スマレジの評判を3つの導入事例から検証!他社POSレジとの違い

スマレジ

「従来のレジスターより導入コストが安い」「決済機能以外にもデータ管理や分析までできる」ということで、POSレジに大きな注目が集まっています。

なかでも、iPadで手軽にレジ機能が使える「スマレジ」が人気です。「スマレジについての評判が知りたい」という方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、実際にスマレジを導入した事例を参考に評判を検証してみました。なかには有名な小売店の事例もあるため、スマレジを導入するイメージを掴みやすくなるはずです。

1. 導入事例から見るスマレジの評判

スマレジとは、株式会社スマレジが提供するPOSレジの一つです。

POSレジは従来のレジスターとは異なり、タブレットやスマホで決済ができ、なおかつ顧客や販売データといった情報を収集・分析することに長けています。なかでも、スマレジは導入店舗数が6万5,000店を超え、業界でもトップクラスの実績を誇ります。

POSレジには、ほかにもエアレジやユビレジなどが存在するため、「どれを選んでよいか迷う」という事業者の方も多いのではないでしょうか。

そこで、より具体的な評判を検証するため、ここではスマレジの導入事例を参考にしてみました。なかには有名な小売店やアパレルショップの事例もあるため、スマレジの評判を理解するための手助けとなるはずです。

ケース1:靴下専門店タビオ(Tabio)

靴下専門店として人気の高いタビオは、国内270ヶ所の全店舗にスマレジを導入しています。

もともと店舗面積が小さいタビオでは、設置面積が大きい従来のレジスターは不向きでした。スマレジの場合、スマホやタブレットで精算の操作ができるため、小ぶりの店舗にも手ごろな大きさだと好評です。

また、導入前に6~7社ほどのPOSレジを比較した結果、スマレジがもっとも必要な機能が揃っていたといいます。たとえば、靴下3足で1,000円表示ができるバンドル販売機能や、API連動、オムニチャネル対応などが代表的です。

スマレジを導入したおかげで、従来のレジスターに必要だったサーバー代や保守費用が削減でき、約5年間の運用コストが半分に下がっています。

ケース2:飲食店ボカチェントロ(La Boca Centro)

全400席以上の座席数を持つ複合型スペインバル(飲食店)のLa Boca Centroは、レジの導入コストを削減する目的でスマレジを導入しました。

La Boca Centroは業態の異なる4つの店舗で構成されています。

それぞれの店舗にレジを設置する必要があったため、従来のレジスターだと膨大な費用が発生してしまいます。また、大手業者が提供するPOSレジも、1台100万円以上するシステム装置を購入する必要があるため、現実的ではありません。

一方、スマレジの場合は、タブレット1台に加え、キャッシュドロアとレシートプリンタさえあれば導入できます。これだけの機材でグループ全体の基幹システムと連動できるため、最小限のコストだけでレジの導入を実現しています。

店内で働く従業員も、デジタルネイティブの若い世代が多いので、問題なくスマレジを利用できているということです。

2.スマレジのメリットやできること

スマレジを使用している事業者からは、「多くの利点があるので導入してよかった」という評判が挙がっています。スマレジのメリットの中でも特に便利な点を5つ紹介しますので、検討する際の参考にしてみてください。

複数店舗管理が可能

有料プランへの加入が条件となっていますが、スマレジでは複数店舗管理に対応しています。

店舗間の在庫状況やスタッフを一元で管理できるので、時間のロスがありません。複数の店舗を経営している事業者にはおすすめの機能です。

免税・非課税販売にも対応している

スマレジは、商品にかかる関税や消費税を免除した決済に対応可能です。

アプリのレジ画面で免税販売モードを選択すれば自動的に免税額を表示します。免税の適用条件でもある「5,000円以上の一般品」や「5,000円以上50万円までの消耗品」にも対応しているので、安心して販売ができるでしょう。

免税販売するには購入者のパスポート管理が必要ですが、スマレジのアプリにはパスポートスキャン機能が付いているので、パスポートリーダーを購入する必要がありません。

スマレジは、免税販売をスムーズに導入できるので、外国人旅行客をターゲットにした販売が簡単に行えます。

軽減税率のレシート・領収書を発行

スマレジは簡単な操作で、消費税増税に伴う「軽減税率」を適用できます。

また商品やカテゴリーごとに税率を設定することが可能です。

さらに特定の商品については「イートイン」と「テイクアウト」の選択もできるのでスムーズな決済や売上管理、レシート・領収書の作成ができます。

連携すればクレジットカード決済も可能

スマレジでは下記サービスと連携することでクレジット決済に対応できます。

・楽天ペイ
・スマレジペイメント
・Coiney
・ペイメントマイスター
・Square
・JMSおまかせサービス

VISAやMasterCard、American Expressや JCB、Diners ClubやDiscoverなど大手の国際ブランドでの決済が可能になります。

