確定申告の相談はどこでする?相談先のメリット・デメリットを比較!

確定申告は複雑な税制や書類の多さに、難しいと感じている人も多いと思います。特に自力で確定申告の準備をしている人は、途中でわからないこともたくさん出てくるのではないでしょうか。

そんな人のために、税務署や税理士会、各自治体では確定申告の相談を受け付けています。

この記事では、確定申告の相談ができる場所や、それぞれのメリット・デメリットを説明していきます。

1.確定申告の相談先と事前準備

まず、確定申告の相談先にはどのようなものがあるのか簡単に説明します。

確定申告の主な相談先

確定申告の相談は主に以下の4か所で可能です。

それぞれ、相談できることが変わってくるので、自身の悩みに合わせて相談場所を選択しましょう。

  1. 税務署で直接相談・電話相談する
  2. 税理士に相談する
  3. 市区町村の相談窓口に行ってみる
  4. 青色申告会で相談する

相談先の比較

各相談先の対応をまとめると以下のようになります。

 費用相談内容対象者電話相談
税務署無料一般的な質問誰でもできる
税理士有料具体的な質問誰でもできる
市区町村無料一般的な質問条件ありできない
青色申告会有料具体的な質問会員のみできる

税理士が無料相談会を行ったり、市区町村ごとに対応が違うこともあるため、この表の限りではありません。

事前準備

確定申告期間はどの相談先も混雑が予想されるため、事前に質問を整理し、提出書類を確認しておいたほうがよいでしょう。

確定申告全般と、e-Taxのよくある質問については、国税庁ホームページで紹介されています。

2.税務署で相談する

確定申告の相談先として、まず考えられるのは税務署です。

税務署では、確定申告期間に「申告書作成会場」が開設されます。ほかにも、電話相談や予約制の直接面談も行っています。

2-1.税務署に相談するメリット

税務署に相談するメリットは以下の通りです。

  • 無料で相談できる
  • 確定申告書の作成方法を丁寧に教えてくれる
  • 確定申告期間に限らずいつでも相談できる
  • 匿名で相談できる(電話相談)

一番のメリットは無料で相談が行えることです。電話でも簡単に相談できるので、他と比べても相談のしやすさは一番でしょう。

2-2.税務署に相談するデメリット

税務署で相談することによるデメリットもいくつかあります。

  • 節税対策は教えてくれない
  • 確定申告期間はとても混雑する
  • 対応は職員によってまちまち

あくまでも法律に基づいた一般的なアドバイスしか受けられないため、節税対策は期待できません。
また、確定申告期間などの混雑時には数時間待つことや、受付終了が早まることもあるため、時間に余裕をもって相談することが大切でしょう。

以上のようなデメリットこそあるものの、一般的な質問対応や簡単な申告書の作成は税務署に任せても大丈夫でしょう。

2-3.税務署に相談する方法

税務署への相談方法は以下の通りです。

  • 所轄の税務署に電話し、その後の音声案内の指示に従います。
  • 自動音声で「1」を選択すると、国税局相談センターにつながり、税理士に相談ができます。
  • 自動音声で「2」を選択すると、税務署職員へとつながり、直接面談の電話予約ができます。

引用:国税庁

3.税理士に相談する

お金を払って税理士に依頼すると、依頼内容にもよりますが、相談以外も確定申告書の作成から税務署への提出まで請け負ってくれます。
また、税理士会は無料相談会や電話相談も行っています。

3-1.税理士に依頼するメリット

  • 間違いのない確定申告書が作成できる
  • 節税のアドバイスをもらえる
  • 確定申告書の作成、税務署への提出を代行してもらえる
  • 生命保険、相続、経営の相談など幅広く相談できる

税理士に相談することで、確定申告に関する不安は解消することができるでしょう。

また顧問税理士契約を結ぶことで、確定申告以外のアドバイスをもらうことができます。

3-2.税理士に依頼するデメリット

デメリットとして考えられるのは、やはり費用がかかるという点です。

現在、税理士報酬に規定はなく、税理士の業務量によって変動します。
税理士に相談する際は、自分でできることと税理士に相談することを見極めて依頼する必要があります。

3-3.税理士の無料相談

税理士会や各税理士事務所は、無料相談会や電話相談を受け付けています。

ただしこちらは、税務署で相談する場合と同様で、税金に関する一般的な質問に答えることを目的とすることが多いです。
個別具体的な相談や、長時間の面談はできないことが多いです。

無料相談会は例年、確定申告期間前に開かれています。
それぞれの地域の税理士会に問い合わせをしたり、各税務署ホームページにアクセスして無料相談が実施されるか確認しましょう。

日本税理士会連合会ホームページ

4.市区町村に相談する

各自治体の役所でも、無料相談や確定申告書の提出を受け付けていることがあります。
市民しか利用しないので、税務署と比べて空いていることもあります。

ただし、相談ができる人には一部条件があるので注意が必要です。

4-1.市区町村で相談するメリットとデメリット

各自治体で相談できるのは、一般的な確定申告の相談です。
対象者は、給与収入のみの方や、公的年金収入のみの方です。これに該当する人は身近で相談できるのでメリットも大きいです。

デメリットとして、青色申告の対象者や、上記以外の収入がある方、各種税額控除を受ける方は、自治体での相談を受け付けていないことが多いです。
この場合は、税務署等へ相談しましょう。

4-2.千葉市の例

例を挙げると、千葉市では確定申告期間中に各区役所(中央区以外)で確定申告の相談と作成ができます。
しかし、相談できるのは給与所得者と公的年金所得者のみで、給与年金以外の所得がある方や各種税額控除を適用する方は、税務署に行く必要があります。

詳しくは各自治体のホームページをご覧ください。

5.青色申告会で相談する

青色申告会とは、個人事業主を中心として構成される納税者団体です。
青色申告をしている人が、入会費や年会費を払うことで加入でき、様々なサポートを受けられます。

もちろん確定申告の相談も受けることもできます。

全国青色申告会総連合

5-1.青色申告会に相談するメリット

青色申告会では確定申告の相談や、確定申告書の作成の補助を受けることができます。

入会すれば、個別具体的な事例についても無料でアドバイスをもらえるので非常にメリットは大きいです。

その他にも独自のサービスがそろっているため、個人事業主の方は入会を検討してみてもいいかもしれません。

5-2.青色申告会に相談するデメリット

年会費がかかる点と、確定申告書作成の代行をしてもらえることはないという点がデメリットとして挙げられます。

しかし、税理士を雇うよりは費用は安く済みますし、確定申告以外でも手厚いサービスが用意されているため、総合的に見ても便利なサービスでしょう。

6.まとめ

ここまで、確定申告の相談ができる場所をまとめてきました。

確定申告は一人で行うには難しい場合が多いので、この記事で説明した相談場所を比較して、自分に合った場所でアドバイスを受けましょう。

どの場所も確定申告期間は混み合うので、事前準備と早め早めの行動が必要となります。

確定申告期間になって焦ることが無いよう、前もって書類等は整理しておくのが肝心です。

Ad Exchange

この記事が役に立ったらシェアしてください!