楽天ペイの導入方法とメリット、入金サイクルは最短翌日!

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楽天ペイ 導入

今年の10月から政府によるポイント還元制度が始まりました。
施策の1つとしてキャッシュレス決済に対する、ポイント還元制度があります。
直前に対応するのではなく、事前にキャッシュレス化に対応できれば安心ですよね。

楽天ペイなら導入費用が実質無料であり、最短翌日入金というメリットがあるため、初めてキャッシュレス決済を導入する方へオススメです。

この記事では、楽天が運営している「楽天ペイ」というキャッシュレス決済アプリの導入方法をお伝えします。

本記事内の各種情報については、楽天ペイの公式サイトから引用しています。
【引用元】楽天ペイ(実店舗決済): スマホで導入カード決済・アプリ決済(店舗様向けサイト)
本記事内のスクリーンショット画像は、楽天ペイアプリから引用しています。
【引用元】楽天ペイ –カード払いをアプリひとつで、楽天ポイントも使える

1.楽天ペイとは?

(1)楽天ペイの特徴

楽天ペイとは、楽天が運営する「キャッシュレススマホアプリ」です。

スマホを提示するだけで決済が可能であることや、楽天会員なら登録が簡単であること、楽天ポイントが決済で利用できることなどからキャッシュレススマホアプリの中でも多くのユーザを抱えているサービスです。

(2)楽天ペイ導入のメリット

キャッシュレススマホアプリは様々な種類があります。
その中でも「楽天ペイ」を選ぶメリットが4つあるので確認していきましょう。

①顧客に付与されるポイントは楽天側が負担する

楽天ペイは楽天ポイントが利用できるという特徴があります。楽天ポイントは店舗側が負担するものではなく、サービス提供者の楽天が負担するため、決済時に全てポイントで支払いがあっても店舗側にはちゃんとお金が振り込まれます。

②幅広い決済に対応している

楽天ペイは決済手段が非常に多いという特徴があります。
スマホ決済だけでなく、専用リーダーを導入すれば、クレジットカード、電子マネーにも対応できます。

クレジットカードはVISA, Mastercardなど6社に対応しており、電子マネーやGoogle payやApple payでの決済も可能です。
様々な決済手段に対応することで、外国人まで含めて、様々な方とスムーズにやり取りすることが可能です。

③集客効果がある

楽天Payでは楽天ポイントを決済に利用することができます。
そのため、楽天Payを導入すれば楽天ポイントを利用したい方の集客効果が期待できます。

さらに、楽天Payでは「使えるお店」として導入店の掲載をしているためそこからの集客も期待できます。

④楽天ペイ専用プリンターを導入すれば、お客様控えを印刷できる

楽天ペイでは、お客様控えをメールで発行できます。
しかし、控えを紙で欲しいというお客さんも中にはいらっしゃいますよね。

楽天ペイなら専用プリンターを購入すると、お客様控えを紙で印刷できます。

(3)楽天ペイの普及状況は?

