば、カード会社のポイント還元率が反映されます。

iDについてより詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

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3.d払いとiDの違いとは

QR/バーコード決済の「d払い」と電子マネー「iD」の違いを「チャージ方法」「利用店舗数」「ポイント還元方法・還元率」「対応端末」の5つの項目で比較していきます。

2つの決済方法の違いを明らかにしていきましょう。

(1)チャージ方法

「d払い」と「iD」で対応しているチャージ方法は下記のようになっています。

【d払い】

  • 銀行口座
  • セブン銀行ATM
  • コンビニ
  • オートチャージ

【iD】

  • チャージ元のサービスによって異なる(例:dカードなら直接紐づけることによって利用可能)

(2)利用店舗数

「d払い」と「iD」の利用店舗数は下記の通りです。

  • d払い:約6,000店舗
  • iD:80万店以上

利用店舗数に関してはiDが圧倒的ですが、d払いもコンビニ、スーパー、ドラッグストア、家電量販店など幅広いお店で利用できます。

(3)ポイント還元方法・還元率

「d払い」と「iD」ポイント還元方法と還元率は下記のようになっています。

【d払い】

  • ポイント還元方法:dポイント
  • ポイント還元率:街のお店0.5%、ネットのお店1.0%

【iD】

  • ポイントの還元方法:提携サービスの還元方法に準じる(dカードならdポイント)
  • ポイント還元率:提携サービスの還元率が準じる(dカードなら1.0%)

iDに関しては、提携しているクレジットカードなどのサービスの還元方法や還元率が適用されます。

例えば、dカードに付帯しているiDを利用すると、還元方法はdカードの利用でもらえる「dポイント」になりますし、還元率もdカードの1.0%が適用されます。

(4)対応端末

「d払い」と「iD」で対応する端末を比較していきます。

【d払い】

  • Android(5.0以上搭載のスマホ)
  • iOS(10.1以上搭載のスマホ)

【iD】

  • クレジットカード
  • デビットカード
  • プリペイドカード
  • Android(Google Pay)
  • iOS(Apple Pay)

d払いは基本的にスマホ端末でのみにしか対応していません。

iDは対応サービスや端末が多様でクレジットカードやデビットカードに付帯していたり、Apple PayやGoogle Payを通じてスマホから利用したりできます。

(5)上記をまとめた表

ここまでの比較内容を表にまとめてみました。

d払い 比較項目 iD
銀行口座
セブン銀行ATM
コンビニ
オートチャージ
チャージ方法 チャージ元のサービスによって異なる
約6,000店舗 利用店舗数 80万店以上
dポイント ポイント還元方法 提携サービスの還元方法に準じる
街のお店0.5%
ネットのお店1.0%
ポイント還元率 提携サービスの還元率が準じる
Android(5.0以上搭載のスマホ)
iOS(10.1以上搭載のスマホ)
対応端末 クレジットカード
デビットカード
プリペイドカード
Android(Google Pay)
iOS(Apple Pay)

比較結果から、ポイント還元を優先する人は「d払い」、キャッシュレス決済としての利便性を重視する方は「iD」がおすすめです。

4.d払いとドコモ払いの違いとは

「d払い」と「ドコモ払い」の違いを解説します。

似たような名前で非常にややこしいのですが、2つのサービスを簡単に説明すると以下のようになります。

  • d払い:街のお店やネットのお店で利用できるQR/バーコード決済
  • ドコモ払い:ネットのお店で利用できる決済手段で、ドコモ会員の中での条件を満たした人が利用できる

「ドコモ払い」はドコモ回線を持っている人で、さらに、spモードまたはiモード契約のある人のみが利用できるサービスです。

支払い方法も「電話料金に合算して支払う」または「d払い残高からの支払い」の2つとなっており、クレジットカードによる決済には対応していません。

「d払い」はドコモスマホを持っていない人でも使える決済サービスですが、ドコモ払いはドコモユーザー以外は使えません。

ポイント還元に関しても「d払い」は利用金額に応じてdポイントが還元され、貯まったdポイントをお買い物に使うことができますが、ドコモ払いにはポイント還元はありません。

5.d払いとdカードの違いとは

「d払い」と「dカード」の違いを解説します。

d払い 比較項目 dカード
クレジットカード
チャージ
決済方法 クレジットカード
街のお店0.5%
ネットのお店1.0%
ポイント還元率 1.0%
QRコードを読み取る
バーコードを読み取らせる
利用方法 カードを提示する
読み取り端末にタッチする
約6000店舗 利用できる店舗 VisaもしくはiDの加盟店舗
d払い公式 キャンペーン dカードキャンペーン公式

「dカード」は、NTTドコモが発行するクレジットカードです。

ポイント還元率は常時1.0%となっており、電子マネーのiDも付帯しているので「VISA」もしくは「iD」の加盟店舗で利用できます。

なお、d払いを利用する場合は支払い方法をdカードに設定することで、d払いの還元分(0.5%)とdカードの決済分(1.0%)の両方(1.5%)が還元されます。

「d払い」と「iD」のどちらを使うか迷っている方は、どちらにせよdカードを発行しておくとお得になるので併用することも視野に入れて検討してみてください。

なお、ドコモスマホをご利用の方は、「dカード GOLD」の方がお得です!ぜひこちらをご検討ください。

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6.まとめ

最後にこの記事をまとめていきます。

この記事の重要なポイントをまとめていきます。

【d払い】

  • dポイントが貯まるQRコード・バーコード決済手段
  • ドコモスマホを利用していなくても、お得に利用することができる
  • dカードを紐づければ、dポイントの二重取りが可能

【iD】

  • 様々な機器、カードに付帯している決済手段
  • 利用できる店舗数はd払いより断然多い
  • ポイント還元は、紐づけた決済手段による

【ドコモ払い】

  • ネットショップで利用できる決済手段
  • ドコモスマホの利用が必須
  • ポイント還元はない

【dカード】

  • dポイントが貯まるクレジットカード
  • 還元率は1%
  • そのままでも利用できるが、d払いやiDと紐づけることでより、お得・便利になる

最後に次に読んでいただきたい記事をまとめましたので、ぜひご覧ください。

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服部
監修
服部 貞昭(はっとり さだあき)
東京大学大学院電子工学専攻(修士課程)修了。
CFP(日本FP協会認定)、2級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)。
ベンチャーIT企業のCTOおよび会計・経理を担当。
税金やお金に関することが大好きで、それらの記事を2000本以上、執筆・監修。
「マネー現代」にも寄稿している。
エンジニアでもあり、賞与計算ツールなど各種ツールも開発。
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