POSレジ検討中の方に「ユビレジ」をオススメする理由【売上向上】
この記事では、ユビレジの魅力やサービスの見極めポイントを解説します。ユビレジが支持される理由も考察しているので、これ…[続きを読む]
キャッシュレス化が急速に進んでおり、飲食店やコンビニ、ショッピングモールなどさまざまなシーンで現金以外の支払い方法を選択される方が増加しています。
現金を持ち歩かずにスマートフォン等で読み取るだけで決済ができるQR決済や、伝統的なクレジットカード決済などがあり、スムーズに支払いを済ませられるため非常に便利です。
しかし、通常時だけでなく災害時でもキャッシュレスは問題なく使用できるのでしょうか。
2018年の北海道胆振東部地震ではクレジットカードが使えなかったこともあり、大地震や台風などの災害に備えて、どのような支払い方法を使えるのか把握しておくことが大切です。
そこで、今回は災害時にキャッシュレスが使用可能かを解説していきます。キャッシュレスを活用することのメリットやデメリット、さらにお客様側だけでなく店舗側に求められる対策についても紹介していきます。
目次
まずは、クレジットカードとQRコード決済、電子マネーなど、主要なキャッシュレスを災害時に使用できるかをご説明します。
キャッシュレス化が本格的に進む前から利用している方が多く、今やポイントを獲得するために活用している方も増えているクレジットカードですが、災害時には使用できない可能性が高いです。
クレジットカード決済には、端末を動かしたりカード会社と通信するための電力が必要だからです。
実際に、北海道胆振東部地震では停電によってクレジットカードでの決済ができないという事態になりました。
ただし、全ての店舗で使用できないわけではなく、自家発電システムを取り入れている場合はクレジットカードによる決済が可能です。
キャッシュレス化の発展に伴い急速に利用者を増やしているのがQR決済です。
QR決済は店舗に設置されているQRコードを読み込むか、自分のスマートフォンに表示されるQRコードを読み取ってもらうことで支払えます。
店舗のQRコードを読み取る場合、正常な通信ができる環境であれば、スマートフォンなどの電源さえ入れば利用可能です。
また、モバイルバッテリーを所持しておけば充電切れも防げますので、災害時には活用できる決済方法です。
しかし、SuicaやICOCAなどの交通系ICカードやnanacoやWAONといった種類がある電子マネーについては、支払いに電力が必要です。
クレジットカードと同様、店舗側が端末を動かす必要があるからです。
そのため、クレジットカードと同様、自家発電システムがある店舗では使用できる可能性はありますが、災害時に停電していると使えないことが多いです。
停電した場合、やはり自家発電システムが稼働していない限り、店頭でチャージをすることは難しいです。
ただしスマートフォンなどからWEB上でチャージができる場合は、正常な通信環境さえあれば災害時でもチャージ可能です。
しかし、災害時はいつ停電が復旧するかわからないため、普段から一定額をチャージしておくと災害時の備えになります。
災害時にキャッシュレス決済が対応できるかは停電状況によって変わってくるため、一概に使える使えないとは断言できません。
しかし、災害時にキャッシュレスを活用するにあたり、知っておきたいメリットがあります。
ここからは、災害時の備えとしても把握しておくべき現金では対応できないキャッシュレスならではのメリットをピックアップして紹介していきます。
まず挙げられる災害時にキャッシュレスを活用するメリットは、再発行や返金処理ができる点です。
例えばクレジットカードを所持している場合、仮に災害によって紛失した場合でも再発行をすれば手元に戻ってきます。
そして、災害時の混乱に乗じてクレジットカードが盗難に遭ったとしても、きちんとカード会社に連絡をして手続きを進めれば返金処理をしてくれます。
現金の場合は紛失したとしても手元に戻ってくる可能性は低いので、これはキャッシュレスならではのメリットです。
万が一の紛失などを考えた備えをしておくことも、災害時には重要となります。
クレジットカードには、キャッシング機能が付帯されているものがあります。
災害時にはこのキャッシング機能が役立ちます。ATMの混雑は予想されますが、停電していなければ現金を引き出すことが可能です。
現金だけを持っていると、災害によって紛失や盗難といった事態が考えられます。
キャッシング機能を使えば現金を引き出せるため、有効な対策といえるでしょう。
インプリンターとはクレジットカードの表面にある金色で凸凹した部分をいい、インクのついたローラーを使用して伝票に転記することをいいます。
