Suicaでオトクにポイント還元を受ける方法
関東圏で利用が多いSuica。定期券や切符としてだけでなく、ポイントが貯められる電子マネーとしても使えて、大変オトク…[続きを読む]
小田急電鉄や小田急百貨店などでの利用で貯まる「小田急ポイント」や「OPクレジットカード」。こちらも2019年10月1日からスタートしたキャッシュレス・消費者還元事業の対象となっています。
普段小田急ポイントを貯めている人にとって、これからよりお得に利用ができるチャンスとなるわけですが、いまいち仕組みが理解できていない人も多いはずです。
今回は小田急でオトクにポイント還元を受ける方法を解説していきます。
2019年10月1日から始まったキャッシュレス・消費者還元事業は、キャッシュレス決済の普及と消費税率引き上げに伴う需要平準化対策として政府主導で行われる大規模なものです。
事業に登録した対象店舗で対象となるキャッシュレス決済を使ってお買い物をすることで最大5%の還元が受けられます。
そして、小田急ポイントが貯まる「OPクレジットカード」もこちらの事業に参加しており、おトクな還元が受けられるチャンスです(*ただし「OPポイント専用カード」は対象外です)。
では、OPクレジットカードとキャッシュレス・消費者還元事業について詳しく解説します。
なお小田急で「PASMO」や「SUICA」を利用している方は別途記事で詳しく解説しておりますので、下記記事をご確認下さい。
参考:キャッシュレス・消費者還元制度でご利用額の最大5%が還元されます
https://www.odakyu-card.jp/news/important/2019/08/21/33985/
還元対象となるカードは以下の2つです。
ポイント還元を受けるための事前登録や手続きなどは不要で、カードを発行して対象店舗でお買い物をするだけで5%もしくは2%のポイント還元が受けられます。
ポイント還元の対象となる店舗は、キャッシュレス・消費者還元事業に加盟登録している全ての店舗です。
店舗の種類によって還元率が5%または2%と分かれており、それらのお店でクレジットカードが利用できれば基本的にはポイント還元が受けられます。
詳しい対象店舗については「キャッシュレス・消費者還元事業」の公式サイトから確認できます。
「登録加盟店はこちら」
https://map.cashless.go.jp/search
ポイント還元はカード利用代金の請求時と同じタイミングで行われます。
カードの種類によって請求のタイミングは異なるためカードごとに確認しておきましょう。
カードの種類 | 請求/還元時期 |
OPクレジット・JCB
JALカード OPクレジット |
前月16日から当月15日までの利用分
→翌月10日 |
OPクレジット(Visa/Mastercard) | 当月1日から末日までの利用分
→翌々月10日 |
キャッシュレス・消費者還元事業でOPクレジットカードを使うことで受けられるポイント還元では、小田急ポイントが付与されるわけではありません。
「還元されるポイント分を利用代金振替時に相殺」という形で行われます。
例えば、利用代金10,000円の利用で500円分(5%)の還元を受けたとすると、請求のタイミングで利用代金から還元分が差し引かれて9,500円が請求されます。
また、利用代金よりも還元分が多くなった場合は、登録した銀行口座への振込となります。
なお、還元上限は月間15,000ポイントです。
小田急ポイントが貯まるカードにはクレジットカードタイプのものだけではありません。
ポイントカード単体で使えるものもあります。ここでは小田急ポイントについてもっと詳しく掘り下げていきます。
小田急ポイントが貯まるカードは主に、以下の4種類となります。
「OPポイント専用カード」はクレジットカードではないので年会費も無料で加入の審査もなく気軽に作ることができます。
ただし、OPポイント専用カードはキャッシュレス・消費者還元事業の対象サービスではないので注意しましょう。
小田急ポイントの還元率ですが、下記の通りとなります。
・小田急ポイントサービス加盟店でのポイントカード提示(0.5~10%)
・クレジット利用ポイントの基本還元率「0.5%」(200円(税別、未満切り捨て)=1ポイント)
小田急のポイントサービス加盟店でポイントを提示することによる還元率は場所によって異なります。
例えば「新宿ミロード」だと、OPクレジット払いで5%還元されます。詳しくは公式のポイントサービス加盟店のページをご確認下さい。
*ポイントサービス加盟店
https://www.odakyu-card.jp/services/result/
貯めた小田急ポイントは以下の用途で使えます。
通常の小田急ポイントのほかに、「小田急乗車ポイント」があります。これはPASMOと関係があります。
Pasmoは株式会社パスモが発行する交通系ICカードのことで、関東地方、山梨県、静岡県の鉄道、バスで利用できます。
Pasmoのオートチャージ機能をOPクレジットカードで設定できるという話がありましたが、それ以外にも疑問に上がりそうな内容を1つ1つ解説していきます。
「小田急ポイント」と「小田急乗車ポイント」は異なります。
小田急乗車ポイントはPasmoのオートチャージ機能の決済方法にOPクレジットカードを設定した際だけに貯まる仕組みとなっています。
そのため、普通にPasmoを使っている乗車するだけでは、小田急乗車ポイントを貯めることはできません。
還元率は0.5%です(チャージ分が1,000円(税込)につき5ポイント貯まる)
また、小田急乗車ポイントは、毎月乗れば乗るほどポイント還元率が上がります。最大7%まで還元率が上がります。
日常的に小田急線を使う機会が多い人にとっては非常にお得なサービスです。
詳しくは公式サイトのポイント算出方法を御覧ください。
「小田急乗車ポイントについて」
https://www.odakyu-card.jp/privilege/autocharge/train_point.html
OPクレジットカードとPasmoは別々のサービスであくまでオートチャージの設定ができるというだけでしかありません。
そのためカードを2枚持つ必要があり少々不便です。
できればPasmoとクレジット機能が一体になったカードが欲しいという人もいるかもしれません。
Pasmoでは以下のようなクレジットカードで、Pasmoが一体となったものが発行できます。
しかしOPクレジットカードではpasmoとの一体型クレジットカードは存在せず別々に所持する必要があります。
小田急ポイントの使い道は上記で説明した通りです。小田急乗車ポイントを、Pasmoの残高にチャージすることはできないのでご注意下さい。
JR東日本が発行する交通系ICカード「Suica」と小田急の関わりを簡単にみていきましょう。
JR東日本が発行しているというだけあって、JR線でしか使えないというイメージがあるSuicaですが小田急線でも問題なく使うことができます。
交通系ICカードは全国相互利用サービスを行なっており、PasmoもSuicaも相互利用が可能です。
定期券の区間によっては「JR→小田急線」といった組み合わせになることもあるでしょう。
Suicaの定期券ではこのような鉄道会社を跨ぐ区間に関しても連絡定期券として購入できます。
ただし、小田急線のみの区間をSuicaの定期券にすることはできません。
逆に、PasmoでJR線のみの定期券を発行することもできないので注意しましょう。
東京都・神奈川エリアの人に馴染み深い小田急電鉄。お得に貯まる小田急ポイントをキャッシュレス・消費者還元事業でさらにゲットしてみましょう。
ポイント還元率やお得な貯め方を理解して、ぜひOPクレジットカードを使ってみてください。