キャッシュレスアプリは様々な会社からサービスが提供されています。
せっかく導入するなら普及率の高いサービスを選びたいところです。

楽天ペイの普及率は、QRコード決済の中で1位であり、加盟点数は約120万ヵ所以上(楽天Edy導入店も含む)とされています(2019年2月時点)。

普及率が高い理由として楽天ペイで決済を行うと楽天ポイントが追加で貰えるキャンペーンがあったので、楽天会員の方々に決済手段として選ばれたと考えられます。

(4)楽天ペイ導入のパターン

楽天ペイの導入方法は2種類あります。

  1. QRコード決済:専用の端末が不要なので、導入コストを安く抑えられます。
  2. カード決済:クレジットカード、電子マネーにも対応できるが、専用リーダーが必要です。

新しい制度を導入する際は、なるべく初期コストを抑えたいですよね。
アプリの導入を考えている店舗は、まず、「1.QRコード決済」の導入をオススメします。

2.楽天ペイ(QRコード決済)の導入費用、手数料など

楽天ペイには2種類の決済方法がありますが、今回はQRコード決済の導入方法について絞って詳しく確認していきます。

(1)必要な機材、導入費用

楽天ペイのQRコード決済を導入する際に必要な機材は、スマホかタブレットのみです。
対応機種として提示されている機種は下記の通りです。

  • iOS(Apple製品): iOS 10.0以上
  • AndroidOS: Android 5.0以上

導入費用に関しては、QRコード決済は専用端末の購入が不要であるため、無料となります。

(2)決済手数料

導入する際に気になるのが決済手数料ですが、
楽天ペイの決済手数料は「3.24%」であり他サービスと同水準の手数料となっています。

導入費用が無料にも関わらず、決済手数料が同水準なのはありがたいところです。

(3)入金サイクル・振込手数料

楽天ペイの特徴として、毎日の売り上げが最短で翌日に入金可能であるという点が挙げられます。

入金サイクルと、振込手数料は入金先の銀行が「楽天銀行」か「楽天銀行以外」で分けられます。それぞれ確認していきましょう。

①入金先が楽天銀行の場合

当日23:50時点の売上が翌日自動で入金されます。振込手数料は無料です。

②入金先が楽天銀行以外の場合

23:30までに入金依頼すると、ご指定の口座へ当日23:50までの売上が翌営業日に全額入金されます。振込手数料として210円必要です。

クレジットカードの場合は入金が1ヶ月後という場合が多いですが、楽天ペイでは振込先に楽天銀行を指定すれば振込手数料無料かつ1日単位で入金を行えます。

導入した際には、楽天銀行の口座を振込先に指定しましょう。

(4)導入時の注意点

導入コストが低く、振込手数料も無料で非常に便利な楽天ペイですが注意点はないのでしょうか。
いざ、導入してみても現場で楽天ペイを使いこなせなかったら意味がなくなってしまいます。

楽天ペイを導入する際の注意点はズバリ「店舗スタッフへの講習を行うこと」です。

事前にスタッフへアプリの使い方や、困った時の対応方法を周知しておけば現場でも問題なく利用できます。
アプリの使い方は難しくありませんが、初見ではスタッフも不安になってしまうので事前に社内で講習を実施することをオススメします。

3.楽天ペイ(QRコード決済)の導入方法

楽天ペイを導入するには、楽天ペイ加盟店への加盟が必要になります。

楽天ペイの導入は下記のステップで行ないます。

(1)加盟店登録申し込み

楽天ペイ加盟店様サイトから申請を行います

(2)必要書類

楽天カードの会員である場合は不要です。
楽天カードの会員でない場合、個人事業主の場合は本人確認証、法人の場合は法人の確認ができる資料が必要です。

(3)加盟店審査

楽天の審査だけでなく、クレジットカード会社や電子カード会社も審査を行います。
審査機関は多いですが、どの会社も2週間以内に合否通知が来るようです。

(4)登録完了

無事に審査を通過し登録が完了すると、結果のメールが届きます。

(5)楽天ペイ店舗アプリをダウンロード

決済に利用する端末へ楽天ペイ店舗アプリをダウンロードします。
Androidの場合はGoogle Play、iOSの場合はApple Storeからダウンロードしましょう。

4.楽天ペイの決済方法

楽天ペイの決済方法は3種類あります。
いずれも、お客様のスマホでQRコードを読み取る方式です。

(1)QRコード(ワンタイム型)

店舗アプリ内のQRコードをお客様が読み取る方法です。

  1. 店舗アプリで、決済金額を入力して「OK」をタップします。
  2. 「アプリ決済 QR生成」を選択すると、QRコードが表示されます。
  3. お客様がご自分のスマホで「QR読み取り」を選択し、店舗アプリのQRコードを読み取ります。
  4. 取引詳細画面が表示されると、支払いが完了です。

注意点:QRコードを表示する店舗側スマホ端末の画面が割れている場合は、読み取れないこともあるので注意しましょう。

(2)QRコード(プリント型)

あらかじめ印刷したQRコードをお客様が読み取り金額を入力する方法です。
QRコード(ワンタイム型)より、お客様の手間が少し増えます。

  1. お客様がご自分のスマホで「QR読み取り」を選択し、印刷されたQRコードを読み取ります。
  2. お客様が支払い金額を入力し、お店側と一緒に確認をします。
  3. 確認画面でスライドすると、支払い完了です。

