おすすめの個人間送金アプリ8社比較!使いやすいのはどこ?

おすすめの個人間送金アプリ8社比較!使いやすいのはどこ?

割り勘などで便利なキャッシュレスアプリの機能に個人間送金があります。

銀行を通すより手数料も安く済み、手軽に知人とお金のやりとりが出来ます。今回は個人間送金の機能について様々なキャッシュレスアプリを比較してまとめました。

1.友達に送金!スマホ送金機能に対応しているアプリ

1-1.個人間送金アプリとは

個人間送金アプリを使えば、銀行の口座番号などをやりとりすることなく、24時間365日お金をやり取りすることが出来ます。

例えば、飲み会のあとの割り勘などの場面で友達に送金したりすることができます。

海外では既に中国の「アリペイ」や米国の「Venmo(ペンモ)」などが普及しており、特に若い世代がスマホで日常的にお金を簡単にやりとりしています。

1-2.個人間送金に対応しているアプリ・対応していないアプリ

下記は、巷で利用されている主なキャッシュレスアプリの一覧です。

サービス名 個人間送金対応 決済での利用
LINE Pay
Pring
Kyash
Money Tap ×
paypalアプリ
モバイルsuica 未対応
PayPay
楽天ペイ
ゆうちょPay 未対応
Applepay 日本国内では未対応
d払い
origami Pay 未対応

この中で現状で個人間送金に対応しているのは、
LINE Pay、Pring、Kyash、Money Tap、paypalアプリ、PayPay、楽天ペイ、d払いの8つです。

PayPay、d払いなどは20%還元キャンペーンなどで話題になり、利用者が増えてきています。

またMoneyTapは個人間送金に特化したアプリで、住信SBIネット、スルガ銀行など限られた銀行のユーザー対象ですが、手数料無料で送金できます。

モバイルSuicaやorigamipay等は対応しておりませんが、基本メジャーなキャッシュレスアプリは概ね個人間送金に対応しつつあることが分かります。

2.個人間送金キャッシュレスサービス比較

ここではいくつかの項目で各アプリを比較します。

サービス名 普及度 主なチャージ方法 本人確認
LINE Pay 銀行口座、セブン銀行ATM、Famiポートなど 必要
Pring 事前チャージなし 必要
Kyash 事前チャージなし 不要の場合あり(限定的)
Money Tap 事前チャージなし 必要
paypalアプリ 事前チャージなし 必要
paypay 銀行口座、ヤフオク売り上げ、セブン銀行ATM、クレジットカードなど 必要
楽天ペイ 楽天銀行口座、クレジットカード、ラクマ売上金など 必要
d払い 電話料金合算払い、クレジットカード、銀行口座など 必要

2-1.キャッシュレスサービスの普及度

個人間送金はお金をやりとりできる対象ユーザーがサービスの利用者であることが多いため、アプリの普及度が高ければ、友達に送金しやすくなります

LINEの登録している「友だち」とお金をやり取りすることが多ければLINEが第一の選択肢になるでしょう。

もちろん、楽天ペイやPayPayもユーザーが多いので普及度の面では一歩抜け出ています。

2-2.チャージ方法

チャージ方法も各アプリで異なります。

銀行口座からの入金が一般的ですが、コンビニをよく利用する方であれば、セブン銀行ATMなどに対応しているアプリが便利です。

また、PayPayはヤフオクの売り上げ金を、楽天ペイはラクマの売り上げ金をチャージすることが出来ますのでオークションを頻繁に利用する方には利便性が高いです。

2-3.本人確認の有無

個人間送金の際には本人確認が必要になることが多いです。

本人確認不要で送金できるアプリもありますが、出金の際に本人確認が必要になったり、送金可能額が少なくなります。

個人間送金を利用する際には、本人確認も事前に済ませておくようにしましょう。

3.個人間送金機能の比較

サービス名 残高出金手数料 送金上限額
LINE Pay 220円(税込) 1日あたり10万円
Pring 無料 1日あたり10万円
Kyash 出金不可 1日・1ヶ月10万円あたり(本人確認前は1回5千円、1ヶ月1万円)
Money Tap 無料 1回あたり3万円 1日あたり10万円
paypalアプリ 250円(5万円未満) 1回あたり100万円 10万円以上は受け取り側の本人確認が必要
paypay 100円(*ただしジャパンネット銀行利用で0円) 過去24時間あたり10万円 過去30日間あたり50万円
楽天ペイ 出金金額の10%(+税) 1回あたり10万円 1ヶ月あたり100万円
d払い 220円(税込)(*みずほ銀行向けは月1回だけ110円・税込) 1ヶ月あたり20万円まで

3-1.日本円での出金

個人間送金で受け取ったお金が日本円で出金できる場合とできない場合があります。

例えばKYASHは出金ができないため、kyash自体で消化しなければなりません。

またLINE Payやd払い等は出金は可能ですが、出金するために220円(税込)の手数料がかかって損です。

PayPayはジャパンネット銀行宛の出金であれば無料となります。

出金・現金化に向いているのはPring、Money Tapであることが分かります。

3-2.送金上限額

送金額の上限も各アプリごとに異なります。

個人間送金は基本的に少額での利用を前提としており、概ね1日あたり10万円くらいまでを上限としているアプリが多いです。

その中でPayPalアプリは受け取り側の本人確認が必要になりますが、1回あたり100万円までの多額の送金が可能で、ある程度まとまった金額を送りたい方にはpaypalがおすすめです。

まとめ

いかがでしょうか?個人間送金について主なキャッシュレスアプリをご紹介しました。

個人間送金は送金できる相手がアプリの利用者に限定されることから、アプリの普及度が使いやすさのポイントとなりそうです。

アプリの普及度ではLINE PayとPayPayに軍配が上がりそうです。また出金のしやすさではプリン、送金上限ではPayPalがよさそうです。

各アプリを詳しく知りたい方は、下記の記事が詳しいので併せてご参照ください。

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服部
監修
服部 貞昭(はっとり さだあき)
東京大学大学院電子工学専攻(修士課程)修了。
CFP(日本FP協会認定)、2級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)。
ベンチャーIT企業のCTOおよび会計・経理を担当。
税金やお金に関することが大好きで、それらの記事を2000本以上、執筆・監修。
「マネー現代」にも寄稿している。
エンジニアでもあり、賞与計算ツールなど各種ツールも開発。
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