高年齢雇用継続給付金 計算ツール
60~64歳で働くときに、もらえる給付金と、カットされる年金の金額を計算するツールです。
利用方法
入力項目
60歳になったときの月給
60歳になったとき時点の月給を円単位で入力してください。賞与(ボーナス)は含みません。
なお、60歳になったときの月給の上限は494,700円、下限は86,070円です。
これよりも大きい値、または低い値を入力した場合は、この上限または下限の値に置き換えて計算します。
現在の月給
判定したい月の給与額を円単位で入力してください。
厚生年金をもらっている
厚生年金をもらっている場合は、「はい」を選択してください(初期値:いいえ)。次の場合が該当します。
- 特別支給の老齢厚生年金を受給している
- 繰り上げ受給をしている
生年月日
下記のどちらかを選択してください。
- 1965年(昭和40年)4月1日以前
- 1965年(昭和40年)4月2日以降
それによって、支給率の上限が変わります。
表示内容
以下の項目を月額で表示します。
高年齢雇用継続給付金
- 賃金の低下率(60歳時点の月給に対する割合)
- 支給率
- 支給額
- (参考)5年間の支給額
厚生年金
(年金をもらっている場合のみ)
- 年金停止率
- 年金の支給停止額
手取り
- 給与の手取り額
- 最終的な手取り額(年金を除く)
「最終的な手取り額」では、給与に、高年齢雇用継続給付金を足し、年金の支給停止額を引いた金額を表示します。この金額に、年金は含みません。
高年齢雇用継続給付金の計算の前提について
下記の前提で、高年齢雇用継続給付金を計算しています。
- 給与手取り額、給付金支給額、年金の支給停止額の1円未満は四捨五入
高年齢雇用継続給付金の計算方法について
こちらの前提のもとに計算します。
- 対象は60歳以上64歳以下の給与所得者
- 2024年(令和6年)8月以降の金額
用語
60 歳到達時点の賃金月額
原則として60歳に到達する前6ヶ月間の平均賃金
(「受給資格確認通知書」や「支給決定通知書」に記載されています)
標準報酬月額
健康保険や厚生年金保険の保険料を計算する際に用いられる報酬の基準額のこと。給与額に対して、階段状に増加していく。標準報酬月額一覧表より求める。
賃金の低下率
支給率の計算
生年月日:1965年(昭和40年)4月1日以前
低下率が61%以下の場合
支給率 = 15%
低下率が61%超75%未満の場合
低下率が75%超の場合
支給率 = 0%
生年月日:1965年(昭和40年)4月2日以降
低下率が64%以下の場合
支給率 = 10%
低下率が64%超75%未満の場合
低下率が75%超の場合
支給率 = 0%
支給額
支給の上限額・下限額
高年齢雇用継続給付金と月給の合計が、376,750円を超える場合、超える部分の給付金は支給されません。
高年齢雇用継続給付金が2,295円以下の場合、給付金は支給されません。
年金の支給停止額の計算方法について
年金停止率の計算
生年月日:1965年(昭和40年)4月1日以前
高年齢雇用継続給付金の支給率の15分の6
生年月日:1965年(昭和40年)4月2日以降
高年齢雇用継続給付金の支給率の10分の6
年金の支給停止額
利用上の注意点
本ツールは、あくまでも簡易的に、在職老齢年金の金額を計算シミュレーションするツールです。実際の受給額とは異なることがあることをご了承ください。
2025年4月時点の法令に基づいて計算しています。制度が変更される可能性があることをご了承ください。
本ツールを利用して、不利益や損害等が発生したとしても、当社は一切の責任を負いませんので、ご了承ください。
ご自身の在職老齢年金の受給額についての質問は、日本年金機構にお問い合わせください。