セブンペイ(7pay)の特徴やメリット、nanacoとの連携

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セブンペイ_7pay

7payは、不正利用問題により、9月末にサービス終了しました。

7pay残高の返金の申請受付は2020年1月10日で終了しました。

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セブンイレブンが展開するスマホ決済サービス「セブンペイ(7pay)」は、どんなサービスなんでしょうか?また、セブンイレブンが展開しているnanacoとの連携など注目ポイントが盛りだくさんです。

今回はセブンイレブンが新しく開始する「セブンペイ(7pay)」の特徴やメリットについて詳しくまとめていきます。

1.セブンペイ(7pay)とは?

(1)セブンペイ(7pay)の概要

セブンペイ(7pay)は、コンビニ最大手でもあるセブンイレブンが満を持してリリースするスマホ決済サービスです。セブンイレブンアプリから登録を行い、リリース後に専用アプリのリリースを予定しています。

支払い方法には、「QRコード」「バーコード」を採用しており、精算方法には、セブンイレブン店頭での現金チャージ、クレジットカード、セブン銀行口座を利用できます。

(2)バーコード決済によるカンタン支払い

セブンペイ2

引用元|セブンイレブン

セブンペイは、店舗読取型(店員がバーコードを読み取る)の決済サービスです。
従来多くの店舗で採用されていた「利用者提示型(ユーザーがQRコードを読み込む)」ではないので、支払いが非常に早いです。

公式サイトの説明によると、セブンイレブンアプリの「支払いボタン」をタップし、表示されたバーコードを読み取るだけの2ステップで支払えるようです。

レジ前での決済が従来よりもスムーズに流れることが期待されています。

(3)PayPay/LINEPayにも対応

7pay(セブンペイ)のリリースと同時に、セブンイレブンでは『PayPay』、『メルペイ』、『LINE Pay』の国内3社および『アリペイ(Alipay)』、『WeChat Pay(微信支付)』の海外2社を加えた5社のバーコード決済サービスについても利用可能となります。

(4)セブンペイ(7pay)の開始時期はいつから?

セブンペイは7/1(月)にリリースされました。
ただし、アプリの更新等で現在アクセスが集中し、利用しづらい状況です。
アプリの更新すら出来ずにモヤモヤしている方も多いでしょう。
セブンペイ 7pay利用登録で無料クーポン1枚プレゼント、1,000円チャージでもう1枚プレゼント
リリース記念で「おにぎり1個無料キャンペーン(※)」も実施しているので、早めに復旧してほしいものです。

※ キャンペーンで貰えるおにぎり無料のクーポン券は、翌日発送される仕様です。当日すぐに使えるわけではないので、ご注意ください。

2.セブンペイ(7pay)の特徴やメリットは?

セブンペイ(7pay)の特徴やメリットを見ていきましょう。他のスマホ決済サービスにはない、どのような機能があるのでしょうか?

(1)決済機能以外も充実させる

スマホ決済サービスとして、お買い物をよりスムーズにさせるメリットはもちろんありますが、決済機能以外の部分で幅広いメリットを提供することが公表されています。

例えば、スマホ決済サービスと関連させたポイントプログラムなどが魅力です。

セブンイレブンが独自で行なっているnanacoサービスや、セブン&アイ・ホールディングス内での、横断的なロイヤリティプログラム、セブンマイルプログラムとの連携など、セブンペイ(7pay)の利用によって、あらゆる買い物やサービスから、お得なポイントが溜まるような仕組みを予定しています。

また、送金や割勘などの機能に加え、グループ会社とのアプリ連携、外部アプリへの機能提供など、幅広く利便性を高めるような戦略をとっています。

(2)使える場所は?

セブンペイ(7pay)は、セブン&アイ・ホールディングスの傘下企業がリリースするサービスでもあるため、グループ内企業の店舗での利用が可能となるでしょう。

また、グループ外の加盟店での利用も促進することを打ち出しており、幅広いお店で使えるようになることが予想されます。

(3)精算方法は?

スマホ決済によって支払った金額の精算方法としては、セブンイレブン店頭での現金チャージ、クレジットカード、セブン銀行口座の3つが予定されています。

現金チャージでも使えますので、10代の若い人でも利用ができるメリットがあります。

(4)nanacoとの連携は?

セブンイレブンといえば、独自のポイントプログラムnanacoが有名です。nanacoとの連携状況としては、下記3点が重要です。

  • 利用金額200円につき1ポイント貯まる
  • nanncoポイントをセブンペイ残高にチャージできる
  • nanaco残高が確認できる

他のペイ系サービスに比べると、ポイントの還元率は低めです(0.5%)。以前はnanaco支払い100円につき1ポイントの付与率だったため、以前に比べるとポイントが貯まりにくくなったのは残念なところです。

また、nanacoの残高確認などは出来ますが、現状、セブンペイでnanaco支払いをする機能がありません。
nanaco残高で支払いたい場合は、これまで通り、nanacoカードで支払う必要があります。
これも、できればセブンペイでnanaco残高払いが出来るようになると、嬉しいところです。

9月からは、「セブンマイルプログラム」というプログラムがはじまり、200円ごとに1マイル貯まるようになります。
貯まったマイルは50マイル単位でnanacoポイントに交換できるようになります(50マイル=50ポイント)

3.セブンペイ(7pay)のキャンペーンやポイントは?

