三井住友カードの審査は本当に厳しいの?落ちる理由と審査のポイント

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三井住友カード

マイナポイントに合わせたタイミングで大々的なキャンペーンを行っている三井住友カードですが、「やっぱりクレジットカードは三井住友カード!」というブランドイメージが強いですね。そんな三井住友カードのクレジットカードを欲しい!と思っている人は多いと思います。

けれども、ブランドイメージから、なんとなくカード審査が厳しそう…
そんな風にしり込みしている人も多いのではないでしょうか?

この記事では、三井住友カードのクレジットカードの申込みをする際に、可能な限りスムーズに審査が通るためのポイントをお話ししたいと思います。

1.やっぱりクレジットカードは三井住友カード?!

30年ぶりにカードデザインを刷新して、この8月から大々的なキャンペーンを行っている三井住友カード。

やはりカードと言えば、三井住友カードという確たるブランドイメージが定着しています。
カードデザインの刷新と共にポイント制度もお得にパワーアップしています。
(関連記事:「Vポイントの貯め方・使い方|三井住友カードでお得にポイント還元を」 )

でも、そのブランドイメージが強くて、なんとなく審査が厳しそうと心配な人も多いかもしれません。

一部の審査が甘いと言われている信販系のカードと比較をすれば、敷居は少しだけ高いかもしれませんが、三井住友カードだからと言って、カード審査が特別厳しいということはありません。
日本で初めてVISAカードを出した三井住友カードだからこそ、極めてオーソドックスなカード審査をしていると言えます。

最後に改めて書きますが、カード審査で一番重要な情報は、クレジットヒストリーという、カードを実際に利用・返済するという実績です。

2.カード審査のポイントについて

クレジットカードの入会審査は、通常、「クレジットスコアリング方式」を使います。

クレジットスコアリングとは、個人が持つ信用力(クレジット)を数値化、可視化することを言います。
個人データを元に、人工知能(AI)がシステマティックに個人の信用力を点数にするので、クレジットスコアリングと言われるのです。

このスコアリングの要素は、基本的に2つであり、

  • ①信用情報
  • ②個人の属性情報

となります。更に、既にそのカード会社のカードを持っている場合には、そのカードの利用状況が加味されるのが一般的です。

2-1.①信用情報とは?

日本には3つの信用情報機関があります。その信用情報機関では、加盟しているカード会社などが登録する信用情報を、管理、提供しています。
カード会社は、信用情報機関に照会することで、カード申込み者に関して、他社を含めたその時点での借入れ状況などを把握します。

その他、信用情報機関が持っている信用情報には以下のようなものがあります。

  1. 本人を特定するための情報
  2. 契約内容に関する情報
  3. 返済状況に関する情報
  4. 取引事実に関する情報
  5. 申込みに関する情報

これらの情報は、決められて情報保持期間に基づき記録され、カード会社などがカード審査に用いることが出来ます。

【関連サイト記事】債務整理相談Cafe:クレジットカードの信用情報とは?|審査に通らない理由

2-2.②個人の属性情報とは?

個人の属性情報とは、基本的にクレジットカードの申込書に記載された内容を指します。カード会社によって若干の違いがありますが、その内容はほぼ同じようなものになっています。

具体的には、職業や勤務先、その雇用形態と勤続年数、年収や資産の状況、住居の状況(持ち家か借家か、そこに住んでいる年数など)、そして、家族構成となります。

カードの種類によって、必要な属性情報が若干変わってきます。
ゴールドやプラチナカードであれば、資産金額を聞かれますが、スタンダードなカードであれば聞かれないことも多いです。

2-3.カード会社及びグループ会社が持つ情報

既に三井住友カードが発行するクレジットカードやプリペイドカード、三井住友銀行が発行するデビットカードなどを持っている場合には、その利用状況もクレジットスコアリングに加味されます。
年収や資産の額よりも、既に持っているカードを適切に使っている実績の方が相対的に重要な情報となります

なお、すべての金融機関は、自社とグループ会社が持つ個人情報を共有することを明示しています。三井住友カードの場合だとこちらのサイトの通りとなります。

【参照】個人情報の取り扱いについて|クレジットカードの三井住友VISAカード

3.三井住友カードの入会審査に落ちる理由と注意点

基本的に、信用情報にいわゆるブラック情報がなく、クレジットカード申込書が正しく記載されていて、AIによるスコアリングに基づいて審査に通った場合には、このAI審査をもって審査に通るのが一般的です。その場合には、審査結果は最短で翌営業日には判明します。

ここで一番大切なのは、「正しくクレジットカード申込書が記載されている」ことです。
かなりの割合で審査に落ちるケースは、実は、申込書の記載内容が正しく書いていないことが理由になります。

そして、もう一つ審査に落ちる大きな理由は、「そのクレジットカードの申込み条件を満たしていないから」なのです。例えば、満年齢30歳以上が対象となっているカードに29歳で申し込みをするということが該当します。

実は、この2つが理由で審査に落ちる人がかなりの割合でいると言われています。この2つの理由を単なるケアレスミスということも出来ますが、カードを発行してそれを使ってもらいたいカード会社から見ると、カードの利用ルールをきちんと読まないかもしれない…という不安材料であると言えるのです。

審査に落ちないために、更に詳しく気を付けるべきポイントを審査項目ごとに見ていきます。

3-1.ポイント①信用情報に載っているか

これは広く知られていることですが、自己破産してから5年が経過していない人や、キャッシングを滞納している人は、新しいクレジットカードの審査にはまず通りません

そして、住宅ローンや自動車ローンを滞納したことがある人は、その情報が信用情報に載ってしまっていたら(いわゆる「ブラックリスト」に掲載される)、基本的に新しいクレジットカードの審査に通ることは難しいでしょう。

