お年玉もキャッシュレス?|アプリ・電子マネーでお金を送る方法まとめ

お年玉

年末年始となりましたが、コロナ禍で帰省を自粛される方も多いでしょう。遠方に住む家族と会えず、お年玉を手渡しすることが難しいため、いつもと違う形でお年玉を贈ることをお考えではないでしょうか。

今回は会えない親族にお年玉を渡す方法、キャッシュレスでお年玉を贈る方法について解説します。

1.直接会えない孫・親戚にお年玉を贈るには?

お年玉を手渡しできないという場合、以下のような方法があります。

  • 現金(図書券、クオカード、ギフトカード、商品券)を書留で送る
  • 銀行口座に振り込む
  • プリペイドタイプの電子マネー
  • 個人間送金アプリを使う(PayPay 、LINE Pay、d払いなど)

現金(図書券、クオカード、ギフトカード、商品券)を書留で送る

キャッシュレスではありませんが、ポチ袋に入れたお金や図書券などの商品券を郵送で送るのも一つの手段です。衛星の面でより気を使うのならばオンラインや電話で発注ができるタイプの商品券を選んで郵送を手配するのがよいでしょう。

デジタルのギフト券の場合はメールなどで贈ることも可能です。

銀行口座に振り込む

振り込みの手数料がかかる場合もありますが、銀行振込でお年玉を贈ることもできるでしょう。ただしこの場合、形が残らないので「お年玉」というにはやや味気ないという印象を持つ方も多いのではないでしょうか。

プリペイドタイプの電子マネー

電子マネーでお年玉を贈る場合ギフトタイプの電子マネーカードを贈ったり、子供の親にお金を贈って子供が使う電子マネーにチャージしてもらったりという方法があります。キャッシュレスなので、衛生的にお年玉を贈ることができるでしょう。

個人間送金アプリを使う(PayPay 、LINE Pay、d払いなど)

PayPay 、LINE Pay、d払いのようなスマホ決済アプリを使うのもおすすめです。

受け取る側も贈る側も同じサービスを利用している必要がありますが、銀行を通すより手数料も安く済みますし、自宅に居ながらスマホで簡単に送金ができます。また、LINE Payなどでは送金の際にメッセージやスタンプを一緒に送ることができるのでお金だけでなく「気持ち」も一緒に贈ることが可能です。

個人送金ができるアプリについては下記の記事で詳しく解説しているので、「どれを使えばいいかわからない!」「使い方が知りたい!」という方はぜひ併せてご覧ください。

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2.お年玉を電子マネーやスマホ決済で贈るのはアリ? ナシ?

お年玉をキャッシュレスで贈るのには様々なメリットがあります。利便性はもちろんですし、衛生面での利点もあります。ただ一方で、「ハレの日にポチ袋に入ったお金を手渡しされる」という特別感や伝統の趣は失われます。

受け取り側がどう感じるかというところが気になる方もいるでしょう。

この章では、世間での意見やキャッシュレスでお年玉を贈るメリット・デメリットを確認していきましょう。

(1)お年玉をキャッシュレスで贈ることに過半数の人が賛成

ファイナンシャルアカデミー(東京都千代田区)の発表(2020年11月13日)によると、全国の子を持つ男女300人へのアンケートで51%がキャッシュレスのお年玉に対し肯定的な考えを示したそうです。

同調査におけるキャッシュレスでお年玉を贈ることへの賛成理由としては以下のようなものがあります。

  • 新型コロナウイルス対策として衛生面で安心だから
  • 新型コロナウイルスによる帰省自粛で現金のお年玉を渡せないから
  • ポイントが貯まる
  • 新札・ポチ袋などの準備が必要ない

(2)お年玉のキャッシュレス化に反対する意見も

上述の調査によると、キャッシュレスでお年玉を贈ることに賛成な人が多い反面、実際にお年玉をキャッシュレスで贈るという人は1割程度にとどまったそうです。それでは、お年玉を現金で贈る・キャッシュレスを利用しない理由にはどんなものがあるのでしょうか。

同調査の結果によると以下の回答があったそうです。

  • お金のありがたみ、価値がわからない
  • セキュリティが不安
  • キャッシュレスは使いすぎが心配
  • 渡す側がキャッシュレスに慣れていない
  • スマホを持っていない

子供の教育という面で「キャッシュレスではお金の重みが分からない」「使いすぎる心配がある」という意見は以前からありましたが、お年玉という特別なお金についてはその印象が特に強いようです。

また、キャッシュレスについては未だセキュリティや不正利用問題についての不安が消えていないことも要因となっているようです。特に利用者が子供の場合はその不安も大きいでしょう。

もちろん、お金を贈る側がキャッシュレスでの支払い手段を持っていないというのも一因です。

総じてキャッシュレス決済手段の浸透が未だ過渡期であることが反映された結果となっています。

調査結果の引用元:ファイナンシャルアカデミー

3.お年玉をキャッシュレスで贈るのにおすすめの決済方法

最後に、お年玉をキャッシュレスで贈るのにおすすめの決済方法をご紹介します。

(1)メッセージとスタンプで気持ちも贈れる LINE Pay

最近ではお孫さんとのやりとりにLINEを使っているという方も増えてきましたね。LINE Payは、スマートフォンにLINEが入っていれば他にアプリをインストールすることなく始めることができる決済サービスです。

始め方も、規約に同意するだけの簡単な操作で始めることができ、送金の際もメッセージやスタンプをつけて贈ることができるので、味気なくなりがちなキャッシュレス送金でも気持ちを込めてお年玉を贈ることができます。

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(2)使えるお店が多い PayPay

PayPayは様々なところで広告を出しているように、知名度や普及度の高いサービスです。使えるお店も多いため、お年玉を受け取った側の使い道が広いことが大きなメリットです。

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(3)相手にぴったりのギフトカードをオンラインで贈る giftee

gifteeはギフトカードの購入から送付までオンラインで行うことができるサービスです。サイトの中からお好きなギフトカードを選んで購入するとURLが発行されるので、そのURLをメールやSNSで相手に贈ると、相手はURLをクリックすることでカードを受け取ることができます。

こちらもメッセージと一緒に贈ることができ、また、ギフトカードの種類によって使用の用途をある程度コントロールすることも可能です。

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回はお年玉をキャッシュレスで贈る方法についてお伝えしました。お年玉は単なるお小遣いではなく、一年に一度の特別なイベントであり普段会えない家族であればなおさら、気持ちを伝える大切な場面です。

キャッシュレスでも気持ちのこもったお年玉の贈り方ができるので、利用してみてはいかがでしょうか。

吉田 美紀
執筆
吉田 美紀(よしだ みき)
早稲田大学文学部卒。2020年5月からZEIMOでの編集・監修・執筆活動を開始。ライフマネー・税金・ポイ活に関する記事を50以上監修。

2021年からはYOUTUBEチャンネル「お金のSOSチャンネル」の運営を開始、チャンネル登録者数2.8万(※2023年3月時点)。
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