スマホ決済サービスといえば、大規模なキャンペーンやポイントなどが目玉になっていますよね。

キャンペーン目当てで、サービスを選ぶという人も多いと思います。セブンペイ(7pay)では、どのようなキャンペーンが展開されるのでしょうか。

(1)キャンペーンは?

セブンペイ キャンペーン

引用元|セブンイレブン

2019年10月31日(木)までの期間限定でnanacoポイント2倍キャンペーンが実施されます。

具体的には、通常のポイント付与(1ポイント/200円)に加え、キャンペーンで200円ごとに1ポイントが付与されるようになります。
セブンマイルとあわせると、キャンペーン期間中は、実質的に1.5%の還元率となります。

スマホ決済サービスのキャンペーンの傾向も考えると、グループ会社でのクーポンや還元キャンペーン、セブンイレブンと連動したキャンペーンなども予想されます。

(2)ポイントについて

セブンペイ(7pay)を利用することで、nanacoポイントを貯めることができます。

nanacoポイントカードについては、これまでnanacoモバイルがAndroidアプリにしか対応していなかったため、セブンペイ(7pay)アプリのリリースによって、iPhoneユーザーでも、スマホでnanacoポイントを貯めることが可能となります。

また、nanacoポイントをスマホ決済に充当できるといったサービスについては、まだ情報が公開されていないため、対応するかどうかは不明です。

4.まずはセブンイレブンアプリをダウンロード

セブンペイを使うためには、まずはセブン-イレブンアプリを入手する必要があります
セブンイレブンアプリをインストールし、会員登録をすると、セブンペイが使えるようになります。

支払い方法(クレジットカード)等の登録方法は不明ですが、セブン-イレブンアプリの会員登録だけなら、「メールアドレス」「生年月日」「お住まい(地域)」「性別」などを入力し、利用規約に同意するだけでカンタンに完了します。

これからセブンペイを使ってみたい方は、まずはセブン-イレブンアプリをインストールし、会員登録をしておきましょう。

5.コンビニのキャッシュレス参入と競争について

コンビニエンスストア最大手のセブンイレブンがスマホ決済サービスに参入しました。
これで、2019年7月から、「ローソンスマホペイ」「ファミペイ」「セブンペイ(7pay)」というコンビニ大手3社がスマホ決済サービスに揃い踏みという状況になります。

スマホ決済サービスとしても競争が激化する中、「コンビニ系スマホ決済サービス」としての競争も激しくなりそうです。
ここでは、コンビニがスマホ決済サービスに参入する強みや、大手3社の競争について分析していきます。

(1)コンビニ大手3社が揃うスマホ決済サービス

コンビニ大手3社の中では、「ローソンスマホペイ」が先立ってリリースされ、現在拡大を続けています。それに続く形で「ファミペイ」「セブンペイ(7pay)」がリリースされます。

コンビニ自体、利用頻度が高く、キャンペーンを打ち出すことによる集客効果が高く、効率的なユーザー獲得が狙えるという強みがあります。

(2)セブンイレブンはグループネットワークの強みを活かす

業界最大手でもあるセブンイレブンは、セブン&アイ・ホールディングスという幅広いネットワーク機能が強みでもあります。

セブンペイ(7pay)のリリースによって、まずはグループ内店舗での利用が開始できる上でに、グループ内での連携を活かした利便性で差別化を図ることができます。

また、nanacoポイントやセブンマイルプログラムなど、幅広いポイントプログラムとの連携も魅力です。

(3)ローソン・ファミリマートは?

ローソンが展開する「ローソンスマホペイ」では、商品をレジに通すことなくお買い物ができる「ローソンスマホレジ」サービスを拡大しています。これによって、スマホ決済サービスに「無人レジ化」という付加価値をつけ、他社との差別化を図っています。

また、同一アプリ内でのクーポン機能などで強みを持っています。

ファミリーマートがリリースを予定している「ファミペイ」は、「オールインワンアプリ」と「オープン主義」というコンセプトを掲げています。

アプリ1つに、決済、クーポン、ポイントなどの機能を一本化し、利便性の向上を図っています。また、ファミリーマート以外での導入も積極的に狙っており、幅広い加盟店での対応や、dポイント や楽天スーパーポイントとの連携などで、差別化を図っています。

まとめ

コンビニ業界最大手のセブンイレブンがついにスマホ決済サービスに参入することが決定されました。大規模なグループ企業ネットワークを活かしたメリットに注目です。

また、これまでセブンイレブンが行なってきたnanacoポイントとどのように連携をとっていくのかも目が離せません。

コンビニ大手3社が参入するキャッシュレス業界、今後ますます競争が激しくなっていくことでしょう。

服部
監修
服部 貞昭(はっとり さだあき)
東京大学大学院電子工学専攻(修士課程)修了。
CFP(日本FP協会認定)、2級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)。
ベンチャーIT企業のCTOおよび会計・経理を担当。
税金やお金に関することが大好きで、それらの記事を2000本以上、執筆・監修。
「マネー現代」にも寄稿している。
エンジニアでもあり、賞与計算ツールなど各種ツールも開発。
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