青色申告と白色申告の違い|あなたにぴったりなのはどちら?

青色申告 白色申告

確定申告には「白色申告」と「青色申告」という2つの方法があります。

それぞれ申告方法に特徴があり、人によってどちらが適切かが変わるため、事前に把握しておきましょう。

記帳のやり方や用意する書類、税制上のメリットなど両者の違いを把握することで自分に合う申告方法を選んでください。

今回は「白色申告」と「青色申告」の違いについて詳しく解説していきます。

1.青色申告・白色申告とはそれぞれどのような申告方法か

自営業者や個人事業主、フリーランスの方など事業などで得た所得がある場合には、確定申告を行い所得と納税額を明らかにしなければなりません。

確定申告の方法には「白色申告」「青色申告」の2種類があり、主な違いとしては帳簿の作成方法が挙げられます。

白色申告では、収入と支出のみをシンプルに記帳する「単式簿記」を採用します。

青色申告では、複式簿記を採用しており「借方」や「貸方」といった専門的な概念を用いて帳簿を行っていきます。複式簿記ではシンプルな収入と支出だけではなく、収入と支出によってお金がどのように動いたのか、その原因などを詳しく記帳していきます。

両者の違いを簡単にまとめると「白色申告=単式簿記、シンプル」「青色申告=複式簿記、専門知識が必要」といった形になります。

誰でも簡単に行える白色申告に対して、青色申告は会計知識が必要になってきます。

それぞれの申告方法について、詳しくは以下の記事を参考にしてみてください。

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2.青色申告・白色申告の違い

青色申告と白色申告の違いについて詳しく解説していきます。

記帳方法による違いだけではなく、それぞれのメリット・デメリットなども含めて違いをまとめていきます。

2-1.青色申告の特徴

青色申告の特徴は以下の4点です。

  • 税制上のメリットを最大限活用できる
  • 白色申告よりも必要書類が複雑
  • 複式簿記による記帳が必要
  • 事前の届出が必要

複式簿記による記帳が必要な上に損益計算書や貸借対照表といった必要書類を用意しなければならず白色申告よりも複雑です。

その上、青色申告を行うには事前に所得税の青色申告承認申請所を提出する必要もあります。

複雑で手間のかかる申告方法ではありますが、最大65万円の特別控除が受けられるといった税制上のメリットがあります。

また、その他にも青色申告ならではの控除や税制上のメリットが数多くあるので、利用できる人に関しては利用しない手はないほどの魅力が存在します。

2-2.白色申告の特徴

白色申告の特徴は以下の4点です。

  • 必要書類の作成が簡単
  • 届出が必要ない
  • 単式簿記によるシンプルな記帳方法
  • 各種税制上のメリットが受けられない

単式簿記によるシンプルな記帳方法に加え、必要書類も簡単、事前の届出などが不要と簡単にできるのが白色申告の特徴です。

簡単で手間もかかりませんが、青色申告のような税制上のメリットは受けられません。

それぞれの申告方法の特徴をまとめると以下のようになります。

  メリット デメリット 手間
白色申告 ・必要書類が簡単
・シンプルな単式簿記
・事前の届出が不要
・税制上のメリットなし かからない
青色申告 ・最大65万円の青色申告特別控除
・その他利用できる控除多数
・必要書類が複雑
・複式簿記での記帳
・事前の届出が必要
かかる

3.青色申告・白色申告どちらがお勧めなのか?

白色申告と青色申告を比較すると、一見白色申告の方がメリットが多いというように感じてしまいますが、確定申告を行うにあたって、税制上のメリットがあるかどうかは非常に大きい違いです

そのため、可能な限り青色申告を利用するのが得策です。

特に、控除額を最大限利用して支払い税額を抑えたい方は青色申告を利用は必須とも言えるでしょう。

また、「あまり会計知識がない方」や「複式簿記で記帳を行うのが面倒な方」も今では会計・確定申告ソフトを利用することによって手間を抑えることができます。

どうしてもPCやスマホを利用するのが苦手な方であったり、青色申告での各種控除を利用するほど売り上げが多くない方以外は青色申告を利用するのがお勧めです。

以上を考慮しても青色申告を行うメリットを感じない方、手間をできるだけ減らしたい方は白色申告を選択するとよいでしょう。

それぞれの特徴やメリット・デメリットをしっかりと把握した上で自分に合う申告方法を選んでください。

4.まとめ

「白色申告」と「青色申告」の違いについて解説しました。

それぞれ記帳方法や必要書類、税制上のメリットなどが異なるため始める前にしっかりと把握しておきましょう。

自分に合う申告方法を選んで、スムーズに確定申告が終えられるようにしてください。

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