楽天ペイ、スマホの紛失・盗難時にはどうすればいい?

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楽天ペイ 紛失・盗難

スマホを無くしてしまった、盗まれてしまった。そんな状況になったらどうしますか?

単純に連絡が取れないだけでなく、楽天ペイのようなキャッシュレスアプリが第三者に利用される可能性があります。個人情報の流失の危険性だけでなく、金銭的な被害も考慮しなければなりません。

この記事では、楽天ペイユーザのスマホ紛失・盗難時の対処法、第三者へ渡った時の被害ケース、今すぐ行えるセキュリティ対策について解説します。

1.楽天ペイのチャージ残高はどうなる?補償は?

スマホを紛失した際に困るのは、連絡手段がなくなるだけでなく、楽天ペイのようなキャッシュレス決済アプリを悪用されてしまうという点です。それぞれの懸念点について、確認していきましょう。

(1)楽天ペイのチャージ残高は?

紛失した際には、まず楽天ペイのカスタマーデスクへ「楽天ペイアプリの利用停止」を依頼します。「利用停止」を行なっただけでは、チャージ残高は減りません。
停止を解除すれば、以前チャージした分の残高が残ったまま、アカウントの利用を再開できます

しかし、楽天ペイの公式によるとサービスを停止した場合、利用制限を解除できない場合もあるようです。具体的にどのような場合が該当するかは、示されていませんが上記の場合もあることを理解した上で利用停止を行いましょう。

(2)楽天ペイの補償はあるの?

楽天ペイには不正利用に対する補償はありません
盗難や、アカウントの乗っ取りにより不正利用が行われても全て利用者の責任となります。

不正利用の防止として、「スマホ本体」や「アプリ自体」にロックをかける等普段からセキュリティ対策を行うことをオススメします。

2.スマホ紛失・盗難時の対処方法

(1)他アプリについても同様に行うべきこと

まず、スマホを紛失した際に全てのアプリに対して行うべき対処を3つご紹介します。

1.キャリアへ連絡しスマホの利用停止を行う

紛失に気づいたらキャリアへの連絡を真っ先に行うべきです。スマホが無いため連絡手段が限られますが、契約キャリアのショップへ行くか、家族や友人のスマホを借りて速やかに紛失の連絡を行いましょう

紛失の連絡をすると、キャリアによっては遠隔操作でスマホのロックを行ってくれます。
iPhoneユーザの場合、Appleへ連絡しても同様の対処が行われます。

2.警察へ必要書類の提出

うっかりトイレや電車の中にスマホを忘れた場合は、落とし物として警察へ届けられていることがあります。持ち主として受け取るために、スマホを紛失した場合は「紛失届」、盗難にあった場合は「盗難届」を警察へ提出しましょう

また、キャリアによっては「盗難、紛失」の補償を受ける場合「警察への書類の提出」を義務付けていることが多いです。

3.位置情報の取得、初期化を行う

スマホの遠隔操作機能を有効にしている場合、位置情報の取得と初期化を遠隔で行えます。紛失に気づいた時点ですぐに位置情報を取得することで、紛失か盗難かの判断も可能です。

(2)楽天ペイ カスタマーデスクへ連絡

スマホの紛失、盗難にあった場合楽天ペイユーザがすべきことは「アプリの利用停止」です。
楽天ペイの場合カスタマーデスクがあるので、至急連絡しましょう。

【楽天ペイ カスタマーデスク】
電話番号 0570-000-348 (ナビダイヤル)
受付時間 9:30-18:00

(3)新しいスマホでの利用方法

新しいスマホへ楽天ペイをダウンロードし、楽天IDでログインすれば以前と同様のアカウントが利用できます。

3.悪意の第三者に利用されてしまったら?

楽天ペイユーザの場合スマホを紛失すると、個人情報の流失だけでなく金銭的な被害を受ける可能性があります。具体例を用いて確認しましょう。

(1)無断でチャージされる

楽天ペイは登録されているクレジットカードを利用して、アプリへチャージして利用します。
スマホが第三者の手に渡った場合、クレジットカードを不正に利用され、アプリへチャージされる可能性があります

(2)チャージされたポイントを商品やサービスの購入に使われる

チャージしたお金は、楽天ペイに対応している店舗の決済に利用できます。
不正にチャージされたお金は、商品やサービス購入に利用され回収できないかもしれません。

(3)別のアカウントへ送金される

楽天ペイにはアプリのお金を知人などへ送金できる機能があります
この機能を悪用されると、チャージしたお金を全て別のアカウントへ移されてしまう可能性があります

4.普段からできるセキュリティ対策

(1)携帯本体にパスワードを設定する

一番簡単なセキュリティ対策として、スマホ本体にパスワードを設定することが挙げられます。
いわゆる「画面ロック」というものです。本人だけがわかるパスワードを設定し、スマホを操作する度にパスワードの入力が必要になります。

設定していない人にとっては不便かもしれませんが、暗証番号や指紋認証など、様々な方法のパスワードがあるので自身に負担がないものを選びましょう。

(2)スマホ本体の遠隔機能を有効にする

スマホには「遠隔機能」といって手元になくても、遠隔から操作を許可する設定ができます。

この「遠隔機能」を有効にすることで、位置情報や初期化を遠隔で行うことができます。紛失時に遠隔から初期化をすることで「個人情報を守る」「不正利用の防止」を実現できます。

(3)楽天ペイのアプリ自体にロックをかける

スマホ本体だけでなく、利用するアプリに対してもパスワードをかけることでより強固なセキュリティ対策となります。
楽天ペイの場合、アプリを起動するたびにパスワード(数字4桁)を要求する設定にできます

まとめ

楽天ペイユーザがスマホ紛失・盗難時の対処法、第三者へ渡った時の被害ケース、今すぐ行えるセキュリティ対策について解説しました。

紛失した際には、カスタマーデスクへ連絡し利用停止を行いましょう。

服部
監修
服部 貞昭(はっとり さだあき)
東京大学大学院電子工学専攻(修士課程)修了。
CFP(日本FP協会認定)、2級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)。
ベンチャーIT企業のCTOおよび会計・経理を担当。
税金やお金に関することが大好きで、それらの記事を2000本以上、執筆・監修。
「マネー現代」にも寄稿している。
エンジニアでもあり、賞与計算ツールなど各種ツールも開発。
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