在職老齢年金の計算ツール

在職老齢年金で、もらえる金額とカットされる金額を計算するツールです。

基本情報

利用方法

入力項目

年金の受給額

加給年金を除いた老齢厚生年金の月額を円単位で入力してください。老齢基礎年金の金額は含めないでください。

給与額

「月収+賞与」または「年収」のどちらかを選択してください(初期値:「月収+賞与」)。

「月収+賞与」を選択した場合は、月収と年間の賞与合計を円単位で入力してください。
月収には、残業手当、住宅手当、家族手当、通勤手当などすべての手当を含めてください。

「年収」を選択した場合は、年収を円単位で入力してください。
(「年収」を選択した場合は、年収を12で割って月収としますが、正確な計算にはなりません。)

表示内容

次の項目を月額で表示します。

  • 本来の年金支給額
  • 支給カットされる金額
  • カットされた後の年金支給額
  • 給与+年金の合計額

また、「支給カットされない月収」がいくらまでかと、「年金支給が停止される月収」がいくらからかを表示します。

在職老齢年金の計算の前提について

下記の前提で、在職老齢年金を計算しています。

  • 年金受給額の1円未満は四捨五入
  • 月収には、残業手当、住宅手当、家族手当、通勤手当などすべての手当を含む(最大65万円)
  • 年間の賞与合計には、年間のすべての賞与を含む(最大450万円)

在職老齢年金の計算方法について

こちらの前提のもとに計算します。

  • 対象は60歳以上70歳未満の年金受給者かつ厚生年金加入者
  • 令和6年4月からの金額(基準値は50万円)

用語

基本月額

加給年金を除いた、老齢厚生年金の報酬比例部分の月額

総報酬月額相当額

その月の標準報酬月額+その月以前1年間の標準賞与額の合計÷12

標準報酬月額は、月収から「標準報酬月額表」を基に算出した金額です。たとえば、月収21万円の場合は、標準報酬月額は22万円になります。

計算

基本月額+総報酬月額相当額の合計が50万円以下の場合は、厚生年金は全額支給されます。

基本月額+総報酬月額相当額の合計が50万円を超える場合は、次の式で計算した金額がカットされます。

基本月額-(基本月額+総報酬月額相当額-50万円※)÷2

利用上の注意点

本ツールは、あくまでも簡易的に、在職老齢年金の金額を計算シミュレーションするツールです。実際の受給額とは異なることがあることをご了承ください。

2024年8月時点の法令に基づいて計算しています。制度が変更される可能性があることをご了承ください。

本ツールを利用して、不利益や損害等が発生したとしても、当社は一切の責任を負いませんので、ご了承ください。
ご自身の在職老齢年金の受給額についての質問は、日本年金機構にお問い合わせください。

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服部
監修
服部 貞昭(はっとり さだあき)
東京大学大学院電子工学専攻(修士課程)修了。
CFP(日本FP協会認定)、2級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)。
ベンチャーIT企業のCTOおよび会計・経理を担当。
税金やお金に関することが大好きで、それらの記事を2000本以上、執筆・監修。
「マネー現代」にも寄稿している。
エンジニアでもあり、賞与計算ツールなど各種ツールも開発。
服部 貞昭 プロフィール この監修者の記事一覧
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