AI軽減税率判定機 -10or8 Checker- をリリース
AI(人工知能)が軽減税率を判定する「AI軽減税率判定機 -10or8 Checker-」を、リリースしました。
■AI軽減税率判定機 -10or8 Checker-
https://zeimo.jp/discriminator
開発の背景
2019年10月の消費税増税と同時に軽減税率制度が始まります。
軽減税率制度は日本で初めて導入される制度であるため、消費者・事業者のどちらでも混乱が生じることが予想されます。
そこで、品目や商品名を入力したら、軽減税率かどうかを教えてくれるサービスがあったら便利だろう、と考えて開発しました。
品目や商品名は多くあり、人が手作業ですべて判定するのは不可能ですので、先進的なAI技術を活用することで税率を判定することにしました。
サービスの概要
「AI軽減税率判定機 -10or8 Checker-」は、品目や商品名を入力するだけでAIが軽減税率を判定するサービスです。
以下、3つの特徴があります。
①品目・商品名を入力するだけでAIが税率を判定
品目や商品名を入力するだけでAIが軽減税率かどうかを判定します。判定で返す税率は以下のとおりです。
- 軽減税率8%
- 標準税率10%
- 軽減税率8%・標準税率10%のどちらもあり得る
- 非課税(対象外を含む)
- 消費税なし(無料または取引の対象外)
②理由説明と参考記事も表示
税率を表示するのと同時に、その品目がなぜ軽減税率または標準税率になるのか、理由説明も表示します。また、「消費税・軽減税率情報Cafe」サイト内で参考となる記事も表示します。
(説明の例)
- アルコール分1度以上であれば標準税率10%。アルコール分1度未満であれば軽減税率8%。
- 食品であれば軽減税率8%。医薬品・医薬部外品等であれば標準税率10%。
- 食品の購入または持ち帰り(テイクアウト)は軽減税率8%、店内飲食(イートイン)は標準税率10%。
③判定精度によってAIコメントを表示
判定の精度によってAIコメントを表示します。正解している確率が高い場合には「合っている自信があります!」、正解している確率が低い場合には、「自信がありません。間違っているかもしれません。」などどコメントが表示されます。
※ただし、正解している確率が高い場合でも、正解であることを保証するものではございません。
【注意事項】
2019年10月1日時点の税率に基づいて計算しています。税率は変更されることがあります。
本判定機は、個人的に簡易に税率を判定するための用途にご利用ください。実際の税率と異なる場合もございます。また、AIによる自動判定のため、間違った回答を返す可能性もございます。
本判定機を利用して、不利益や損害等が発生したとしても、当社は一切の責任を負いませんので、ご了承ください。
消費税申告の際には、それぞれの品目の税率について、必ず税務署または税理士にご相談ください。
【今後の展望】
<機能面>
AIが判定した税率が合っているかどうか、利用者に質問して回答してもらうフィードバック機能を追加する予定です。これによって、AIと人のコラボによる学習が可能になります。
<スマホアプリ化>
買い物先でも手軽に利用できるように、iPhone, Android向けにアプリ化する予定です。