LINE Pay(ラインペイ)の残高は現金化できるの?

LINEPay残高

国内の利用率は約80%ともいわれているLINEですが、電子マネーとしてLINEPayがあります。

しかし電子マネーでは「チャージしすぎてしまった」、「利用をやめたいがチャージした金額を使わないとやめられない」といった電子マネーならではの悩みがあります。
そこで今回はLINEPayの残高の現金化するための手順と条件について解説します

1.LINEPay残高が出金できるようになった

現金化する方法は以下の2種類があります。

  • ・銀行口座へ出金する方法
  • ・ATMで出金する方法

それぞれの出金方法について解説していきます。

1-1.銀行口座へ出金する方法

銀行口座に出金する場合は手軽で、いつも使用しているLINEアプリで出金申請を行うことが可能です。

1.LINEアプリの「ウォレット」から一番上の金額部分をタップし「LINE Pay」の画面を開いてください。

LINE1

2.その後、下までスクロールし「設定」を開きます。

LINE2

3.開いたページから「出金」を押し、登録している銀行口座を選ぶか、新規で口座を登録します。

LINE3

4.その後、銀行口座を選択後に、金額を設定するための「+100円」、「+1,000」、「+10,000」というボタンがあるので出金したい金額に合わせてタップします。

LINE4

金額設定後に、確認画面へ遷移し、金額に間違いがなければ「出金」を押すことで出金が完了します。

1-2.ATMで出金する方法

銀行口座に出金する以外にも直接現金として受け取る方法があります。

それがセブン銀行からの出金です。
セブン銀行から出金する方法はスマホアプリからコードを受け取り出金する方法とLINE Payカードを使用して出金する方法の2種類あります。

(1)QRコードを利用する出金方法

  1. 前述の銀行口座への出金方法と同様で、LINEアプリの「ウォレット」から一番上の金額部分をタップし「LINE Pay」の画面を開きます。
  2. LINE Payの項目内にある「セブン銀行ATM」をタップします。
  3. 「次へ」をタップすると読み取り用の画面に遷移するので、次にATMの操作に移ります。
  4. ATMの画面にて「QRコードの表示」を押すと読み取り用のQRコードが表示されるので、そちらをスマートフォンにて読み取ります。
  5. 読取完了後に、「企業番号」と「認証番号」がスマートフォンの画面に表示されるので、ATMへ入力を行います。
  6. その後「確認」を押下すると金額を入力する画面に遷移するので、出金したい金額を入力し再度「確認」を押下することで出金完了となります。

(2)LINEPayカードを利用した出金方法

LINEPayカードを利用し、その他の銀行口座と同じように暗証番号を入力することで出金することができます。

2.出金の際は本人確認をする必要がある

2種類の出金方法についてお話ししましたが、出金の際には「本人確認」を必ず行わなければいけません。

本人確認を行うことで出金することができ、どんな方でも本人確認ができるように3種類の本人確認方法があります。

銀行口座登録による本人確認 LINE Payに銀行口座を登録する方法です。この方法は出金方法の1つとして挙げている方法でもあるので最もオススメな本人確認方法です。
かんたん本人確認 この確認方法は、写真付きの身分証が必要になりますので、運転免許証やパスポートを手元に持っていることが条件です。

写真付き身分証と自分の顔を撮影し、LINE Pay運営側が確認すると本人確認が完了になります。

郵送本人確認 郵送なので他2つの本人確認と比べ時間はかかりますが、かんたん本人確認のように自分の顔写真を送る代わりに郵送されたハガキのQRコードを読み取ることで本人確認を行うことができます。

本人確認を行うことでLINEPayでの機能が追加され、以下のような機能が追加されます。

  • 銀行口座からLINE Payへチャージする※
  • LINE Payから銀行口座へ出金する※
  • 設定した金額を下回ると、銀行口座から自動でチャージをする※
  • LINE Pay同士で送金を行うことができる
  • チャージや支払いの上限金額の引き上げ

※銀行口座登録を行っている場合のみ利用することができます。

出金だけではなく、LINE Pay同士で送金を行うこともできるようになり、銀行からチャージも手数料が一切かからないので引き出し手数料等の節約にも繋がります。

3.他社のQRコード決済とLINEPayの比較

現在様々な企業がQRコード決済事業へ参入しています。
そこで、代表的なQRコード決済会社と出金方法や手数料、最低金額、上限金額を比較してみました。

QRコード決済 出金方法 手数料等 最低金額 上限金額
LINEPay 銀行口座

ATM

手数料:216円 銀行口座:1円

セブン銀行ATM:1,000円

銀行口座:10万円

セブン銀行ATM:1万円

PayPay 銀行口座 ジャパンネット銀行の場合無料、>

それ以外の金融機関は100円

銀行口座:1円

セブン銀行ATM:1,000円

50万円
Origami Pay × クレジットカード等と連動して決済を行うため、出金はできない ×  ×
楽天ペイ 銀行口座 手数料:出金額の10% 1000円 1回:10万円

1ヵ月:100万円

メルペイ 銀行口座 手数料:210円 211円 情報なし

このようにLINEPayでは全ての銀行口座から最低1円から出金することが可能ですが、上限金額が10万円と低くなっています。

また、セブン銀行ATMに関しては一日で最大1万円までとなっており、一気に出金することができません。

4.LINEポイントも現金化できる

LINEポイントはゲームをプレイする、動画を見る、マンガを読むことで遊びながらポイントが付与されます。
さらにはLINE Payで買い物をすることでもポイントが付与されます。

ここで、取得することができるLINEポイントも現金に変えることができます。

LINEポイントはLINEで使用することができるスタンプや着せ替え、その他のLINE MUSICで使用することもできますが、LINE Pay残高に交換することができます。

LINEPay残高に変えることで同様に現金として出金することが可能です。

LINE公式サイトより案内がありましたが、2019年12月31日でこの交換方法が終了しますので現金化することができなくなります。

5.まとめ

LINEPayに残っているお金が現金化できるのか、実際に現金化するためにはどうすれば良いのかご紹介してきました。
残高の銀行口座への出金はLINEPayだけではなく、さまざまな電子マネーでも行える機能となっています。しかし、LINEPayではセブンATMを利用することで一日1万円という上限ながら現金を引き出すことも可能です。

チャージしすぎてしまったという場合でも、現金化することができるので一度試してみてはいかがでしょうか?

服部
監修
服部 貞昭(はっとり さだあき)
東京大学大学院電子工学専攻(修士課程)修了。
CFP(日本FP協会認定)、2級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)。
ベンチャーIT企業のCTOおよび会計・経理を担当。
税金やお金に関することが大好きで、それらの記事を2000本以上、執筆・監修。
「マネー現代」にも寄稿している。
エンジニアでもあり、賞与計算ツールなど各種ツールも開発。
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