クレジットカードはカードリーダーなどに読み込んで決済をするだけでなく、このインプリンターによって支払いを行うことが可能です。
電話で信用照会を行わなければいけませんが、停電などで電気が使えないときでも支払いができるため万が一の事態でも対応できます。
地震や台風などの災害時には、停電や浸水などさまざまな問題が発生することが想定されるため混乱を招きます。
災害時でもお金に困らないよう、現金かキャッシュレスのどちらをメインに持っておけば良いか悩んでしまう方も少なくないでしょう。
ここからは、お金や支払いに関する災害時の備えについて説明していきます。
災害時には火事や水害によって現金を失ってしまうリスクはありますが、キャッシュレスだけに頼らず手元には持っておくべきでしょう。
上述したように、停電になるとキャッシュレスでは対応しきれなくなる可能性があります。
もちろん必要以上に現金を持っておくのは、盗難に遭ってしまうリスクも考えると危険ですが、せめて3、4日は生活できる程度のお金はあったほうが安心できます。
また、現金を所持するにあたり、お札だけでなく小銭も持っておくと店舗側のつり銭不足にも対応しやすいです。
店舗側がキャッシュレスに対応できない事態を想定し、キャッシュレスだけに頼らず、様々な用意をしてリスクヘッジしておくことが災害時には重要となります。
災害時に現金しか所持していない場合、やはり危惧されるのは焼失したり水に流されたりと、すべて失ってしまい手元に残らないことです。
キャッシュレスは停電時などに使えなくなる可能性はありますが、復旧するとお金を引き出すことができます。
現金と違い、カードを財布に入れておくだけで、避難時にも楽ですので、紛失や盗難などの被害に遭いにくいです。
これも繰り返しになりますが、災害時は普段は考えられない事態に陥りますので、現金だけでは避難生活を送る際に困ることがあるかもしれません。
災害時における支払い方法は、このキャッシュレス化が進んでいる時代においてお客側だけでなく店舗側も対応するために対策が必要です。
では実際に店舗側はどういった対策を行えばよいのでしょうか。
ここからは、災害時でも混乱を極力招かないために必要な店舗側の対策について紹介していきます。
地震や台風などの災害時には停電することが想定されますし、実際に2019年の台風被害では何度も停電が発生しました。
そして、電力がなければキャッシュレス決済に対応することは難しいです。
そのため、店舗側では電力をあまり必要としないレジを取り入れることが対策として求められます。
大型のPOSレジは多くの電力を必要とするため、災害時に万が一停電をすると復旧にも時間が必要です。
しかしiPadレジを活用すると、大幅に必要となる電力を削減できるため省電力で動作が行えます。
少ない電力で稼働でき、かつ長時間使えるレジを導入することで災害時にキャッシュレス対応できる可能性は高まります。
POSレジの導入を検討される方はこちらの記事がおすすめです。
そして、災害時には現金引き出しサービスであるキャッシュアウトを導入することも有効な対策です。
キャッシュアウトとはATMの代わりにレジからお金を引き出せるサービスで、日本電子決済機構が運営しています。
デビットカードを提示し、暗証番号を入力するだけですので、利用方法も簡単です。
災害への備えとしてキャッシュアウトを導入する企業は増加傾向にあり、システムによっては数万円を引き出せるため、災害対策の一つとして注目されています。
そして災害時にクレジットカード決済を行うには、squareを活用することも非常に有効です。
SquareとはICカードリーダーサービスの一つで、専用の機器にクレジットカードを読み込ませるだけで支払いに使えます。
Squareは停電時でも店頭の機器だけで仮決済ができ、停電が復旧してから本決済を行うことが可能です。
72時間以内に復旧、本決済しなければいけないという条件はありますが、店舗側はSquareを導入することで災害時の備えになります。
キャッシュレスに重きを置いている方が多い現代だからこそ、きちんと対応しておくことは重要です。
Squareについてはこちらの記事で詳しく解説していますのでご覧ください。
ここまでご説明してきたように、災害時は現金とキャッシュレスのどちらにも良い点と悪い点があります。
クレジットカード決済や電子マネー決済を行うには、当然電力が求められます。
しかし現金だけでは火事によって焼失する場合や、水害や風害などで紛失する可能性も高いです。
そのため、一方に偏らずどちらの事態にも対応できるよう準備する必要があります。
店舗側もキャッシュレス化が進んでいる今の時代だからこそ、省電力で稼働できるレジを導入したり、QRコードやSquareを活用するなどの対策を行いましょう。
過去の被害から学び、未来に活かすのは大切なことです。