店舗アプリの取引履歴から売上を確認できます。
店舗側のスマホでプッシュ通知を許可している場合は、決済されるとプッシュ通知が届きます。タップすると、取引の詳細を確認できます。

注意点

お客様がお帰りになった後では金額の訂正ができませんので、ご注意ください。

決済時には、必ず、「店名」「金額」「日時」を確認するようにしてください。

(3)セルフペイ

店舗側の操作は不要で、お客様だけで操作をします。
ただし、あまり一般的な方法ではありません。

  1. お客様がご自分のスマホで「セルフ」を選択し、支払い店舗を選びます。
  2. お客様が支払い額を入力し、お店側と一緒に確認をします。
  3. 確認画面でスライドすると、支払い完了です。

店舗アプリの取引履歴から売上を確認できます。

お客様のアプリ操作

以上、3つのいずれの方法も、お客様がご自分のスマホの楽天ペイアプリを起動し、QRコードをスキャンします。

もし、お客様がご利用方法がわからないときのために、お客様のスマホアプリの画面も確認しておくと良いでしょう。

▼メニュー画面の「QR読み取り」をタップし、QRコードをスキャンします。

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5.決済状況の確認方法

決済がちゃんと行えているか確認しないと不安ですよね。

楽天ペイなら加盟店管理画から決済状況の確認が可能です。
決済を間違えた場合も、お店のスマホまたはタブレットから操作し取引の取り消しを行えます。

6.楽天ペイを利用する注意点

(1)振込先が楽天銀行以外は手数料がかかる

楽天ペイは振込先が楽天銀行であれば、踏み込み手数料無料で毎日売り上げが振り込まれます。

しかし、振込先が楽天銀行以外の場合、振り込まれる度に手数料が発生するため楽天銀行の口座を持っていない場合はデメリットと言えるでしょう。

(2)お客様の利用額に上限がある

楽天ペイには以下3つの利用上限が設けられています。

  1. 1回の利用額は50万円以下であること
  2. 登録されているクレジットカードの利用枠内であること
  3. コンビニでは一度の利用額は4,000円以下であること

上記のような利用上限を設定している理由として、日々の決済に利用して欲しいという狙いがあります。
普段の生活で50万円の買い物をすることは滅多にないですよね。
コンビニで4000円以上の物を買うこともほぼないでしょう。

日常の消費額に合わせて利用上限額が設定されているので、高額商品を扱っている場合はお客様が利用できる金額か確認しましょう。

(3)業種によってはアプリ決済を利用できない。

楽天ペイは公式サイトにて特定の業種に対して「アプリ決済」の利用を禁止している旨を記載しています。

登録している業種が「画廊」「時計」「アクセサリー・宝石・貴金属」「陶磁器・ガラス・クリスタル」「美術品(美術、骨董品)」「美術品(古銭、切手)」の場合はアプリ決済をご利用いただけません。

上記に該当する業種はアプリ決済が出来ないため、導入時には注意しましょう。

(4)回数券や前払いには利用できない

楽天ペイは都度払いのみ対応しているため、回数券や前払いには利用できません。
コンサートチケットや、航空券など未来に利用するものに対して料金を払うものには非対応となっています。

まとめ

楽天ペイとは、楽天が運営する「キャッシュレススマホアプリ」です。

大きな特徴として楽天ポイントが決済に利用できる点が挙げられます。
楽天ペイの導入にはスマホまたはタブレットが必要で、QRコード決済の導入だけであれば初期費用は無料です。

また、振込先を楽天銀行へ指定すれば毎日前日の売り上げが手数料無料で振り込まれます。

QR決済アプリでは1番普及しているサービスです。キャッシュレス決済の導入に悩んでいる店舗は、初期費用無料かつ普及率の高い「楽天ペイ」の利用をオススメします。

服部
監修
服部 貞昭(はっとり さだあき)
東京大学大学院電子工学専攻(修士課程)修了。
CFP(日本FP協会認定)、2級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)。
ベンチャーIT企業のCTOおよび会計・経理を担当。
税金やお金に関することが大好きで、それらの記事を2000本以上、執筆・監修。
「マネー現代」にも寄稿している。
エンジニアでもあり、賞与計算ツールなど各種ツールも開発。
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