それ以外のポイントとしては、

  • ①短期間の間にクレジットカードの申込みを複数している人
  • ②審査を申し込みした段階で、キャッシングの利用金額が大きい人
  • ③過去に割賦販売で延滞をしている人

この3つの条件のどれかに当てはまる人も、審査に落ちることがあります。

特に、③は学生時代に携帯電話の本体をキャリアの割賦販売で購入した人が、携帯代を延滞した場合に、滞納情報としてその履歴が信用情報に残っていることがあります。

学生時代には、携帯代金の支払いが数か月遅れた程度にしか思っていない人が多く、このような人が、やみくもにクレジットカードの申込みをすると①の情報も印象が悪くなりますので、頻繁に審査に落ちるという悪循環に陥ることがあるので、注意が必要です。

3-2.ポイント②個人の属性情報が正しく記載されているか

三井住友カードを始め多くのカード会社では、現在、クレジットカード審査は基本的にAIで行います。ですから、AIの審査が通った場合には、人の手を介する審査をされることは基本的にありません。

AIはディープラーニングと言って、過去のカードホルダー情報から、延滞や自己破産をした人の情報を学習して、その経験値をベースに審査を行っています。
従って、AI審査では、個々の属性情報が正しく記載されていて、相互に矛盾していない情報であることが審査に通るポイントになります。

更に、このAIの学習にどのように反映させているか詳細は分かりませんが、既に三井住友カードが個人情報を所有している申込者については、その既存の個人情報にも照会をしているはずです。
ですから、クレジットカードについては、その属性情報の変更があった場合には、速やかに変更しておくことも大切です。

3-3.AIによる審査が通らなかった場合

何かしらの理由でAIによる審査が通らなかった場合には、人の手を介した審査をすることになります。その場合には、AI審査に通らなかった要素を再度検討して、不審な点がある場合などには審査に落ちるケースが多いようです。

例えば、持ち家で、その所有期間が3年以内で、収入が特別高くないのに、資産の金額が異常に多い場合などです。
一見、資産の金額が多いことは良いことだと思い込んでしまいそうですが、他の個人情報と比較検討すると、特定のケースでは「これは、不自然な記載だ」となるという訳です。

三井住友カードの場合には、手続きを効率よく進めるために、現在ネットでの申込みを推奨しています。
ネットで申し込みをすると、照会番号を使いネットで審査状況を確認することが出来ますが、審査期間が長くなって心配になり、中には電話で審査状況を聞くという方もいると思います。
その電話照会の際に、その時のやり取りが、明らかに申込書と内容が異なる場合などには、審査に落ちるという結果を招くケースも多いようです。

つまり、その項目において、数値が加点要素だとしても、それがあまりにも不自然だとAIは異常値として抽出する可能性があるということです。
そして、それは、実はAIによる学習結果としては、実は虚偽の申請をしている人が多かった組み合わせケースに該当するということもあるということです。

3-4.スーパーホワイトというケース

もう一つクレジットカード審査が中々通らない人に、過去に信用情報機関に登録される情報が一切ない人というのがあります。通称、スーパーホワイトと呼ばれます。
例えば、30歳過ぎまで一度も割賦販売の実績もなく、クレジットカードの利用履歴もない場合などです。

「私はクレジットカードが怖いから使わない」と言って、現金決済ばかりしていると該当してしまうことになります。
スーパーホワイトの人は、信用情報に瑕が付いているのではなく、信用情報がなさ過ぎて、それが不自然という結果で落ちるということになります。

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4.プラチナカードの審査で気を付けて欲しいこと

三井住友カードは、カード会社の老舗です。ですから、審査の敷居が高いように感じますが、実はそうではなく、あくまでも王道の審査を行っていると言えます。
ですから、個人情報を些細なことで、何度も誤魔化している人や、つい見栄を張った記載をしてしまう人が、実は審査に落ちないはずなのに落ちているケースも意外と多いのです。

読者の中には、憧れのプラチナカードが欲しいという方もいると思います。
その方には特に気を付けて欲しいことですが、クレジットカードの審査でスコアリングを高くするためには、「同じ会社のクレジットカードを適切に継続して利用すること」が一番効果的です。

インビテーションがなくても持つことが出来る三井住友プラチナカードを、どうしても欲しい人には特に以下のことをお勧めします。

  • ①三井住友銀行口座を持っていたら、給与振込口座にして積極的に口座を利用すること。
  • ②スタンダードなカード、ゴールドカード、プラチナカードとステータスを一歩一歩上げていくことがカード審査を通り易くするので、カード審査で一番好印象となる、「持っているカードを適切に継続して利用すること」を続ける。
  • ③キャッシングは極力しない。
    (海外での外貨でのキャッシングは、海外での現地通貨の入手方法で一番お得と認知されているので、神経質になることはありませんが、その場合は、海外でのお買い物も、そのクレジットカードを使いましょう。)

年齢相応の消費行動で、適度にクレジットカード利用を継続することが、クレジットカードの審査を通り易くするために一番重要なことになります。

執筆
荒井 薫(あらい かおる)
労働省→公認会計士→コンサルタント→事業会社CFO&国際ブランド付きプリペイドカード事業の立ち上げをやりました。子供の頃から物書きになりたかったため、書く感性を磨きながら、皆さんに様々な情報をお伝えしていければと思っています。
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