無料送金アプリPring(プリン)とは?特徴や使用方法を解説
2019年から本格的にキャッシュレスが普及し始め、様々なキャッシュレス方法が開発されてきました。 今回は、その中でも…[続きを読む]
割り勘などで便利なキャッシュレスアプリの機能に個人間送金があります。
銀行を通すより手数料も安く済み、手軽に知人とお金のやりとりが出来ます。今回は個人間送金の機能について様々なキャッシュレスアプリを比較してまとめました。
目次
個人間送金アプリを使えば、銀行の口座番号などをやりとりすることなく、24時間365日お金をやり取りすることが出来ます。
例えば、飲み会のあとの割り勘などの場面で友達に送金したりすることができます。
海外では既に中国の「アリペイ」や米国の「Venmo(ペンモ)」などが普及しており、特に若い世代がスマホで日常的にお金を簡単にやりとりしています。
下記は、巷で利用されている主なキャッシュレスアプリの一覧です。
サービス名 | 個人間送金対応 | 決済での利用 |
---|---|---|
LINE Pay | 〇 | 〇 |
Pring | 〇 | 〇 |
Kyash | 〇 | 〇 |
Money Tap | 〇 | × |
paypalアプリ | 〇 | 〇 |
モバイルsuica | 未対応 | 〇 |
PayPay | 〇 | 〇 |
楽天ペイ | 〇 | 〇 |
ゆうちょPay | 未対応 | 〇 |
Applepay | 日本国内では未対応 | 〇 |
d払い | 〇 | 〇 |
origami Pay | 未対応 | 〇 |
この中で現状で個人間送金に対応しているのは、
LINE Pay、Pring、Kyash、Money Tap、paypalアプリ、PayPay、楽天ペイ、d払いの8つです。
PayPay、d払いなどは20%還元キャンペーンなどで話題になり、利用者が増えてきています。
またMoneyTapは個人間送金に特化したアプリで、住信SBIネット、スルガ銀行など限られた銀行のユーザー対象ですが、手数料無料で送金できます。
モバイルSuicaやorigamipay等は対応しておりませんが、基本メジャーなキャッシュレスアプリは概ね個人間送金に対応しつつあることが分かります。
ここではいくつかの項目で各アプリを比較します。
サービス名 | 普及度 | 主なチャージ方法 | 本人確認 |
---|---|---|---|
LINE Pay | ◎ | 銀行口座、セブン銀行ATM、Famiポートなど | 必要 |
Pring | △ | 事前チャージなし | 必要 |
Kyash | △ | 事前チャージなし | 不要の場合あり(限定的) |
Money Tap | △ | 事前チャージなし | 必要 |
paypalアプリ | 〇 | 事前チャージなし | 必要 |
paypay | ◎ | 銀行口座、ヤフオク売り上げ、セブン銀行ATM、クレジットカードなど | 必要 |
楽天ペイ | ◎ | 楽天銀行口座、クレジットカード、ラクマ売上金など | 必要 |
d払い | 〇 | 電話料金合算払い、クレジットカード、銀行口座など | 必要 |
個人間送金はお金をやりとりできる対象ユーザーがサービスの利用者であることが多いため、アプリの普及度が高ければ、友達に送金しやすくなります。
LINEの登録している「友だち」とお金をやり取りすることが多ければLINEが第一の選択肢になるでしょう。
もちろん、楽天ペイやPayPayもユーザーが多いので普及度の面では一歩抜け出ています。
チャージ方法も各アプリで異なります。
銀行口座からの入金が一般的ですが、コンビニをよく利用する方であれば、セブン銀行ATMなどに対応しているアプリが便利です。
また、PayPayはヤフオクの売り上げ金を、楽天ペイはラクマの売り上げ金をチャージすることが出来ますのでオークションを頻繁に利用する方には利便性が高いです。
個人間送金の際には本人確認が必要になることが多いです。
本人確認不要で送金できるアプリもありますが、出金の際に本人確認が必要になったり、送金可能額が少なくなります。
個人間送金を利用する際には、本人確認も事前に済ませておくようにしましょう。
サービス名 | 残高出金手数料 | 送金上限額 |
---|---|---|
LINE Pay | 220円(税込) | 1日あたり10万円 |
Pring | 無料 | 1日あたり10万円 |
Kyash | 出金不可 | 1日・1ヶ月10万円あたり(本人確認前は1回5千円、1ヶ月1万円) |
Money Tap | 無料 | 1回あたり3万円 1日あたり10万円 |
paypalアプリ | 250円(5万円未満) | 1回あたり100万円 10万円以上は受け取り側の本人確認が必要 |
paypay | 100円(*ただしジャパンネット銀行利用で0円) | 過去24時間あたり10万円 過去30日間あたり50万円 |
楽天ペイ | 出金金額の10%(+税) | 1回あたり10万円 1ヶ月あたり100万円 |
d払い | 220円(税込)(*みずほ銀行向けは月1回だけ110円・税込) | 1ヶ月あたり20万円まで |
個人間送金で受け取ったお金が日本円で出金できる場合とできない場合があります。
例えばKYASHは出金ができないため、kyash自体で消化しなければなりません。
またLINE Payやd払い等は出金は可能ですが、出金するために220円(税込)の手数料がかかって損です。
PayPayはジャパンネット銀行宛の出金であれば無料となります。
出金・現金化に向いているのはPring、Money Tapであることが分かります。
送金額の上限も各アプリごとに異なります。
個人間送金は基本的に少額での利用を前提としており、概ね1日あたり10万円くらいまでを上限としているアプリが多いです。
その中でPayPalアプリは受け取り側の本人確認が必要になりますが、1回あたり100万円までの多額の送金が可能で、ある程度まとまった金額を送りたい方にはpaypalがおすすめです。
いかがでしょうか?個人間送金について主なキャッシュレスアプリをご紹介しました。
個人間送金は送金できる相手がアプリの利用者に限定されることから、アプリの普及度が使いやすさのポイントとなりそうです。
アプリの普及度ではLINE PayとPayPayに軍配が上がりそうです。また出金のしやすさではプリン、送金上限ではPayPalがよさそうです。
各アプリを詳しく知りたい方は、下記の記事が詳しいので併せてご参照ください。