LINE Payの請求書支払い|税金や公共料金の支払いが可能
昨今は税金や公共料金の支払いでLINE Payが使えるケースが増えてきています。
今回は、LINE Payでの税金納税に焦点を当てて、LINE Payで支払える税金、支払い方、およびメリット/デメリットを解説します。
目次
1.LINE Pay「請求書支払い」
(1)LINE Payの請求書支払いってどんな機能?
まず、LINE Payの請求書支払いの機能を紹介します。
電気料金などの公共料金や税金、通信販売などの請求書に記載されているバーコードをLINE Payのコードリーダーで読み込む事により、LINE Payの残高で(または「チャージ&ペイ」で)支払うことができます。
現時点で、LINE Pay請求書支払いできる企業・市町村は、下記サイト(LINE Pay)にて紹介されています。
※ LINE Pay請求書支払いを活用する| LINE Pay
(2)請求書支払いのポイント還元は?
LINE Payの請求書支払いでポイントを貯めたい場合は、アプリにクレジットカードを紐づける必要があります(チャージ&ペイ)。
ただし、どんなクレジットカードでもチャージ&ペイができるわけではありません。
現時点でLINE Payに紐づけてポイント還元を受けられるのは「三井住友カード(Visaブランド。ANAカードを除く)」のみです。
三井住友カードを利用してチャージ&ペイを行った場合、LINEポイントではなく、Vポイントが貯まります。還元率は以下の通りです。
- 200円につき1ポイント(還元率0.5%)
対象となるカードは、三井住友カードが発行するVisaブランドの全カードです。(ANAカード全種、Visa LINE Payクレジットカードを除く)
Visa LINE Payクレジットカードではポイントがつかないの?
Visa LINE PayクレジットカードやVisa LINE Payクレジットカード(P+)でもチャージ&ペイは可能です。
ただし、請求書払いではポイントを貯めることができません。
- Visa LINE Payクレジットカードでチャージ&ペイ
……全ての支払いでポイント還元なし - Visa LINE Payクレジットカード(P+)
……街での支払い(コード支払い)では還元率5%(月500ptまで)
……請求書払い・オンライン支払ではポイント還元なし
請求書払い以外の場面でもLINE Payを使うなら、Visa LINE Payクレジットカード(P+)は持っておいた方がお得だと思います。ただし、請求書払いの際は三井住友カードに切り替えることをおすすめします。
※当ページからのお申し込みはLINE Pay株式会社および三井住友カード株式会社が主催する各種キャンペーンの条件に該当しない場合がございます。
3.LINE Payで税金の支払い
LINE Payで支払える地方公共団体の税金が増えてきています。
以下では、国税と地方税に分けて、近況を解説します。
(1)国税
2022年冬から、スマホ決済で国税の支払いも可能になりました。LINE Payも利用できます。
ただし残高決済のみで、チャージ&ペイやポイント充当は対象外です。
(2)地方税
地方税をLINE Payで支払える地方公共団体が増えています。税金に加えて、国民健康保険料等の支払いにも利用することが出来ます。
都道府県税
- 自動車税
- 個人事業税
- 不動産取得税
など
市町村民税
- 固定資産税
- 都市計画税
- 軽自動車税
- 国民健康保険料、
- 介護保険料
- 後期高齢者医療保険料
など
ここに記載されていない地方税についてもLINE Payでは支払うことが出来ます。
詳しくは下記ページからご確認ください。
※ LINE Pay請求書支払いを活用する| LINE Pay
4.LINE Pay税金支払いの特徴と注意点
次に、LINE Payでの税金支払いの特徴と注意点について説明します。
(1)支払いが簡単
自動車税などの税金の納付書をコンビニや銀行に行って支払わなくても、スマホひとつあれば、いつでもどこでも簡単に税金納付ができます。
【支払い手順】
- 「LINE」の「ウォレット」内の「請求書支払い」をタップする
- 次へ進むと、コードリーダーが立ち上がる
- 納付書のバーコードを読み取る
- 請求内容を確認するし、「○○円の決済を行う」をタップ
- パスワードを入力して終了
(2)支払い記録が残る
LINE Payでの支払いは、支払い記録が残ります。家計簿として支出の管理ができます。
(3)手数料無料
税金はクレジットカード支払いも可能ですが、それだと手数料がかかります。しかし、LINE Payの場合は手数料無料です。
(4)注意点
- 納付可能税額は30万円未満です。
- 車検用納税証明書など、納税証明書は発行されません(※)。
- 登録できるクレジットカードはVisa LINE Payクレジットカード(P+ではない方)・Visaブランドの三井住友カード(ANAカードを除く)のみです
※ 自動車税の納税証明書は発行されませんが、運輸支局等において納税確認ができるシステムとなっていますので、車検時の納税証明書の提示は不要となっています。
5.公共料金や通信販売の支払い
他にも、電気/ガス/水道などの公共料金や通信販売の支払いにも使える場合があります。
東京電力や関西電力の電気料金、東京ガスのガス料金、神奈川や大阪では水道料金が対応しています。
また、一部通信販売においてもLINE Payが使えるようになってきました。
今後、LINE Payで支払える範囲は拡大していくものと思われます。
6.最後に
LINE Payでは、店舗でのキャッシュレス決済だけでなく、自動車税始め各種税金の支払い、電気/ガス/水道などの公共料金の支払い、および通信販売の支払いなどでも使用できる場合があります。
公共料金や税金の支払いでコンビニや銀行に行く必要はなく、スマホひとつあれば、いつでもどこでも、簡単に支払い処理ができます。今後、このような便利な機能を使える場面が増えていくでしょう。
なお、記事内でも紹介していますがLINE Pay請求書支払いでポイント還元を受けるにはVisa LINE PayクレジットカードもしくはVisaブランドの三井住友カード(ANAカードを除く)が必要です。請求書支払いを検討している方は併せてこちらのカードについても詳しくチェックしておくことをお勧めします。
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