Visaのタッチ決済の使い方|クレカをかざすだけで支払い完了!
最近ますます普及しているキャッシュレス決済。現金を使う場面が減ったという方も多いでしょう。 電子マネー、QRコード決…[続きを読む]
画像引用|iD公式
iDはとても広く利用されている電子マネーで、使ったことはなくても聞いたことがある・ロゴを見たことがある人は多いでしょう。
この記事では、iDの特徴と使い方についてクレジットカードと比較しながら解説していきます。
目次
iDとクレジットカードの違いをお伝えする前に、iDとはなんなのか基本的な特徴を確認しておきましょう。
iDとは、ドコモが運営する「電子マネー」です。
SuicaやPASMO、nanacoなどのように、専用のカードかスマートフォンをレジにかざすことで現金がなくても買い物ができます。
Suicaは駅で、nanacoはセブンでやヨーカドーなどでカードを発行し、すぐに利用することができますね。それではiDはどうやって始めればよいのでしょう?
iDの始め方には以下の3つがあります。
クレジットカードやデビットカードを利用する場合はチャージ不要で、カードや設定の準備ができればすぐにiDでお買い物をすることができます。
プリペイドカードやLINE Payを利用する場合は、お買い物の前にチャージ(入金)をしておく必要があります。
メルペイを利用する場合は事前にチャージした残高から支払うこともできますが、翌月にまとめて支払うこともできるので事前にチャージをしなくてもiDでのお買い物ができます※。
※「メルペイスマート払い」という機能をつかうとメルペイの利用料金を翌月にまとめて後払いすることができます。
iDとクレジットカードについて6つの点から比較していきます。
クレジットカードの申し込みをすると、入会審査が行われます。審査に通るとクレジットカードが発行されます。申し込みから発行までの期間は、早ければ数日、長ければ1ヶ月ほどかかります。
iDの始め方は先ほどお伝えした通りで、以下の3つのうちのどれかを用意すれば始められます。
①②ではクレジットカードが必要で、③の場合はクレジットカードがなくても始めることができます。
普段の買い物で利用するものであれば、「使いやすさ」は重要なポイントです。レジで実際に使う際の、具体的な方法と手順を比較してみましょう。
皆さんご存じの通り、店員さんにカードを渡すか自分で端末に挿入して支払います。
コンビニやスーパーなどでは多くの店でサインや暗証番号が不要になっていますね。
また、Visaのタッチ決済、マスターカードのコンタクトレス決済に対応しているお店ではクレジットカードをレジの端末にタッチするだけでお会計ができます。この場合はiDの使い方と違いはありません。
レジで店員さんに「iD払いで」と伝え、カードまたはスマホをレジの端末にかざして支払います。
Androidスマホの場合、スマホを起動したりする必要はないのでそのままスマホをレジの端末にかざしましょう。「タントン」という音が鳴れば支払い完了です。
iPhoneの場合は本人認証が必要なのでスマホをレジ端末にかざす前にFace iDかTouch iDで認証を行います。
Face iDに対応したiPhoneの場合はサイドのボタンをダブルクリック、Touch iDに対応したiPhoneの場合は、Touch iDに指を載せます。画面上にWalletアプリに登録したカードが表示されるので、iD払い対応のカードを選びましょう。カードを選んだらiPhoneを端末機にかざします。音が鳴れば支払い完了です。
iD決済では基本的にサインや暗証番号は不要ですが、高額決済の場合は、暗証番号やサインが求められることがあります。
使える店舗の数はiDと比較しても多く、クレジットカードはほとんどが国際カードブランドに属しているため、海外でも利用できます。
また、ネット決済に対応しているほか、公共料金や税金の支払いにも利用することができます。
ただし、ランチタイムの飲食店、百均、低額のファーストフード店などではクレカ払いができないことも多いため万能というわけではありません。
iDの端末設置数は全国に100万台以上(2021年現在)で、コンビニやスーパー、ドラッグストアはもちろん、高島屋などの百貨店でもiDを導入しています。
ただし、ネット決済に関しては1店舗(さくら観光)を除き、利用することができません(2021年現在)。
一方、クレカが使えない自販機やファーストフード店でもiDは利用可能という事もあります。
決済方法を選ぶ際に、ひとつの基準となるのがポイントの還元です。ポイント還元の有無、そしてポイントの還元率を比較してみましょう。
クレジットカード決済では利用額に応じてポイントが還元されます。
還元率はクレジットカードによって異なりますが、平均すると0.5%程度で、還元率1%以上であれば高還元率のクレジットカードと言えるでしょう。
iDには独自のポイントプログラムがありません。同じ電子マネーでも、「nanaco」を使用すれば「nanacoポイント」が貯まり、「楽天Edy」を使用すれば「楽天ポイント」が貯まりますが、iDを使用してもiD独自のポイントが貯まるわけではありません。
ただし、以下のケース(ポストペイ型といいます)ではクレジットカードで買い物をするのと同じだけのポイントが貯まります。
プリペイドカードやデビットカードを利用してiD払いをする場合も、プリペイドカード決済、デビットカード決済と同様のポイントが貯まります。
また、カード会社がiD決済のキャンペーンを実施していたり、独自のポイント還元ルールを設定している場合はクレカよりもお得になるケースもあります。
使用限度額はクレジットカード会社が算出します。iDと比較すると高額の支払いも可能で、リボ払いや分割払いにも対応しています。
店舗によっては1回あたりの支払いに「上限額」を設けている場合もあります。
支払いは「1回払いのみ」で、リボ払いや分割払いはできません。
クレジットカードの種類によって年会費の有無が異なります。永年無料のものから、数千円から数十万円かかるものもあります。
一方iDの場合、iDそのものには年会費や利用費は発生しませんが、iDの利用にあたってクレカを用意する場合はクレカによって年会費がかかるものもあります。
クレジットカードの場合、カードで買い物をした代金が、翌月の指定日にひと月分まとめて銀行口座から引き落とされます。
一月の利用限度額は、クレジットカード会社によって設定されます。
iDは以下の3つのタイプに分けられます。
あらかじめチャージして使う「プリペイド型」は、チャージした金額分だけ使用することができます。使い過ぎが怖い方や、計画的に使いたい方におすすめです。
デビット型はチャージが不要で、かつ預金残高以上の買い物はできないので使いすぎを防止しやすくなります。
ポストペイ型もチャージが不要で、クレジットカードの利用限度額の範囲内でiDを使用することができます。
ここまでの比較結果をまとめてみましょう。iDとクレジットカードでは、以下のようなメリット・デメリットがあげられます。
iDとクレジットカードは、生活シーンに合わせた使い分けをするのがおすすめです。
普段のちょっとした買い物や、急いでいる時やレジが混んでいる時に、支払いを早く済ませたい場合はiDを利用すると便利です。
高額の買い物やネットでの買い物、分割での支払いをしたい時にはクレジットカードを使うとよいでしょう。
一方で、クレジットカードさえあればiDは必要のない場合もあります。例えば、普段利用するお店でiDが使えない場合、iDを持つメリットは少ないでしょう。