残業代(時間外労働)の計算ツール

時間外や法定休日の労働に対する残業代の計算を行うツールです。深夜労働による割増計算にも対応しています。

基本情報
 
 
乗数の変更(オプション) 時間外労働
深夜時間外労働
法定休日
法定休日(深夜)

利用方法

1時間の賃金を円単位で入力します。

次に「時間外労働時間」「深夜時間外労働時間」「法定休日労働時間」「深夜法定休日労働時間」をそれぞれ入力します。

賃金の割増乗数を変更したい場合は「乗数の変更(オプション)」をクリックすると各項目の乗数が変更できます。こちらの乗数はデフォルトで労働基準法で定められた割増賃金の割合に基づいて設定してあり、基本的には変更不要です。

最後に計算するボタンをクリックすると結果が表示されます。

乗数のデフォルト値

区分 労働時間別 乗数
時間外労働 60時間以下の部分 1.25
60時間超の部分 1.5
深夜時間外労働 60時間以下の部分 1.5
60時間超の部分 1.75
法定休日 1.35
法定休日(深夜) 1.6

計算について

各項目の労働時間は、次のような意味で扱い、計算しています。

それぞれの区分ごとに、1時間当たりの賃金に労働時間と乗数をかけて計算しています。

名称 意味 計算方法
時間外労働時間 法定外労働時間のこと
法定内労働時間は含まない
1時間あたりの賃金 × 1.25(※) × 時間
※60時間超は+0.25
深夜時間外労働時間 法定外労働時間、かつ、
22:00~5:00の労働時間
1時間あたりの賃金 × 1.50(※) × 時間
※60時間超は+0.25
法定休日労働時間 企業が就業規則で定めている場合、
その定めた日の労働時間のこと
定めていない場合、
週の起算日が日曜日なら土曜日、
週の起算日が月曜日なら日曜日
1時間あたりの賃金 × 1.35 × 時間
深夜法定休日労働時間 法定休日労働時間、かつ、
22:00~5:00の労働時間
1時間あたりの賃金 × 1.60 × 時間

深夜時間外労働時間の扱いについて

入力された深夜時間外労働時間は、すべて、法定外労働時間であるという前提で、計算しています。

よって、二交代制など夜間勤務を前提とした計算には対応していません。

【例】時間外労働時間:50時間、深夜時間外労働時間:15時間の場合

時間外労働の部分:1時間当たりの賃金×50時間×1.25
深夜時間外労働の60時間以下の部分:1時間当たりの賃金×10時間×1.50
深夜時間外労働の60時間超の部分:1時間当たりの賃金×5時間×1.75

 

監修
ZEIMO編集部(ぜいも へんしゅうぶ)
税金・ライフマネーの総合記事サイト・ZEIMOの編集部。起業経験のあるFP(ファイナンシャル・プランナー)を中心メンバーとして、税金とライフマネーに関する記事を今までに1300以上作成(2024年時点)。
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