ただし月額の手数料が発生するので注意は必要です。

連携すれば電子マネーも可能

スマレジで電子マネーの決済を導入することも可能です。

クレジットカード決済同様、別途サービス提供会社(JMSおまかせサービス、楽天ペイ)等との契約は必要ですが、契約すればSUICA やPASMO、QUICPayや iDなどの電子マネーを利用できます。

スターペイとの連携で、ペイペイ・楽天ペイ等も使える

スターペイを別途連携すればQRコード決済サービス6社(WeChat Pay、ALIPAY、d払い、PayPay、LINE Pay、楽天ペイ)についても利用可能です。

3.スマレジのデメリット

このように多くのメリットがあるスマレジですが、スマレジを導入した事業者からは少数ですが不満の評価も挙がっています。おもなデメリットは以下です。

無料プランは機能が限られている

スマレジは無料で利用することも可能ですが、使える機能は限られています

1,000以上の商品管理を行う場合には有料プランへの登録が必要です。

また、複数店舗で管理する場合も有料プランに加入していないと使用できません。POSレジの中にはすべての利用プランが無料のところもあるのでデメリットといえます。

「費用をあまりかけたくない!」という方はエアレジの導入も検討しても良いかもしれません。別途記事を併せてご参照下さい。

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アンドロイド(Android)に対応していない

スマレジの対応機種はiOSです。iPadやiPhoneにしか対応しておらず、アンドロイド(Android)ユーザーはiOS対応の製品を購入しなければなりません。

大手のポイントサービスに対応していない

ほかのPOSレジは楽天ポイントやPontaなどのポイントサービスに対応していますが、スマレジは店舗独自のポイントサービスのみ対応可能です。そのため、大手のポイントサイトを利用した販売戦略ができないというデメリットがあります。

4.スマレジの導入料金|プランと周辺機器

スマレジを導入する場合、最低でも次のような費用が発生します。

  • スマレジの月額利用料金(プラン料金)
  • 本体となるiPadの購入料金
  • キャッシュドロアの購入料金
  • レシートプリンタの購入料金

iPad以外であれば、スマレジの公式サイトでも各種機器を購入することができます。セットで購入したほうがトータル料金がお得になるため、できるだけ公式サイトで揃えることがおすすめです。

以下の表で、スマレジの導入費用を紹介しています。上記以外にも必要な関連製品があれば、以下の価格を参考にしてみてください。

プランや周辺機器 価格(税込)
プラン料金(月額) ・スタンダード:0円
・プレミアム:4400円
・プレミアムプラス:7700円
・フードビジネス:11000円
・リテールビジネス:13200円
オプション料金(月額) ・CAT/CCT端末連動:1100円
・ウェイターBOX:3300円
・テーブルオーダー:440~1320円
キャッシュドロア 約60,170円
レシートプリンタ 約75,900円
バーコードリーダー 約27,500円
ICカードリーダー 約25,300円
ラベルプリンター 約19,690円

5.スマレジで会計業務を快適に!エアレジやユビレジとも比較するのが吉

スマレジは国内で6万5,000店舗に導入され、なかにはタビオやnano universeといった有名ショップも採用しています。実際に導入した店舗でも、「導入コストが抑えられる」「機能が豊富」ということで大変評判でした。

飲食店向けにはフードビジネスプラン、美容室や小売店向けはリテールビジネスプランが用意されているため、それぞれの業種に合わせて最適な機能だけを利用することができます。

ぜひ、今回の記事を参考に、スマレジを導入して会計業務を便利に・快適にしてみてください。

またエアレジやユビレジとも比較検討しつつ、導入するのが良いでしょう。

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監修
ZEIMO編集部(ぜいも へんしゅうぶ)
税金・ライフマネーの総合記事サイト・ZEIMOの編集部。起業経験のあるFP(ファイナンシャル・プランナー)を中心メンバーとして、税金とライフマネーに関する記事を今までに1300以上作成(2024年時点)。
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