2025年度(令和7年度)国民年金保険料の前納額と割引率

年金

国民年金保険料は、前納すると(一定期間の分を前もって支払うと)、保険料が少し割引になります。

国民年金保険料の支払い方法別に、前納の期間と、前納額、割引額・割引率を紹介します。

1.2025年(令和7年)国民年金保険料の月額・年額

国民年金保険料は毎年、変わります。

2025年度(令和7年度)の国民年金保険料の月額は17,510円です(年額:210,120円)。

前年度2024年度(令和6年度)の国民年金保険料の月額は16,980円でしたので、約3.1%の増額です(月額+530円、年額+6,360円)。

保険料の金額は年度(4月~3月)単位で変わりますので、上記の2025年度の保険料は、2025年4月~2026年3月の間の保険料です。

※2026年度(令和8年度)の国民年金保険料もすでに決まっており、月額は17,920円です(年額:215,040円)。

2.国民年金保険料の前納額と割引率

国民年金保険料の支払い方法(納付方法)は次の3通りあります。

  • 納付書による現金またはQRコード決済で支払い
  • 口座振替(口座引落)で支払い
  • クレジットカードで支払い

(1)納付書による現金またはQRコード決済で支払い

日本年金機構から毎年4月1日に郵送されてくる納付書を、金融機関やコンビニに行って現金で支払うか、スマートフォンのQRコード決済を利用して支払います。

それぞれの前納額と割引額・割引率は次のとおりです。

前納の期間 納付額 年額換算 割引額 割引率 
6ヶ月 104,210円 208,240円 6ヶ月:850円
年間:1,700円
0.8%
1年 206,390円 206,390円 年間:3,730円 1.8%
2年 409,490円 204,745円 2年間:15,670円 3.7%

※2025年度の保険料月額17,510円と2026年度の保険料月額17,920円を2年分合計すると425,160円

日本年金機構から送付される納付書には、2年前納用の納付書は同封されていませんので、最寄りの年金事務所に問い合わせてください。

(2)口座振替(口座引落)で支払い

事前に口座振替(口座引落)の手続きをすると、金融機関の口座から自動で引き落とされます。

それぞれの前納額と割引額・割引率は次のとおりです。

前納の期間 納付額 年額換算 割引額 割引率 
6ヶ月 103,870円 208,240円 6ヶ月:1,190円
年間:2,380円
1.1%
1年 205,720円 205,720円 年間:4,400円 2.1%
2年 408,150円 204,075円 2年間:17,010円 4.0%

【参照】日本年金機構:口座振替でのお支払い

口座振替での2年前納が割引率4.0%と最もお得です。

毎月ごとの口座振替の場合でも、「早割」を選択すると、保険料は月額17,450円で、60円の割引になります。

(3)クレジットカードによる支払い

クレジットカードで自動的に支払うこともできます。前納額と割引額は、納付書を利用するときと同じです。

【参照】日本年金機構:クレジットカードでのお支払い

クレジットカードでは、提携しているカード会社によってポイント還元を受けられます。対応しているカードは少ないです。

一例を紹介しておきます。

  • エポスゴールドカード:最大2%(年間100万円以上利用の場合)
  • PayPayカード:最大1.5%(PayPayステップを達成した場合)
  • 楽天カード:0.2%(500円につき1ポイント)

ポイント還元を受けられるカードであれば、さらにお得になります。

監修
ZEIMO編集部(ぜいも へんしゅうぶ)
税金・ライフマネーの総合記事サイト・ZEIMOの編集部。起業経験のあるFP(ファイナンシャル・プランナー)を中心メンバーとして、税金とライフマネーに関する記事を今までに1300以上作成(2024年時点)。
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